日本エコミュージアム研究会

Japan Eomuseological Society

 
 

メルマガ75号

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日本エコミュージアム研究会メールマガジン 75号 <2013.11.15>
発行人:吉兼秀夫  編集:中野喜吉
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冒頭が、台風の話題ばかりですが、フイリッピンに甚大な被害をもたらした
巨大台風、昨今「想定外」の言葉が多く聞かれますが、一人の人間にとって生
きていく前には、全てが初体験ばかりです。人類の歴史、地球の歴史も、同様
それにどう対処していくか、その為にどう心構えるかです。

前号にリレーする形で、阿智村からです。

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【目次】
1.今、阿智村のエコミュージアムは…
2. 事務局からのお願い

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1.今、阿智村のエコミュージアムは…
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エコミュージアム研究会メルマガで会員からの原稿を担当しています井原です。
前回の多田さんへの依頼原稿で、阿智村の事が書かれていましたので、早速、
阿智村の会員へ原稿を依頼したところ、阿智村全村博物館の主要メンバーの
羽場さんから原稿が届きました。

会員の原稿に触発されて、会員がそれに応える様なやり取りが、メルマガをに
ぎわすことが大切なことと感じました。
羽場さんの原稿で、満蒙開拓記念館とエコミュージアムに関連した記述があり
ますが、ぜひ、阿智村に再訪したいと思います。               (井原満明)
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[私信] 今、阿智村のエコミュージアムは…

阿智村住民 羽場睦美

早いもので、あの熱く、濃縮された『エコミュージアム全国大会in阿智』から
2年が過ぎました。メルマガに寄稿されるいくつかの町々の催しをディスクトッ
プで眺めなら懐かしく思い起こしていました。
そこに、前回、多田さんの紀行が寄せられました。滿蒙平和記念館と長岳寺の記
事で満たされていました。
「ああ~、多田さん、私の家は長岳寺の隣組…、そして滿蒙記念館の駐車場の20
m上でした…。」
ということで、実はニアミス状態でしたが、お会いすること叶いませんでした。
まことに残念でした。

多田さんと私は、かつて公立動物園の園長同士であり、年に一度の日本動物園
水族館協会の総会の折、何回かお会いしていました。レセプションでは、いつし
か同じテーブルに集まり杯を交わし合うことが多かったように思い出されます。
それぞれ職を離れ、阿智の大会で数年ぶりに再会した次第でした。
さて、前置きが長くなりましたが、前号の多田さんの記事に触発され、この私信
を発信させていただきます。

多田さんの記事にありました長岳寺の中国残留孤児の父-山本慈昭大僧正、そ
して滿蒙平和記念館、そのいずれもが、私の人生の中で大きな位置を占める人と
物です。長岳寺境内に立つ山本先生の胸像は、実は私の作品です。私はブロンズ
彫刻家でもあります。

そして、滿蒙平和記念館、この設立準備会が飯田市に発足した時に請われてア
ドバイザーに就任した平和博物館であり、飯田市内設置を断念した後、阿智村設
置のコディネートを担当させていただいた施設です。設置運動が数年前にスター
トした時、よもや、まさか、私の庭先に建設されることになろうとは思いもかけ
ませんでした。

さて、これらは、当然、阿智村全村博物館構想の中に位置づけられて、配置さ
れています。長岳寺の現住職も滿蒙記念館スタッフも全村博のメンバーです。
ところで、今、阿智全村博が劇的に変わろうとしています。今年中に一般社団法
人阿智全村博物館協会を立ち上げ、園原の里ははき木館、熊谷元一写真童画館な
どを含め村立のミュージアムをエコミュージアム・アソーシエションが運営しよ
うと準備を進めています。そして、いよいよ案内人の組織化、サイトの看板設置
等を全村的に進めていこうと決議しました。

ということで、今年、来年の変化が大きいものと期待されます。じっくり、ゆ
っくり立ち上げてきた阿智のエコミュージアム運動ですが、それが大きく動き出
しそうです。そんなメッセージを囁いて阿智の近況報告とさせていただきます。
どうぞ、また、是非、阿智においでなんしょ!   (羽場睦美)

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2.事務局からのお願い
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会員の皆さん、それぞれの地域での活動の「ひとコマ」をご紹介下さい。
また、掲載された記事に対してのご意見、ご質問もお寄せ下さい。
メルマガを待って読んでいただけるよう内容を充実させるのも会員お一人お一
人のご参加が決め手です。ご投稿いただきたい記事として

1.ご自分の地域、あるいは訪問した「各地の活動から」
2.皆に知らせたい「行事予定のご案内・参加募集」
3.過去に訪れた場所への「気になる地域へのお伺い(質問)」
4.今後「会に望む活動」等など、特にテーマを絞りませんのでどしどし投稿
下さい。

