日本エコミュージアム研究会

Japan Eomuseological Society

 
 

メルマガ160号

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日本エコミュージアム研究会メールマガジン   160号   <2022.2.1>

発行人:吉兼秀夫  編集:中野喜吉

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【目次】

1.2022-2023役員選挙告示

2.「講義でのエコミュージアムの導入」

3.事務局からのおしらせ

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1.2022-2023役員選挙告示

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* 日本エコミュージアム研究会2022-2023役員選挙告示 *

選挙管理委員: 北野信久、野間直彦、福田良彦

会員のみなさまへ

2年毎の役員選挙の次期となりました。

次の日程で選挙を行います。前159号メルマガでも予告の通り

「役員選挙規定」 http://www.jecoms.jp/kiyaku/

にしたがって、行います。

来週、郵送される投票用紙にて投票をお願いします。

■日本エコミュージアム研究会2022-2023役員選挙■

●選挙日程

告示     :2022/2/1 (このメルマガ)

推薦するとき :2022/2/10 事務局到着まで

投票用紙   :2022/2/12 有効名簿と共に郵送予定

投票締切   :2022/2/21 消印有効

開票作業   :2022/2/26(土)又は2/27(日)

(選挙管理委員の作業日程調整中)

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2.「講義でのエコミュージアムの導入」

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法政大学・須田英一

私が担当する大学の講義では、エコミュージアムの紹介を行っている。

1つは「博物館経営論」である。2回の「博物館の企画運営」についてを設け

ているが、その1回に「エコミュージアムの理念と経営」を講義している。もう

1回は「ユニバーシティ・ミュージアムの歴史と経営」であり、その中で2016年

の『エコミュージアム研究』20でまとめた「島根大学まるごとミュージアム」

(馬場憲一・須田英一「大学が主体となったエコミュージアム的取り組みにつ

いて-その活動の実態と課題を中心に-」)の内容を、大学博物館の活動の一

つとして紹介している。

1つは教職課程科目でもある「地誌」である。「テーマで見る地誌」というシ

リーズの中で、「地域文化再生とエコミュージアム活動」と題して、地域の特

性を示す地域資源の観点からエコミュージアムについて講義している。

もう1つは「文化環境創造論」である。「世界における文化環境創造の取り組

みと実践」というシリーズの中で、「フランスのエコミュージアム活動と文化

環境」と題して、文化環境創造の観点からエコミュージアムについて講義して

いる。

以上のように、それぞれ講義内容の目的に応じて、注目点を変えながらエコ

ミュージアム活動について紹介している。初めてエコミュージアムという言葉

を聞く学生も多いが、興味を持って聞いてくれているようだ。

(須田英一)

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3.事務局からのおしらせ

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投票締切は2月21日(月)ですが、投票用紙が届きましたら、お忘れにならな

いうちに投函下さい。

会員お一人一人の行動が、会の活動を進めます。行事への積極的なご参加を

お待ちしています。

≪以下は毎号同じです。≫

▼会員の皆さん、それぞれの持ち場での活動の「ひとコマ」をご紹介下さい。

また、掲載された記事に対してのご意見、ご質問もお寄せ下さい。

メルマガを待って読んでいただけるよう内容を充実させるのも会員お一人お一

人のご参加が決め手です。ご投稿いただきたい記事として

1.ご自分の地域、あるいは訪問した「各地の活動から」

2.皆に知らせたい「行事予定のご案内・参加募集」

3.過去に訪れた場所への「気になる地域へのお伺い(質問)」

4.今後「会に望む活動」等など、特にテーマを絞りませんのでどしどし投稿

下さい。

▼ 会員外も含む、エコミュージアムに関心をお持ちの方々の情報交換の場と

してのメーリングリスト[エコミュージアムML]があります。

会員外も参加いただけますので、お知り合いにもご紹介ください。

1.お名前(本名)

2.E-mailアドレス

3.お住まいの都道府県名を事務局までお知らせください。

メルマガ159号

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日本エコミュージアム研究会メールマガジン   159号  <2022.1.15>

発行人:吉兼秀夫  編集:中野喜吉

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新春を迎えました。変異を続ける「コロナ19」3年目となりました。以前の

「当たり前」の生活に戻るには、少なくとも今までの時間くらいは我慢が必要

ではないかと考えています。こんな時代になってしまったからこその考えかた

何かひとつでもプラス方向にしたいと思います。(中野)

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【目次】

1.間もなく役員改選

2.「神島の自然をたずねて」

3.事務局からのおしらせ

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1.間もなく役員改選

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間もなく、2年に一度の役員改選です。普段の会の活動状況を顧みて、それ

ぞれのお考えを運営に反映出来るようこの機会を生かして下さい。

「規約」のページの役員選挙規定の項に「会員は、5名以上の連署を持って本人

の承諾を得て会長候補者及び理事候補者を推薦することができる。」とありま

す。新しい理事の誕生で新たな会の発展を期待します。

(機関誌26号 P.60)   http://www.jecoms.jp/kiyaku/

○役員選挙規定 (一部を抜粋)

2 選挙に際し、選挙人は被選挙者名簿の中から投票用紙に会長1名、理事10名

までを連記し、無記名で選挙管理委員会へ所定の投票締切日までに郵送する。

3 選挙に際し、会員は、5名以上の連署を持って本人の承諾を得て会長候補者

及び理事候補者を推薦することができる。

また、理事会は本人の承諾を得て会長候補者及び理事候補者を推薦することが

できる。

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2.「神島の自然をたずねて」

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中野喜吉(宮川流域エコミュージアム)