▼ 会員外も含む、エコミュージアムに関心をお持ちの方々の情報交換の場とし
てのメーリングリスト[エコミュージアムML]があります。
会員外も参加いただけますので、お知り合いにもご紹介ください。
1.お名前(本名)
2.E-mailアドレス
3.お住まいの都道府県名を事務局までお知らせください。

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日本エコミュージアム研究会   Japan Ecomuseological Society
事務局:
〒516-2102 三重県度会郡度会町大野木1968-3 中野喜吉 気付
E-mail:   jimu@jecoms.jp
ホームページ http://www.jecoms.jp
口座名義:日本エコミュージアム研究会
郵便振替:00170-0-74380  (会費振込先はこちら)
銀行口座:ゆうちょ銀行 店名:二二八(ニニハチ)普通預金 1624950
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2014年春季研究大会イン福井開催

テーマ「アートと地域再生―アートは地域を変えられるか」

とき:3月8日(土)
ところ:福井市地域交流プラザ(JR福井駅東口アオッサ6F・601号室ABC)
☆申込み締切りは3月1日

事前申込要・無料・定員有(先着順)
春季研究大会事務局:福井県立大学・山崎茂雄研究室

参加費:無料、ただし資料代500円。宿泊は¥7,000。

主催
・JECOMS日本エコミュージアム研究会
・地域公共政策学会
・地域公共政策支援センター

【次第】

第一日目

3月8日(土)

【次第】
開場:13:00~
主催者あいさつ
日本エコミュージアム研究会会長・吉兼秀夫(阪南大学教授)
開会宣言・地域公共政策学会専務理事・服部茂幸(福井県立大学教授)
13:20-13:30

基調講演:美山良夫氏(慶應義塾大学名誉教授)
演題「小さなアートのまち―アーティストとつくるプログラムから―」
13:30―15:00

休憩:15:00―15:05

【報告・パネルディスカッション】

15:05―17:30
・片木孝治氏(応用芸術研究所代表・アートキャンプ総合ディレクター)
「河和田アートキャンプ・京都Xキャンプの実践」

・永富三基氏(TSUGI代表)
「若手職人・クリエイターによる鯖江河和田地区活性化の試み」

・山本純子氏(アーツ・マーケティング代表)
「クラウド・ファンディングと地域再生」

コーディネーター:山崎茂雄(福井県立大学経済学部)
総合司会:段野聡子(福井県立大学大学院・地域公共政策支援センター)

【研究発表セッション】
ところ:601C室

15:10―17:30
各発表 20分ずつ
討論者 後日発表

【交流会】
ウェルアオッサ(アオッサ3F)
18:00―19:30(会費:5000円)

第二日目 エクスカーションのお知らせ
3月9日(日) バス視察ツアー(福井の産業遺産、鯖江市河和田地区など)
AM 9時福井駅東口アオッサ前集合
9:00―13:00帰着

事前申込要・無料・定員有(先着順)
事務局:福井県立大学・山崎茂雄研究室

申込み締め切りは、3月1日

FAX申込は、用紙をダウンロードして下さい。
2014春季研究大会in福井への参加申込書のダウンロード
春季研究大会in福井←ここをクリックWord文書です。
FAX (0776)61・6014 山崎茂雄研究室あて

E-mailは、下記——内のみを送付して下さい。

件名「大会参加申込み」として
E-mailアドレスyamasaki@fpu.ac.jp

件名:「春季研究大会in福井・申込書」

————— E-mail用・申込書 ———————————

◆2014年春季研究大会in福井・申込書◆

テーマ「アートと地域再生―アートは地域を変えられるか」
主催:
・日本エコミュージアム研究会
・地域公共政策学会
・地域公共政策支援センター

とき:3月8日(土)―9日(日)
ところ:福井市地域交流プラザ(JR福井駅東口アオッサ6F・601号室ABC)

私は以下のとおり参加します。
【 】内の不要部分を消して下さい。

■ご氏名(ふりがな):
■ご所属:
■連絡先(℡,FAX):
■E-mail:

■第1日目 基調講演  【参加・不参加】
シンポジウム【参加・不参加】
研究発表  【参加・不参加】
交流会¥5000【参加・不参加】

■第2日目 バスツアー 【参加・不参加】
※エクスカーション(産業遺産・鯖江河和田地区視察)

■ホテル宿泊のあっせんを希望 【します・しません】
宿泊希望の日        【前泊3/7(金)、3/8(土)】

ホテルフジタ(1泊7千円朝食付)

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第6回つなぐ人フォーラム開催

■日程:2014 年2月22 日(土)13 時.2月24 日(月)14 時
■場所:公益財団法人キープ協会清泉寮(山梨県北杜市高根町清里3545)

■主催:第6回つなぐ人フォーラム実行委員会、公益財団法人キープ協会
(jecoms後援します)

■参加費:29,800 円(一般)、25,800 円(学生)

■参加対象者:
「つなぐ人」という言葉にピンとくる方、これまでの参加者層では・・

「地域や街の人々をつなぐ活動」
「(野外などで)自然と人をつなぐ活動」
「(博物館などで)モノと人をつなぐ活動」
「(サイエンスコミュニケーションなど)科学と人をつなぐ活動」
「都会と田舎をつなぐ活動」
「仕事と人をつなぐ活動」
「子ども達をめぐる多様な活動」他、
メディアを通じて、医療・福祉を通じて、建物・デザインを通じて
・・・・などなど多様なジャンルの方が集まっています。

■意図・ねらい:
私たちは誰もが「幸せに、よりよく生きたい」という願いを持っています。
その願いの中で、一人ひとりが役割を果たしながら、さまざまな規模の集団がで
き、社会が形成されてきました。けれども何故か、現代社会においては、問題が
山積み、多くの対立構造ばかりが目立ちます。専門性の深化と分業によって、一
人ひとりの働きと社会や世界とのつながりが見えにくくなっていることと、現代
社会が抱える多くの問題は、おそらく深いところで関係しています。

一人ひとりの働きや想いをどうやったら社会につないでゆけるのだろう?
「つなぐ人フォーラム」は、多ジャンルの中でつなぐ活動をしている人たちが集
い、互いの経験や知恵を共有することで、「よりよく生きたい」願いを活動に変
えていくプロセスです。そのプロセスが、一人ひとりの体にしみこめば、このフ
ォーラムはその役割を果たせるのでしょう。

■メンバー構成: 全体150名を予定
実行委員:15 名(事務局長含む)
サポートスタッフ:1名
ゲスト:約45 名
一般参加者:90 名

多分野の専門家で構成されている実行委員会の各メンバー(後記)が上記意図の
もとそれぞれ数名のゲストに声をかけ、コアメンバー約60 名を形成した時点で、
残り約2/3 の一般参加枠を公開します。実行委員・ゲスト・一般参加者も、同じ
く参加費を拠出する形式で運営します。

■プログラム構成:
初日10 分プレゼンテーション(案:40 コマより10 本を選択参加)
2日目45 分プログラム(案:48 コマより7 つを選択参加)
3日目2.5 時間の分科会(案:複数のテーマ毎のグループに分かれて参加)
初日はオリエンテーションや基調プログラムに加え、各メンバーの紹介を図るシ
ョートプレゼンテーションを複数。2日目は1日を7限に分け、複数の会場に分
かれてワークショップやレクチャーを同時進行で実施。
3日目はより本格的なディスカッションを、前夜にとりまとめたテーマ毎のグル
ープに分かれて進め、最後に全体会をもって解散します。

■申込方法:公益財団法人キープ協会環境教育事業部のホームページから
URL: http://www.keep.or.jp/about/kankyo/forum/index.php
検索キーワード: キープ協会つなぐ人フォーラム

■実行委員長:
中西紹一(有限会社プラス・サーキューレーション・ジャパン代表/
立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科特任准教授)
高橋真理子(星空工房アルリシャ代表/山梨県立科学館天文アドバイザー)

■実行委員(50 音順、敬称略):
臼井ちか(アートプランナー/有限会社チカソシキ代表)
梅崎靖志(風と土の自然学校代表/日本エコツーリズムセンター共同代表)
小笠原啓一(独立行政法人産業技術総合研究所)
川廷昌弘(一般社団法人CEPA ジャパン代表)
染川香澄(ミュージアム・アドバイザー/ハンズ・オンプランニング)
田井中慎(プロジェクトデザイン/株式会社4CYCLE 代表取締役)
寺田雅美(科学コミュニケーター)
南良知耶(市民活動グループ/
三重県立博物館サポートスタッフユニバーサル・ミュージアムグループ代表)
林浩二(学芸員/千葉県立中央博物館)
古瀬浩史(株式会社自然教育研究センター取締役/日本インタープリテーション
協会)
三原重央(協創LLP/大阪市地域公共人材申請中)
森一彦(275(つなご)研究所/関西学院大学大学院教授)

■事務局長:
川嶋直(公益財団法人キープ協会)

■サポートスタッフ:
丸山高弘(山中湖情報創造館(図書館))