「歌島は人口千四百、周囲一里に充たない小島である」と始まる三島由紀夫

の「潮騒」の舞台となった鳥羽市・神島に例年にない穏やかな気候の12月フィ

ールドワークに参加しました。佐田浜マリンターミナルを10時45分発の定期船

に乗り込みました。およそ40分の船旅です。「神島」はお隣の愛知県・伊良子

岬へは3Km程の距離ですが速い潮の流れを避けておよそ14Km離れた鳥羽市の行政

区に入っています。この日、三重県総合博物館・学芸員の津村善博、中川良平

お二人の解説で単なる観光とはひと味違った伊勢の離島の散策が楽しめました。

三島由起夫が訪れた1953年(昭和28)頃は、小説の書き出しの様に1,400人程

いた人口も現在は326人(2021年現在)と4分の1以下の過疎の島となっています。

島内に発電設備があるとは言え少し海が荒れれば1日4便だけの市営の定期船

が止まり正に孤島となります。

その島は、何万年もの大きな地殻の動きの中で日本列島をつくり出して来た

証となる貴重な顔を見せてくれています。日本列島にはドイツ人のE.ナウマン

が指摘した大断層線「中央構造線」を境に大陸側(北側)の領家帯と太平洋側

は南に向かって三波川帯、秩父帯、四万十帯とそれぞれの地域名から名付けら

れた地殻帯があるそうです。また「付加体」(accretionary prismアクリショ

ナリ・プリズム)と呼ばれる日本列島を形作る地質構造の名称を教わりました

。海洋プレートが大陸プレートの下へ潜り込むとき海側の堆積物が削れて陸側

にくっつく、その形状から名付けられたものの様です。それらが圧力やマグマ

の熱により色んな岩石が作られて来ました。黒色片岩、泥質片岩、付加体から

発生した混合した岩石メランジュ等々、島の両端でそれらが顔を出している際

を見て歩きました。

漁師・新治と海女・初江の映画のシーンを思い出しながら高台の「監的哨跡」

に着いた時は一周しても4km程の小さな島ですがそこまでの急な坂道に少々息

が切れました。文芸作品の舞台に触れながら又、地球の大きな自然の営みの一

端に接する事の出来る小さな旅でした。

*監的哨:第二次世界大戦時、伊良湖から撃つ砲弾の着弾を観測した所。

(中野喜吉)

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3.事務局からのおしらせ

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間もなく選挙ですが、2年以上年会費の納入が遅れていると投票の権利があ

りません。お忘れの方は今すぐ会費をお振込下さい。

会員お一人一人の行動が、会の活動を進めます。行事への積極的なご参加を

お待ちしています。

≪以下は毎号同じです。≫

▼会員の皆さん、それぞれの持ち場での活動の「ひとコマ」をご紹介下さい。

また、掲載された記事に対してのご意見、ご質問もお寄せ下さい。

メルマガを待って読んでいただけるよう内容を充実させるのも会員お一人お一

人のご参加が決め手です。ご投稿いただきたい記事として

1.ご自分の地域、あるいは訪問した「各地の活動から」

2.皆に知らせたい「行事予定のご案内・参加募集」

3.過去に訪れた場所への「気になる地域へのお伺い(質問)」

4.今後「会に望む活動」等など、特にテーマを絞りませんのでどしどし投稿

下さい。

▼ 会員外も含む、エコミュージアムに関心をお持ちの方々の情報交換の場と

してのメーリングリスト[エコミュージアムML]があります。

会員外も参加いただけますので、お知り合いにもご紹介ください。

1.お名前(本名)

2.E-mailアドレス

3.お住まいの都道府県名を事務局までお知らせください。

メルマガ158号

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日本エコミュージアム研究会メールマガジン   158号  <2021.12.10>

発行人:吉兼秀夫  編集:中野喜吉

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我が家から見え町内の最高峰・獅子が岳(標高733m)には直径100m程の風車が

25基そびえ立ち、手前に見える300m足らずの小山は太陽光パネルで丸坊主にな

った。脱炭素社会、その為の具体策クリーンな発電システム。結果、先ず元に

は戻らないだろう緑の景観。SDGs、15番には「『陸の豊かさも守ろう』陸上生

態系の保護、回復および持続可能な利用の推進、森林の持続可能な管理、砂漠

化への対処、土地劣化の阻止および逆転、ならびに生物多様性損失の阻止を図

る。」と謳う。SDGsの辿り着くこの先、どんな世界か?(N)

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【目次】

1.全国大会、オンラインで開催される

2.「持続可能なエコミュージアムづくりについて」

3.事務局からのおしらせ

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1.全国大会、オンラインで開催される

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12月5日、参加者45名(会員外22名含む)で開催されました。

桜美林大学・浜田弘明教授を講師に迎え「博物館法改定、学芸員養成課程から

見た今後の博物館活動とエコミュージアム」と題して講演を頂きました。日本

の学芸員制度の成り立ちから最新の「博物館法」改定の話題までエコミュージ

アムにとって興味深い内容でした。内容は、機関誌27号に掲載予定です。

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2.「持続可能なエコミュージアムづくりについて」

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馬場 憲一 (法政大学)