■協賛:(昨年度実績)
セイコーエプソン株式会社、電源開発株式会社、日能研アサヒビール株式会社

■後援:(申請中)
一般社団法人CEPA ジャパン、
Green TV Japan、NPO 法人自然体験活動推進協議会(CONE) 、
日本環境教育学会、
NPO 法人「持続可能な開発のための教育の10 年」推進会議(ESD-J) 、
日本ミュージアム・マネージメント学会、
日本環境教育フォーラム、
日本エコミュージアム研究会、
日本エコツーリズムセンター、
日本インタープリテーション協会

■開催事務局:
公益財団法人キープ協会(407-0301 山梨県北杜市高根町清里3545)
電話)0551-48-3795 担当・中山孝志

メルマガ74号

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日本エコミュージアム研究会メールマガジン 74号 <2013.10.15>
発行人:吉兼秀夫  編集:中野喜吉
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秋らしくなって来ましたが台風の連続です。皆さんの地域で、大きな被害は
なかったでしょうか?

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【目次】
1.全国大会in京都・伊根町、開催される
2.「再び 長野県阿智村へ」
3. 事務局からのお願い

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1.全国大会in京都・伊根町、開催される
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10月12~13日、京都府丹後半島の北、伊根町で全国大会が開催されました。
「伊根浦地区エコミュージアム(地域まるごと博物館)のまちづくり」をテー
マに伊根町、伊根町教育委員会、伊根町観光協会、伊根浦舟屋群等保存会の皆
さんのご尽力のおかげで開催され、池の様に波静かな湾内に溶け込んだ舟屋群
の風景の中、中学生ガイドの案内で聞く「伊根浦散策美術館」めぐり、浦嶋伝
説の浦嶋神社、龍穴、曽布谷次郎屋敷跡を訪ねました。
中学生の自信たっぷりな「我が町」紹介の語り口に、地域を愛する若い力に
頼もしさを感じました。
夜は、次回開催予定地、福井県勝山市からご参加の皆さんと「エコミュージ
アム」のあり方について熱く議論を交わしました。
(大会担当:三橋俊雄、井上敏、中野喜吉)

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2.「再び 長野県阿智村へ」
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NPO法人 農と地域のふれあいネットワーク
理事長 多 田 憲 市

2013年8月暑い深夜、消し忘れのNHKテレビから、長野県阿智村に「満蒙開拓平
和記念館」が4月開館したことを知った。
7月末には来館者数が10,000名に達したという。
JECOMS全国大会in阿智村は2011年10月22~23日開催され、駒場(こまんば)コー
スを選び勉強させて頂いた事を思い出した。

印象に残ったのは(気にかかったのは)長岳寺であった。
長岳寺での日本画家の吉川 優が描く春夏秋冬の素晴らしいふすま絵、そして、
前住職の山本慈昭氏が「日中友好手をつなぐ会」を誕生させ中国に残された婦人
や孤児たちの肉親探しに、70歳を超えて本格的に活動されたこと、本堂の後ろ
には千体地蔵が祀られていることであった。
記念館に手紙を書き、8月30日午前中に事務局長の三沢亜紀さんの案内で見
学させてもらった。

「満蒙開拓」とは何だったのか。日本から27万人の移民の内、長野県は3万3千
人と全国でも一番多く、特に飯田下伊那では8,350人の農業移民を送り出している。
1929年の世界恐慌では、繭価格の急落により農村の窮乏は激しく、当初は自発的
な移民があったという。しかし、次第に希望者は減少したという。

そこで、国は補助金、低利貸し付けや「分村移民」などを打出した。
村長などの首長には満州視察団などに参加させ、行政・教育を巻き込み、国策と
して始まったのは1936年である。開拓という名のもとに、関東軍の後ろ盾で旧満
州の農民を追い出し、日本人が入植した…。畑も家も取り上げられた満州人達の
悔しさは開拓団の日本人は知っている。満蒙開拓民は加害者でもあり、被害者に
もなったのである。

日本に帰国した満州移民は、移民を送り出した、首長や役人、教育関係者が居
る限り、口にしなかった。口にできなかった。

昨年、福島県浪江町から岩手県陸前高田市に1週間の旅をした私には、原発災害
と二重写しに思えてならない。国策で被害者となるのは住民である。
福島県浪江町の酪農家の一人は言う。安全、安心を信じて、毎日乳牛を飼育し、
搾乳(さくにゅう 乳しぼり)をしていました。原発立地県の地域住民は県外の
人からは「原発」のお蔭で生活できるのでしょう。と言われることがあるという。
ほんとうに悔しい…。

今回、この様に阿智村に再度訪ねることができたことに感謝している。
一緒に見学した旅友も中国からの引揚者である。父親は教育関係の幹部であった。
1年前に内地(日本)に引き上げていた。中国の満州について父親は何も語って
くれなかったと言った。

私も台湾からの引揚者である。
満蒙開拓平和記念館で3時間を過ごした。  (多田憲市)
(この項の担当:井原満明)

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3.事務局からのお願い
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会員の皆さん、それぞれの地域での活動の「ひとコマ」をご紹介下さい。
また、掲載された記事に対してのご意見、ご質問もお寄せ下さい。
メルマガを待って読んでいただけるよう内容を充実させるのも会員お一人お一
人のご参加が決め手です。ご投稿いただきたい記事として

1.ご自分の地域、あるいは訪問した「各地の活動から」
2.皆に知らせたい「行事予定のご案内・参加募集」
3.過去に訪れた場所への「気になる地域へのお伺い(質問)」
4.今後「会に望む活動」等など、特にテーマを絞りませんのでどしどし投稿
下さい。

▼ 会員外も含む、エコミュージアムに関心をお持ちの方々の情報交換の場とし
てのメーリングリスト[エコミュージアムML]があります。
会員外も参加いただけますので、お知り合いにもご紹介ください。
1.お名前(本名)
2.E-mailアドレス
3.お住まいの都道府県名を事務局までお知らせください。

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日本エコミュージアム研究会   Japan Ecomuseological Society
事務局:
〒516-2102 三重県度会郡度会町大野木1968-3 中野喜吉 気付
E-mail:   jimu@jecoms.jp
ホームページ http://www.jecoms.jp
口座名義:日本エコミュージアム研究会
郵便振替:00170-0-74380  (会費振込先はこちら)
銀行口座:ゆうちょ銀行 店名:二二八(ニニハチ)普通預金 1624950
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メルマガ73号

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日本エコミュージアム研究会メールマガジン 73号 <2013.09.15>
発行人:吉兼秀夫  編集:中野喜吉
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大雨をもたらしそうな台風19号が接近していますが、皆さんの地域では、い
かがですか? 嵐のあとは秋らしくなるのでしょうか。
全国大会プログラム詳細が決定しました。お声掛けいただき多数のご参加を期
待しています。

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【目次】
1.全国大会2013のプログラム詳細
2. 事務局からのお願い

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1.全国大会2013のプログラム詳細
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大会日程: 2013年10月12日(土)~13日(日)
場  所: 京都府伊根町

大会テーマ「伊根浦地区エコミュージアム(地域まるごと博物館)のまちづくり」

主催:日本エコミュージアム研究会  共催:伊根町、伊根町教育委員会、
協賛:伊根町観光協会、伊根浦舟屋群等保存会

○10/12京都からの旅程
JR京都9:25発―-[特急]はしだて1号―-天橋立11:22着 (駅前すぐバス停)
JR合計3770円(乗車券:2200円, 特急券等:1570円)

丹後海陸交通バスで「天橋立」11:31発―-バス停「伊根」12:26着(950円)
▲△▲△▲△▲△▲△▲△

10月12日(土)

時間    行程
————————
12:26    伊根町 着    伊根バス停 到着時に与謝荘に手荷物を預けて下さい。
12:30    受 付    伊根浦公園
12:30    レセプション
・観光協会及び保存会代表による歓迎挨拶
・伊根浦散策美術館説明
13:00-13:30    伊根湾から舟屋を見る    伊根浦公園より乗船
・成洋丸(定員11名)・碧海丸(定員6名)・ハービー(定員11名)

13:30-15:00 伊根浦散策美術館 鳥屋地区(海の京都事業伊根町拠点地域)
・中学生による観光ガイド ・舟屋の内部見学 ・鏝絵ラリー
・舟屋喫茶など

15:00-15:20    移 動      町マイクロバス
15:20-16:30    浦嶋伝説史跡めぐり    浦嶋神社、龍穴、曽布谷次郎屋敷跡
浦嶋神社宮司による絵解き、地元ガイドによる史跡案内

16:30-17:00    移動してチェックイン    各宿泊施設まで
①兵四楼 ②与謝荘 ③たいせい の順に降車

17:00-17:45    自由時間

17:45-18:00    移 動    ①たいせい ②与謝荘 ③兵四楼 の順に乗車
18:00-20:00    懇親会    レストラン舟屋 (道の駅「舟屋の里伊根」)
(教育委員会、町役場、観光協会、保存会の皆さんと)
20:00-20:20    移 動    各宿泊施設

与謝荘=舟屋を改装した宿。 たいせい=舟屋の宿。
兵四楼=料理旅館(舟屋ではありません)

▲△▲△▲△▲△▲△▲△

10月13日(日)