「エコミュージアム」と称する活動は、日本各地で様々な形で展開していま

す。その活動は同好の仲間が任意で集まって私的に活動するもの、NPOなど組織

された団体による活動、自治体が関わり取り組んでいるものなどいろいろな形

で運営されているように思います。今回取り上げるのは、それらのうち自治体

が関わり活動しているエコミュージアム事業です。

ところで、私の持論は、エコミュージアムは ” 博物館(ミュージアム)”であ

り、社会教育(生涯学習)機関と規定しその視点から論ずべきものと考えていま

す。それ故、一義的には地域の人々がその土地の文化や歴史・民俗、さらに自

然などを学習することによって人づくりに貢献するとともに、結果として地域

社会の発展に寄与し継続的に運営されることによって地域の人々の学習する権

利を保障する教育(学習)機関と理解しています。

エコミュージアムをそのようなものとして理解し、1980年代末に日本に紹介

されてからの自治体のエコミュージアム事業への取り組みをみていくと、多く

の場合、その始まりは首長選に出馬した候補者が、まちづくり政策の一環で選

挙公約に掲げ、当選後にその自治体のエコミュージアム事業がスタートすると

いうケースが比較的多かったように思います。首長によるまちづくり政策の中

で取り組まれてきていたために、その首長が次の選挙で落選したり、また首長

が交代しなくてもエコミュージアム事業に取り組んできた自治体が合併などに

よって新しい自治体に生まれ変わったりするとそれまで行われていたエコミュ

ージアム事業の予算が削られ行政が関わることもなくなり、次第に事業が縮小

していくような事態も生じてきています。

これは行政に通じている人なら誰でもわかることですが、エコミュージアム

の取り組みが行政の中に十分な理解とコンセンサスが得られてきていなかった

結果であると同時に、行政内にその事業を行う十分な運営組織がつくられてい

なかったことに起因すると思います。自治体が取り組むエコミュージアム事業

にはこのような大きな課題があります。

エコミュージアム事業が開始されてからそれまでの自治体の取り組みによっ

て、住民とともに地域の文化遺産を調べたり、ガイドボランティアを養成した

り、地域の歴史講座や見学会、自然の観察会などを開催したりして、従来型の

博物館に近い事業を実施してきていたにもかかわらず、予算が付かずそれらの

事業が次年度からは継続することが困難になってしまうようなことを経験され

た方も多いと思います。

私はこの現状を先日(2021年11月7日)東京都三鷹市で開催された本会の関東例

会の折に「料理に例えるならば、料理のメニューは揃えているが、その料理を

盛り付ける器を考えてこなかったからだ」と話しました。エコミュージアム事

業という「料理」を揃えてもそれを提供する「器」、つまりミュージアム(博物

館)としての目的をはじめ専門職員である学芸員や博物館機能の規定など組織を

動かすためのエコミュージアムとしての「館則」(注…自治体が博物館や資料館

などを設置する場合、通常、必ずその自治体の条例で館則などを定めています)

を作っていませんから、予算が付かなくなればエコミュージアム事業はそこで

終了となります。

先に述べたようにエコミュージアムは自治体が事業として展開する場合は、

公教育を担う教育(学習)機関として地域のことを学ぶ人々の学習する権利を永

続的に保障していくことが求められます。このため全国各地の自治体で取り組

まれているエコミュージアム事業の継続性を担保し持続可能なものにしていく

ための仕組みづくりについて本会においても研究と議論を活発に行っていく必

要があることを強く感じています。             (馬場憲一)

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3.事務局からのおしらせ

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会員お一人一人の行動が、会の活動を進めます。行事への積極的なご参加を

お待ちしています。

≪以下は毎号同じです。≫

▼会員の皆さん、それぞれの持ち場での活動の「ひとコマ」をご紹介下さい。

また、掲載された記事に対してのご意見、ご質問もお寄せ下さい。

メルマガを待って読んでいただけるよう内容を充実させるのも会員お一人お一

人のご参加が決め手です。ご投稿いただきたい記事として

1.ご自分の地域、あるいは訪問した「各地の活動から」

2.皆に知らせたい「行事予定のご案内・参加募集」

3.過去に訪れた場所への「気になる地域へのお伺い(質問)」

4.今後「会に望む活動」等など、特にテーマを絞りませんのでどしどし投稿

下さい。

▼ 会員外も含む、エコミュージアムに関心をお持ちの方々の情報交換の場と

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会員外も参加いただけますので、お知り合いにもご紹介ください。

1.お名前(本名)

2.E-mailアドレス

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メルマガ157号

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日本エコミュージアム研究会メールマガジン   157号  <2021.11.09>

発行人:吉兼秀夫  編集:中野喜吉

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【目次】

1.関東例会、開催される

2.「地域の中のエコミュージアム」

3.事務局からのおしらせ

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1.関東例会、開催される

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11月7日、会員25名(現地参加者12名、リモート参加者13名)で、市民の参加20

数名で50名余りで開催されました。報告会と現地見学会に参加した方の何人か

に伺う限り、「東京都心に近い自治体でこのような活動が行われていることに

驚き共感を覚えた」などの声を聞く(担当理事からの報告)ことが出来ました。

詳細な報告は、機関誌27号に掲載予定です。

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2.「地域の中のエコミュージアム」

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森屋雅幸

私は山梨県都留市小形山にある尾県郷土資料館を拠点にして活動する、地元

のボランティア組織である協力会に参加しています。資料館は明治時代に建築

された旧尾県学校校舎(山梨県指定文化財)で、建築当時から現地で保存され

ています。資料館の前庭には協力会が作成した小形山イラストマップが設置し

てありますが、そこに描かれた史跡・名所の整備にも協力会は携わってきまし

た。このイラストマップを眺めていると、協力会が地域をまるごと博物館とし

て捉えるエコミュージアムに通じる活動に取り組んできたことに気が付かされ

ます。同じ市内で数年前、ある集落の神社の氏子さんから、神社の集会所を資

料館のように地域の歴史や名所を伝える場所にしたいという構想を伺ったこと

があります。こうした構想もエコミュージアムに通じるものであったと振り返

ります。エコミュージアムと謳ってはいないけれど、それに類した活動は、実

は様々な地域の中で黙々と取り組まれているのではないかと思います。そうし

た地域の中のエコミュージアムの活動に目を向けて、研究と実践に活かしてい

きたいと思います。                    (森屋雅幸)

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3.事務局からのおしらせ

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間もなく12/5には、大会開催されます。参加申込みまだの方、奮ってのご参