時間    行 程
————————-
8:30    各宿泊施設    ①たいせい ②兵四楼 の順に乗車
与謝荘宿泊者は、徒歩にて移動

9:00    開会    吉兼会長
9:05    町長あいさつ    伊根町長
9:10    教育委員会あいさつ    委員長
9:15    舟屋紹介映像    DVD上映
9:30    「伊根のエコミュージアムについて」   吉兼会長
9:45    「海の京都構想と伊根のあり方について」 三橋理事
10:00    「鳥屋の観光開発について」 海の京都伊根町実践推進会議会長

10:15    休憩

10:20    意見交換 「エコミュージアム研究会から見た伊根の課題」
11:50    討議のまとめ   井上理事
11:55    閉会

12:00    昼 食    母子ホール(伊根町福祉センター)で弁当
13:20    解 散

————-

ご到着時 10月12日(土)与謝荘に手荷物を預けて下さい。
お帰り時 10月13日(日)宮津方面の路線バスは13:40伊根バス停発です。

伊根町公式ホームページ
http://www.town.ine.kyoto.jp/

参加区分
②一般全日¥16,500 ③1日目のみ¥2,600 ④1日目+懇親会¥6,600
⑤2日目のみ¥2,000

大会参加費には宿泊代(朝食付き)、懇親会費、2日目弁当とお茶、
海上タクシー代、ガイド料、資料代が含まれます。⑤には弁当含みます。

お振込みも9月30日(月)までにお願いします。
原則、全日コースへの参加です。都合のある方は参加区分欄に該当番号をご記入
下さい。
宿泊は、男女別で相部屋になります。原則、宿の指定はできません。

禁煙等ご希望に添えない時もあります。前泊、延泊、その他個別のご希望ある時
は、観光協会にご相談ください。

●振込先

振込口座:京都北都信用金庫 伊根支店
口座名:伊根町観光協会 会長 向井義昶
口座番号:普通 0085277

●お申込お問合せ先:伊根町観光協会

〒626-0424  京都府与謝郡伊根町字亀島459  伊根町観光協会
電話: 0772-32-02770772-32-0277 FAX: 0772-32-0773 E-MAIL: info@ine-kankou.jp

伊根町公式ホームページ
http://www.town.ine.kyoto.jp/

E-MAILでの申込は、下記の—線部分を
件名「大会参加申込み」として
E-mailアドレスinfo@ine-kankou.jp 伊根町観光協会宛に
9月30日までに申し込んで下さい。

◆◇◆◇◆◇◆◇
FAXでのお申込みは「各種書式」のページからダウンロード出来ます。
http://www.jecoms.jp/format/ ←ここをクリック

—– E-mail申込書式 件名を「大会参加申込み」として下さい。———

日本エコミュージアム研究会全国大会in京都伊根 参加申込書

お名前 :
ふりがな:

会員・一般 [不要部分を消して下さい]
男・女
禁煙・喫煙

ご住所 :〒
お電話 :
E-mail :
参加区分 ①会員全日コース16,000円、
それ以外の場合の参加区分(  )     円

その他

————————————————————–

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4.事務局からのお願い
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会員の皆さん、それぞれの地域での活動の「ひとコマ」をご紹介下さい。
また、掲載された記事に対してのご意見、ご質問もお寄せ下さい。
メルマガを待って読んでいただけるよう内容を充実させるのも会員お一人お一
人のご参加が決め手です。ご投稿いただきたい記事として

1.ご自分の地域、あるいは訪問した「各地の活動から」
2.皆に知らせたい「行事予定のご案内・参加募集」
3.過去に訪れた場所への「気になる地域へのお伺い(質問)」
4.今後「会に望む活動」等など、特にテーマを絞りませんのでどしどし投稿
下さい。

▼ 会員外も含む、エコミュージアムに関心をお持ちの方々の情報交換の場とし
てのメーリングリスト[エコミュージアムML]があります。
会員外も参加いただけますので、お知り合いにもご紹介ください。
1.お名前(本名)
2.E-mailアドレス
3.お住まいの都道府県名を事務局までお知らせください。

▼年会費の振込み、もうお済ですか?

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日本エコミュージアム研究会   Japan Ecomuseological Society
事務局:
〒516-2102 三重県度会郡度会町大野木1968-3 中野喜吉 気付
E-mail:   jimu@jecoms.jp
ホームページ http://www.jecoms.jp
口座名義:日本エコミュージアム研究会
郵便振替:00170-0-74380  (会費振込先はこちら)
銀行口座:ゆうちょ銀行 店名:二二八(ニニハチ)普通預金 1624950
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メルマガ72号

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日本エコミュージアム研究会メールマガジン 72号 <2013.08.15>
発行人:吉兼秀夫  編集:中野喜吉
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「暑い!」なんて言葉を発することさえ、とっくに通り越して「暑」の文字
すら見たくない日々の中、熱中症対策は、どうされてますか?