加お忘れなく申込みをお待ちしてます。

http://www.jecoms.jp/2021/10/15/2021taikai-annai/

会員お一人一人の行動が、会の活動を進めます。行事への積極的なご参加を

お待ちしています。

≪以下は毎号同じです。≫

▼会員の皆さん、それぞれの持ち場での活動の「ひとコマ」をご紹介下さい。

また、掲載された記事に対してのご意見、ご質問もお寄せ下さい。

メルマガを待って読んでいただけるよう内容を充実させるのも会員お一人お一

人のご参加が決め手です。ご投稿いただきたい記事として

1.ご自分の地域、あるいは訪問した「各地の活動から」

2.皆に知らせたい「行事予定のご案内・参加募集」

3.過去に訪れた場所への「気になる地域へのお伺い(質問)」

4.今後「会に望む活動」等など、特にテーマを絞りませんのでどしどし投稿

下さい。

▼ 会員外も含む、エコミュージアムに関心をお持ちの方々の情報交換の場と

してのメーリングリスト[エコミュージアムML]があります。

会員外も参加いただけますので、お知り合いにもご紹介ください。

1.お名前(本名)

2.E-mailアドレス

3.お住まいの都道府県名を事務局までお知らせください。

メルマガ156号

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日本エコミュージアム研究会メールマガジン   156号  <2021.10.15>

発行人:吉兼秀夫  編集:中野喜吉

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【目次】

1.2021日本エコミュージアム研究会全国大会・開催おしらせ

2.事務局からのおしらせ

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1.2021日本エコミュージアム研究会全国大会・開催おしらせ

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大会実行委員長:江水是仁

1. 全国大会のねらい

現在、博物館法の改正への動きがみられる。そのなかで、博物館の役割として

、より積極的に地域づくりにかかわることを明記する動きがある。また、大学

の学芸員養成課程で開講されている「博物館資料保存論」では、エコミュージ

アムについて触れることになっており、学芸員有資格者はエコミュージアムに

関する知識を有している。さらに、学芸員有資格者のキャリア形成において、

学芸員としてその多くは就職できないものの、学芸員養成課程で得られた知見

により、地域づくりなどを扱う分野-文化行政や観光協会、地域づくりを扱うN

PO法人の職員など-での就職の可能性も大きいものと思われる。

そこで、相模原市立博物館で学芸員として市民連携などとかかわり、現在は

桜美林大学で学芸員養成課程を担当しつつ、文化庁「文化審議会博物館部会

法制度の在り方に関するワーキンググループ」のメンバーである浜田弘明氏か

ら、これからの博物館の在り方と、エコミュージアムの可能性についてご講演

いただき、博物館法や大学での人材育成の立場からエコミュージアムをめぐる

最新の動向を共有し、今後のエコミュージアムの可能性について議論を深める。

2.全国大会のテーマ

博物館法改定、学芸員養成課程からみた今後の博物館活動とエコミュージア

3.開催日時

2021年12月5日(日)午後2時から午後4時まで

Zoomによるオンライン開催

4.当日の流れ

13:30~    Zoom受付開始

14:00~14:05  大会委員長挨拶

14:05~15:05  浜田弘明先生講演

15:05~15:15  休憩

15:15~15:55  参加者からの質疑対応

15:55~16:00  会長からのコメント

16:00      終了

5.申し込み方法

12月3日(金)午後5時までに、以下のURLを通して申し込み

申込者には大会開催前日までに、zoomのURLをメールにて送信

https://forms.gle/4bvCM8mKpPCXxWQ69

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2.事務局からのおしらせ

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関東例会に続いての全国大会のおしらせです。

皆さんのご参加と共に、会員外のお知り合いにも、ご案内下さい。

会員お一人一人の行動が、会の活動を進めます。行事への積極的なご参加を

お待ちしています。

≪以下は毎号同じです。≫

▼会員の皆さん、それぞれの持ち場での活動の「ひとコマ」をご紹介下さい。

また、掲載された記事に対してのご意見、ご質問もお寄せ下さい。

メルマガを待って読んでいただけるよう内容を充実させるのも会員お一人お一

人のご参加が決め手です。ご投稿いただきたい記事として

1.ご自分の地域、あるいは訪問した「各地の活動から」

2.皆に知らせたい「行事予定のご案内・参加募集」

3.過去に訪れた場所への「気になる地域へのお伺い(質問)」

4.今後「会に望む活動」等など、特にテーマを絞りませんのでどしどし投稿

下さい。

▼ 会員外も含む、エコミュージアムに関心をお持ちの方々の情報交換の場と

してのメーリングリスト[エコミュージアムML]があります。

会員外も参加いただけますので、お知り合いにもご紹介ください。

1.お名前(本名)

2.E-mailアドレス

3.お住まいの都道府県名を事務局までお知らせください。

メルマガ155号

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日本エコミュージアム研究会メールマガジン   155号  <2021.10.10>

発行人:吉兼秀夫  編集:中野喜吉

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【目次】

1.2021関東例会、開催間近

2.「エコミュージアムを観光に援用」

3.事務局からのおしらせ

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1.2021関東例会、開催間近

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テーマ「都市部自治体のエコミュージアム活動への挑戦」

―三鷹まるごと博物館の実践と課題―

開催趣旨

東京都三鷹市が2002年度から取り組んできているエコミュージアム事業を具体

的に理解するため、その活動と実践などの報告を聞き、モデル事業を展開して

いる現地を見学しその課題などを学ぶ。

日時

2021年11月7日(日)  午後1時~4時40分

参加申込みと締切り

三鷹市と共催ですので、参加定員を会場参加者15名、オンライン参加者25名と

させていただきました。

参加をご希望される方は下記の申し込みフォームからお願いいたします。

【会場参加希望】 https://forms.gle/mi5KhbZP4k1mwMWo9

【オンライン参加】 https://forms.gle/aFuaNhxFQos3KHMF6

参加申込みの締切りは10月29日(金)