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【目次】
1.全国大会2013の予告
2. 三陸てんこ盛り・復興祈念ツアー
3. 各地の活動から―三重・宮川流域エコミュージアム2013
4.事務局からのお願い

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1.全国大会2013の予告
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細かなプログラムは、今月末に現地との打合せあり、来月初めに広報予定です。

日程:2013年10月12日(土)-13日(日)
大会テーマ:伊根エコミュージアムのまちづくり(仮)

大会運営担当:三橋俊雄、井上敏、中野喜吉

◆詳細は決定次第 www,jecoms,jp でお知らせします。

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2.三陸てんこ盛り・復興祈念ツアー
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今橋 克寿(2013はざわし会幹事、JECOMS理事、岩手県任期付職員)

各地で、持続可能なまちづくりに邁進されておられることと思います。
東日本大震災からの復興に汗する人々。その日々の営みの一端にふれるツアーで
す。関東例会的に進めたい試行プログラムです。残席わずか。ご一緒できる方、
大歓迎です。

【 三陸てんこ盛り・復興祈念ツアー 】 Aug.14
【はじめに】
このツアーは、下記の関係者に向けて、組み立てられていますが、すべてのご
関心のある方にご参加いただけるものです。
「はざわし会」 ; 筑波大学農林学・生物資源学・環境科学関係OB・OG
の同窓会の2013年度企画
「日本エコミュージアム研究会(JECOMS)」;関東例会に準じる企画
http://www.jecoms.jp/
【日時】2013年9月5日(木)午後1;00~8日(日)午後3:00
(盛岡駅にて集合・解散)
3泊4日(海鮮はじめ海・山・川の幸、バーベキュー、非常食などいろいろ体験)

【テーマ】 「リアスの海と大地と人々のいとなみから、『一人ひとり』の
ライフワークを思惟する」
東日本大震災の津波被災地の現場をつぶさに見ながら、しなやかかつ強靭な
自分自身と家族及び地縁・知縁コミュニティづくりをさらに前進させていきま
しょう。

【費用】 海山の幸と岩手の人々を堪能する3泊4日のツアーです。
宿泊・移動経費は4万円程度に収めるべく鋭意交渉中です。
お土産をたくさん持ち帰ってください。
チャーター・バスでの4日間の移動距離は、凡そ400kmになります。

【定員】 20人 (マイクロバス及び宿所の定員により、残席3人ほどです)

【申込み】 直ぐに、メールでお知らせください。
受付担当(矢澤容子 yyazawa@ce.mbn.or.jp はざわし会)

【内容】   ※  「◎◎」は場所・施設名、『○○』はコト・イベント名
[ 1日目 / 5日(木) ] 盛岡/宮古市中心部(旧宮古市)(リアスの海)
① 13:00盛岡駅西口「アイーナ」(いわて県民情報交流センター)に集合。
チャーターバスで宮古(国道106号で東へ100km)へ移動。
バス内で、オリエンテーション。
② 宮古市鍬ヶ崎地区復興現地見学(道の駅「シートピアなあど」で
『記憶の街ワークショップ』)
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.472349842836077 (下につづく)
.1073741841.239646649439732&type=3
③ 「マリンコープDORA(ドラ)」復興支援コーナーで、夕食の食材仕入れ
http://blogs.yahoo.co.jp/kakeashinokai
④ 「松山地区センター」 地元自治会ほかの皆さんと懇談、
3.11の経験交流
⑤ 宮古市内泊(「松山地区センター」で避難所体験予定/寝具はシュラフ
/仮設住宅でシャワー)
※ 災害発生・避難時を想定した、不便かつ有用体験のフルコース・
メニューを準備中

[ 2日目/6日(金)]宮古市田老地区(旧田老町)と田野畑村(リアスの海)
① 宮古市日立浜 環境省「浄土ケ浜ビジターセンター」と
三陸復興国立公園、
三陸ジオパーク
http://www.jodogahama-vc.bz-office.net/
② 田老の『学ぶ防災』
(万里の長城・巨大堤防/宮古観光協会の震災語り部)
http://www.kankou385.jp/pickup/515.html
③ 「田老第一中学校」の震災資料展示室「ボイジャー」見学
http://www.taro-first.sakura.ne.jp/newpage1.html
④ 「たろちゃんハウス」 田老地区仮設団地内の復興商店街 見学・昼食
http://www.netricoh.com/contents/officelife/touhokuouen2/iwate/tarochan_01.html
⑤ 田野畑村リアス式海岸の代表的な景観「鵜巣断崖」「思惟大橋」展望
http://www.vill.tanohata.iwate.jp/04kanko/
⑥ 「田野畑村民俗資料館」(三閉伊一揆の物語)
http://www.vill.tanohata.iwate.jp/04kanko/cat70/20090101-120000.html
⑦ 田野畑村北山崎「白花しゃくなげ荘」泊  (海の幸を堪能)
http://www.shokokai.com/tanohata/4kigyo/html/co02.html