オンライン参加を希望された方には「zoom使用の招待」を

開催3日前の11月4日(木)までにメールで送信するようにいたします。

詳細は:http://www.jecoms.jp/2021/10/01/2021kantou-annai/

(関東例会担当理事:馬場憲一 榎原亮太 森屋雅幸)

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2.「エコミュージアムを観光に援用」

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吉兼秀夫

地域全体を利用してアート作品を展示し、来訪者が地図やアプリなど持ちな

がら作品を見て回るイベントが最近多い。先日「町がまるごと美術館に」とい

うスローガンの九度山芸術祭を訪ねた。また10月初旬から始まった「MIND TR

IAL」という奈良県の吉野町、天川村、曽爾村という3地区で展開するアートイ

ベントを訪ねてみた。アートは当たり前すぎて気づかずにいる地域の景観や資

源に異なる眼差しを向けさせることで新たな気づきをもたらす効果がある。地

域素材を活用した作品や、作者が気に入った展示場所により、日頃は眼差しを

向けることが少なくなった地域の風景や素材、技術を再確認するきっかけを与

えてくれる。1カ所に集めた展示でなく、自然の中や誰も行かなくなった廃墟

や空き施設、空き地に置かれた作品を見て回ることは地域の物語性を呼び起こ

し、新たな物語を生み出す効果ある。当たり前すぎて気づかずにいる宝を探す

活動を私は「地域の記憶の井戸を掘る」と呼んでいる。掘り出された記憶とと

もに井戸を覗き込み、忘れかけた豊かな水脈(宝の鉱脈)を探り当てることが

大切であることを強調している。

私は観光学を専門とする立場からエコミュージアムの思想や活動が博物館学

以外にも幅広く援用できることを実感してきた。観光における「図と地」論と

私が呼んでいる観光対象の考え方において、従来型のお墨付きの観光資源(こ

れを「図」の観光資源と呼ぶ)に加えて人々の生活の営為の中で生まれる生活

文化や環境文化など(これを「地」の観光資源と呼ぶ)が重要な観光対象とし

て意識される時代になってきたと主張している。「図」が来訪のモチベーショ

ンになるのに対し、「地」は満足の源泉となるものである。ただすぐには来訪

のモチベーションにはなりにくく、来訪の磁場を作るためには「地」の図化、

すなわちブランド化が必要と説いている。「地」の図化とは「地」のテリトリ

ーをはっきりさせることある。文化圏の確認とも言えよう。エコミュージアム

にとってキーワードである「テリトリー」は住んでいる人にとっても訪ねる人

にとっても「宝の住処」として守り育てる対象であり、訪問し味わう対象とし

て重要である。エコミュージアムをジグソーパズルと伝言ゲームに例えて私は

解説することが多いが、テリトリー内のパズル(地域の記憶)を組み合わせて

宝の物語を再構成し、伝言ゲームとして「記憶を前に」に伝え、新たな文化を

創造するエコミュージアムの活動が期待されるとともに、コロナ収束後の観光

まちづくり活動の大きな目的になると考えている。      (吉兼秀夫)

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3.事務局からのおしらせ

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会員お一人一人の行動が、会の活動を進めます。行事への積極的なご参加を

お待ちしています。

≪以下は毎号同じです。≫

▼会員の皆さん、それぞれの持ち場での活動の「ひとコマ」をご紹介下さい。

また、掲載された記事に対してのご意見、ご質問もお寄せ下さい。

メルマガを待って読んでいただけるよう内容を充実させるのも会員お一人お一

人のご参加が決め手です。ご投稿いただきたい記事として

1.ご自分の地域、あるいは訪問した「各地の活動から」

2.皆に知らせたい「行事予定のご案内・参加募集」

3.過去に訪れた場所への「気になる地域へのお伺い(質問)」

4.今後「会に望む活動」等など、特にテーマを絞りませんのでどしどし投稿

下さい。

▼ 会員外も含む、エコミュージアムに関心をお持ちの方々の情報交換の場と

してのメーリングリスト[エコミュージアムML]があります。

会員外も参加いただけますので、お知り合いにもご紹介ください。

1.お名前(本名)

2.E-mailアドレス

3.お住まいの都道府県名を事務局までお知らせください。

メルマガ154号

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日本エコミュージアム研究会メールマガジン   154号  <2021.9.30>

発行人:吉兼秀夫  編集:中野喜吉

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【目次】

1.日本エコミュージアム研究会関東例会開催のご案内

2.全国大会の予告

3.宮川流域エコミュージアム、全国大会から17年たった今は?

4.事務局からのおしらせ

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1.日本エコミュージアム研究会関東例会開催のご案内

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会員の皆さんもやっとコロナ感染が一段落し、日常生活を取り戻しつつある

と思います。

かねてより広報しておりました2021年度の関東例会を下記の通り実施すること

にいたしましたのでお知らせいたします。

三鷹市は東京の西郊に位置する自然と人々の生活が調和した街です。1970年代

からコミュニティ政策に力を入れてきた先進的な自治体で、エコミュージアム

活動はそのような中で20年以上にわたり取り組まれてきております。今回の例

会ではそのような活動の実践と課題を考えていきたいと考えております。

多くの会員の皆様の参加をお待ちしておりますので、ぜひ奮ってご参加くださ

い。

関東例会担当理事   馬場憲一 榎原亮太 森屋雅幸

1. テーマ

都市部自治体のエコミュージアム活動への挑戦

―三鷹まるごと博物館の実践と課題―

2. 開催趣旨

東京都三鷹市が2002年度から取り組んできているエコミュージアム事業

を具体的に理解するため、その活動と実践などの報告を聞き、モデル事業を展

開している現地を見学しその課題などを学ぶ。

3. 日時

2021年11月7日(日)  午後1時~4時40分

4. 報告会の会場と見学会の場所

・三鷹ネットワーク大学

三鷹市下連雀3-24-3  三鷹駅前協同ビル 3階

・大沢の里(モデル事業展開の場所)

三鷹市大沢6-10-15 ほか

5. 内容

〔報告会〕 午後1時~2時20分

・三鷹まるごと博物館の取り組みと現状

下原裕司 氏 (三鷹市スポーツと文化部生涯学習課主査・学芸員)

・三鷹まるごと博物館の今後の展望

馬場憲一 (法政大学名誉教授・三鷹市文化財保護審議会会長)

〔見学会〕 午後3時10分~4時40分

(見学会場へは各自、小田急バスを利用しての移動となります)

・水車経営農家 → 出山横穴墓群 → 古民家(ワサビ田)などを見学

6. 開催方法

・コロナ感染対策も考慮し報告会は会場参加とオンライン参加で募集するこ

とにいたしましたが、見学会の参加者は会場参加者のみに限定しての募集とさ

せていただきました。

・人員体制や技術的な問題もあり、見学会のオンライン開催は行わないように

いたしました。

7. 参加申込みと締切り

三鷹市と共催ですので、参加定員を会場参加者15名、オンライン参加者25名と

させていただきました。

参加をご希望される方は下記の申し込みフォームからお願いいたします。

【会場参加希望】       https://forms.gle/mi5KhbZP4k1mwMWo9

【オンライン参加】       https://forms.gle/aFuaNhxFQos3KHMF6

参加申込みの締切りは10月29日(金)とさせていただきますが、定員に限りがあ

りますので定員に達し次第、締切りとさせていただきます。

なお、オンライン参加を希望された方には「zoom使用の招待」を開催3日前の11

月4日(木)までにメールで送信するようにいたします。

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2.全国大会の予告

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全国大会のテーマ

博物館法改定、学芸員養成課程からみた今後の博物館活動とエコミュージアム

開催日時

2021年12月5日(日)午後2時から午後4時まで

Zoomによるオンライン開催

(詳細は次号でおしらせの予定)

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3.宮川流域エコミュージアム、全国大会から17年たった今は?

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中野喜吉

「宮川流域エコミュージアム」はじまりは1996年、大台ヶ原から伊勢湾にそ

そぐ宮川の上流部、宮川村(現在は三重県多気郡大台町)を中心に「奥伊勢フ

ィールド・ミュージアム」と銘打ち、スタートした活動であった。当初は県の

教育委員会の所轄事業であった。

その後1998年に流域の14市町村をまたいで「宮川と共に生きるため、住民

・企業・行政が協働して、地域の豊かな自然・歴史・文化を保全・再生しなが

ら地域の活性化を図る宮川流域ルネッサンス事業を推進し、魅力ある地域を築

く」としての「宮川流域ルネッサンス事業」の内のひとつ文化的地域振興策と

して「宮川流域エコミュージアム」活動が始まった。そこから担当部署が教育

委員会でなく県地域振興部となった。

その後10年間ほどは、活発な活動が続けられてきた。県外は言うに及ばず

遠く海外からも視察、見学にと学生、研究者達も訪れた。又、中国・成都、重

慶へとこちらからも活動の紹介、講演に出向く機会もあった。

しかしながら知事が変わり市長が変わり、県主導から市町に任せるとして下

流部の伊勢市に事務局運営がバトンタッチされ2年ごとに変わる市から出向し

た事務局員にその運営が任され、当初の理念を忘れたあるいは、知らない担当

者になり2018年にはエコミュージアムセンター「宮川流域交流館たいき」が閉

鎖とり、活動の実践部隊である「宮川流域案内人」は、その活動の拠点を

失ってしまった。それでも「宮川流域案内人の会」は、自主的自発的に活動を

続けてきたが、いま当初からの活動者は高齢となり、そこに「コロナ禍」であ

る。「コロナ」以前までは、毎年養成講座も開き新規の会員参加も呼びかけて

来たが、今、全ての動きは止まりこの先の見通しは見えない。

今までの日本エコミュージアム研究会の全国大会の中でも、より盛大な大会

が開けたこの地域の活動がしぼんでいるのは残念である。    (中野喜吉)

2004年9月17~18日・伊勢市サンアリーナにて

「日本エコミュージアム全国大会in宮川流域」

https://www.miyarune.jp/org/eco/taikai/taikai.html

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4.事務局からのおしらせ

================================================================□□□

11月7日の関東例会、12月5日の全国大会、ご予定下さい。

会員お一人一人の行動が、会の活動を進めます。行事への積極的なご参加を

お待ちしています。

≪以下は毎号同じです。≫

▼会員の皆さん、それぞれの持ち場での活動の「ひとコマ」をご紹介下さい。

また、掲載された記事に対してのご意見、ご質問もお寄せ下さい。

メルマガを待って読んでいただけるよう内容を充実させるのも会員お一人お一

人のご参加が決め手です。ご投稿いただきたい記事として

1.ご自分の地域、あるいは訪問した「各地の活動から」

2.皆に知らせたい「行事予定のご案内・参加募集」

3.過去に訪れた場所への「気になる地域へのお伺い(質問)」

4.今後「会に望む活動」等など、特にテーマを絞りませんのでどしどし投稿

下さい。

▼ 会員外も含む、エコミュージアムに関心をお持ちの方々の情報交換の場と

してのメーリングリスト[エコミュージアムML]があります。

会員外も参加いただけますので、お知り合いにもご紹介ください。

1.お名前(本名)

2.E-mailアドレス

3.お住まいの都道府県名を事務局までお知らせください。

メルマガ153号

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日本エコミュージアム研究会メールマガジン    153号  <2021.8.8>

発行人:吉兼秀夫  編集:中野喜吉

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【目次】

1.研究会2021年度研究大会開催される

2.コロナ禍で取り組んでいる2つのこと

3.事務局からのおしらせ

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1.研究会2021年度研究大会開催される

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去る7/25(日)日本エコミュージアム研究会2021年度研究大会がオンライン

で開催され会員外も含めて38名の参加がありました。

川島尚宗氏(広島大学総合博物館)から「広島大学総合博物館のキャンパスま

るごと博物館・地域まるごと博物館構想におけるデジタルコンテンツの作成」、

馬場憲一氏(法政大学)から「日本におけるエコミュージアム的な取り組みに

ついての考察 ―東京都墨田区「小さな博物館」事業の場合―」、

須田英一氏から(法政大学)「横須賀市におけるルートミュージアムと近代化

遺産の保存・活用」

佐藤真奈美氏から(一般社団法人清水沢プロジェクト)「エコミュージアムの

概念を用いた小さな地域でのまちづくりへの挑戦―北海道夕張市・清水沢エコ

ミュージアムの事例―」の4点の発表がありました。

(詳細は、年度末に発行予定の機関誌に掲載予定です)

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2.コロナ禍で取り組んでいる2つのこと

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淺野敏久(広島大学)

すでに大会や研究大会などで何度か報告されていただいていますが,広島大

学総合博物館では,キャンパスまるごと博物館,地域まるごと博物館の活動に

取り組んでいます。前者は開館以来の博物館のコンセプトなので,かれこれ十

数年つづけていることで,後者は当初から意識してはいたものの具体的に動き

始めたのは数年前からです。

広島大学のキャンパスまるごと博物館には,大学の研究成果や収集した学術

標本資料を展示する大学博物館としての側面と,キャンパス内の自然や文化財

に焦点を当てたエコミュージアム的側面の2つの顔があります。大学博物館的な

展示を,本館と各学部などの「サテライト」館で展示しているのでエコミュー

ジアムとしては少し紛らわしいことになっています。キャンパス内の自然や文

化財を対象とする部分については,新型コロナ感染拡大防止の観点から学内へ

の人の出入りを規制しているため,新入学生へのキャンパス案内や,一般市民

を対象とした観察会などが開けなくなってしまいました。2020年度の本博物館

への来館者が前年度の10分の1になってしまったほどです。

そのような中で,遅ればせながら取り組んだのがデジタルミュージアムです。

予算や人力が限られるので,抜本的な対応はできませんが,バラバラだったウ

ェブサイトの入り口を刷新したり,キャンパス内の植栽にQRコード付きのプレ

ート1,000枚を取り付け,実際の樹木とキャンパス内の植物図鑑(ウェブ上のデ

ータベース)と結びつけたり,博物館の施設や活動,その他などについての動

画を作成してYouTubeで配信したりしはじめました。現物の樹木とデータベース

をリンクしたことで,今後,キャンパス内での観察会などで,観察時とは違う

季節の木々の様子(例えば花や実,紅葉など)を観察中にチェックすることが

できます。動画は今のところ授業で活用される事が多いですが,それ以外の方

々にも見ていただけているようで,視聴数が着実に伸びています。コンテンツ

を少しずつ増やしていこうと思っています。リアルのエコミュージアムの活動

の中に,デジタルコンテンツをうまく取り入れていくことで,現地での学びや

体験をより深めていくことができるのではないかと期待しています。

デジタル化と並んで,もう一つ力を入れているのが,地域まるごと博物館の

活動としてエコミュージアム見学ツアーを企画・実施することです。2019年度

に市役所と協働してルートを検討し,モニターツアーを実施しました。翌年度

は実際に立ち上げようと思っていたものの,新型コロナウィルスが広まり出鼻

をくじかれました。ただ,再開に向けての努力はしていて,今年度のここまで

で,学生と一緒にモデルツアーづくりを授業の一環として行い,秋にはツアー

を実施すべく,市民団体や関係機関との調整を進めています。さすがに秋には

コロナの人流抑制もなんとかなるだろうと期待しているところです。

広島大学総合博物館のデジタルミュージアムについては,7月25日のJECOMS研

究大会で報告します(しました)。その報告は「エコミュージアム研究」27号

に掲載予定です。また,後者のツアーに関しても,ツアーを実施できれば「エ

コミュージアム研究」27号で報告するつもりでいます。結果は誌上でご覧いた

だければと思います。

最後に広島大学総合博物館について以下のサイトを参照ください。まだ作り

始めたところなので,中身を作っていくのはこれからです。ご意見やアドバイ

スを頂ければ幸いです。

広島大学デジタルミュージアムのウェブサイト(注:まだ整理されきっていな

いので「広島大学デジタルミュージアム」と文字で検索すると旧サイトが引っ

かかります。次のURLからアクセスお願いします):

https://www.digital-museum.hiroshima-u.ac.jp/

広島大学総合博物館YouTubeチャンネル:

https://www.youtube.com/channel/UCIG-cL-8huBZ9f0sBM57cxQ

(淺野敏久)

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3事務局からのおしらせ

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今までのどこかの会場に集合しての行事に比べれば、直接にお顔を拝見でき

ない寂しさはありますが、会場までの交通費、時間の節約が出来る点は、コロ

ナ後にもメリットある開催方法として残せるかと思います。

今後も、会員であるなしを問わず広く個々人からの直接の呼びかけが参加者を

増やせると思います。積極的なお声がけを期待したいと思います。

会員お一人一人の行動が、会の活動を進めます。行事への積極的なご参加を

お待ちしています。

≪以下は毎号同じです。≫

▼会員の皆さん、それぞれの持ち場での活動の「ひとコマ」をご紹介下さい。

また、掲載された記事に対してのご意見、ご質問もお寄せ下さい。

メルマガを待って読んでいただけるよう内容を充実させるのも会員お一人お一

人のご参加が決め手です。ご投稿いただきたい記事として

1.ご自分の地域、あるいは訪問した「各地の活動から」

2.皆に知らせたい「行事予定のご案内・参加募集」

3.過去に訪れた場所への「気になる地域へのお伺い(質問)」

4.今後「会に望む活動」等など、特にテーマを絞りませんのでどしどし投稿

下さい。

▼ 会員外も含む、エコミュージアムに関心をお持ちの方々の情報交換の場と

してのメーリングリスト[エコミュージアムML]があります。

会員外も参加いただけますので、お知り合いにもご紹介ください。

1.お名前(本名)

2.E-mailアドレス

3.お住まいの都道府県名を事務局までお知らせください。

2021全国大会・開催の案内

大会実行委員長:江水是仁

1.    全国大会のねらい

現在、博物館法の改正への動きがみられる。そのなかで、博物館の役割として、より積極的に地域づくりにかかわることを明記する動きがある。また、大学の学芸員養成課程で開講されている「博物館資料保存論」では、エコミュージアムについて触れることになっており、学芸員有資格者はエコミュージアムに関する知識を有している。さらに、学芸員有資格者のキャリア形成において、学芸員としてその多くは就職できないものの、学芸員養成課程で得られた知見により、地域づくりなどを扱う分野-文化行政や観光協会、地域づくりを扱うNPO法人の職員など-での就職の可能性も大きいものと思われる。
そこで、相模原市立博物館で学芸員として市民連携などとかかわり、現在は桜美林大学で学芸員養成課程を担当しつつ、文化庁「文化審議会博物館部会 法制度の在り方に関するワーキンググループ」のメンバーである浜田弘明氏から、これからの博物館の在り方と、エコミュージアムの可能性についてご講演いただき、博物館法や大学での人材育成の立場からエコミュージアムをめぐる最新の動向を共有し、今後のエコミュージアムの可能性について議論を深める。

2.全国大会のテーマ
博物館法改定、学芸員養成課程からみた今後の博物館活動とエコミュージアム

3.開催日時
2021年12月5日(日)午後2時から午後4時まで

Zoomによるオンライン開催

4.当日の流れ
13:30~    Zoom受付開始
14:00~14:05  大会委員長挨拶
14:05~15:05  浜田弘明先生講演
15:05~15:15  休憩
15:15~15:55  参加者からの質疑対応
15:55~16:00  会長からのコメント
16:00      終了

5.申し込み方法

12月3日(金)午後5時までに、以下のURLを通して申し込み
申込者には大会開催前日までに、zoomのURLをメールにて送信

https://forms.gle/4bvCM8mKpPCXxWQ69

以上

2021関東例会開催のご案内

会員の皆さんもやっとコロナ感染が一段落し、日常生活を取り戻しつつあると思います。
かねてより広報しておりました2021年度の関東例会を下記の通り実施することにいたしましたのでお知らせいたします。
三鷹市は東京の西郊に位置する自然と人々の生活が調和した街です。1970年代からコミュニティ政策に力を入れてきた先進的な自治体で、エコミュージアム活動はそのような中で20年以上にわたり取り組まれてきております。今回の例会ではそのような活動の実践と課題を考えていきたいと考えております。
多くの会員の皆様の参加をお待ちしておりますので、ぜひ奮ってご参加ください。

関東例会担当理事   馬場憲一 榎原亮太 森屋雅幸


1.    テーマ
都市部自治体のエコミュージアム活動への挑戦
―三鷹まるごと博物館の実践と課題―

2.    開催趣旨
東京都三鷹市が2002年度から取り組んできているエコミュージアム事業を具体的に理解するため、その活動と実践などの報告を聞き、モデル事業を展開している現地を見学しその課題などを学ぶ。

3.    日時
2021年11月7日(日)  午後1時~4時40分

4.    報告会の会場と見学会の場所
・三鷹ネットワーク大学
三鷹市下連雀3-24-3  三鷹駅前協同ビル 3階
・大沢の里(モデル事業展開の場所)
三鷹市大沢6-10-15 ほか

5.    内容
〔報告会〕 午後1時~2時20分
・三鷹まるごと博物館の取り組みと現状
下原裕司 氏 (三鷹市スポーツと文化部生涯学習課主査・学芸員)
・三鷹まるごと博物館の今後の展望
馬場憲一 (法政大学名誉教授・三鷹市文化財保護審議会会長)
〔見学会〕 午後3時10分~4時40分
(見学会場へは各自、小田急バスを利用しての移動となります)
・水車経営農家 → 出山横穴墓群 → 古民家(ワサビ田)などを見学

6.    開催方法
・コロナ感染対策も考慮し報告会は会場参加とオンライン参加で募集することにいたしましたが、見学会の参加者は会場参加者のみに限定しての募集とさせていただきました。
・人員体制や技術的な問題もあり、見学会のオンライン開催は行わないようにいたしました。

7.    参加申込みと締切り
三鷹市と共催ですので、参加定員を会場参加者15名、オンライン参加者25名とさせていただきました。
参加をご希望される方は下記の申し込みフォームからお願いいたします。

【会場参加希望】 https://forms.gle/mi5KhbZP4k1mwMWo9
【オンライン参加】 https://forms.gle/aFuaNhxFQos3KHMF6
参加申込みの締切りは10月29日(金)とさせていただきますが、定員に限りがありますので定員に達し次第、締切りとさせていただきます。

なお、オンライン参加を希望された方には「zoom使用の招待」を開催3日前の11月4日(木)までにメールで送信するようにいたします。

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