[ 3日目 / 7日(土) ] 田野畑村と岩泉町    (リアスの海と大地)
① リアス式海岸の代表的な景観「北山崎」展望
② 『北山崎サッパ船アドベンチャー』(NPO法人体験村・たのはたネット
ワークのメイン・メニュー)
http://www.tanohata-taiken.jp/
③ 田野畑村 山地酪農 『牧山(まきやま)交流会』
(消費者と生産者の交流会) http://yamachi.jp/
④ 岩泉町安家「氷渡交流施設・ケビン」泊 (糸賀先生、KJ先生らとの
思い出を共有する安家の
皆さんと交流。山の幸を堪能しつつ、安家の地産地消の取り組みなど、
地域の今と未来を聞く)

[ 4日目 / 8日(日) ] 岩泉町/帰路       (リアスの大地)
① 安家地区
「氷渡の山小屋」(斎木さん設計、安家住民とプロジェクト関係者施工)
周辺散策。鍾乳洞からの湧水、冷気、渓流魚、安家の自然を味わいます。
http://www.town.iwaizumi.iwate.jp/kankoumap/akkagawa.html
② 道の駅三田貝(旧分校跡地で分校の給食スタイルの食事)、
早坂高原を経て盛岡へ移動。
http://www.town.iwaizumi.iwate.jp/kankoumap/michinoekimitakaibunkou.html
③ 盛岡駅東口で15:00解散

【直接宮古入りの方法として】
① 夜行バス「BEAM-1」㈱岩手県北バス(毎晩 品川21:40発
翌朝5:20盛岡着 7:15宮古着
宮古21:00発 翌朝6:45品川着  片道9,170円 往復16,400円)あり
これで、1日目の5日(木) の午前中に盛岡観光、
または2日目の6日(金)朝からの現地合流が可能です。
【岩手からの戻りは】
①盛岡駅(新幹線/東京方面)②花巻空港(名古屋・福岡方面)があります。

【今回ご一緒できない方へ】
いつでもご都合のよい時に、イーハトーブ岩手さ、おでってくたんせ
(お訪ねください)。

この「はざわし会」のツアーと同じコンテンツはじめ、今回紹介しきれなかった
モノやコトなど、いかようにも見繕ってご紹介させていただきます。既存・既成
・新規(これから創出される)の地域資源をつなぎ・活かして、いわばボランタ
リーな手づくりの『三陸復興・エコミュージアム』(エコウォーク、エコツーリ
ズム、ネイチャー・ツーリズムなどの理念と手法をコラボ)として、どなたにも、
いつでも、喜んで対応させていただきます。「はざわし会」の諸兄諸姉はもとよ
り、日本エコミュージアム研究会の皆さん、そのお知り合いでもどなたでも、
イーハトーブ・三陸・岩手とどんどんつながっていただきたいと思います。
そのつながりが、確実に次の大災害時の復旧・復興に着実に利いてくることを願
うものです。

【お願い】
はざわし会は、きわめてオープンでゆるくて愉快な会です。今回も、ご家族は
じめご友人をどんどんお誘いください。
当方が理事をつとめる日本エコミュージアム研究会(JECOMS/1993設立)
の皆さんにも、同会の関東例会のようなものとしてご案内させていただきます。
そのほか、Facebookなども使って、幅広くお誘いしていくつもりです。

【あらかじめ皆さんへ】
今回のはざわし会は、毎年9月の第一土曜日に田野畑村で開催されている山地
酪農『牧山(まきやま)交流会』に、日程を合わせました。ちょうど2学期が始
まったところで、学校関係の皆さんには、ご参加いただけないと思います。
申し訳ありませんが、先に述べたように、オラが当地にいる限り(最短で平成27
年3月末まで)は、いつでも受け入れOKですから、それぞれ遠征のための時間
の捻出と機会の創出にチャレンジしてみてください。

日本エコミュージアム研究会(JECOMS)の皆さんには、すでに東日本大
震災の被災地に様々なかたちでかかわっておられる方が多いかと思います。
どうぞ、岩手県の宮古から北の地域にも、是非お運びください。

まずは、Facebook (今橋克寿のページ)にも各人ご登録いただき、オラが最
近つながり始めた当地の皆さんと知り合っていただければ、うれしく存じます。
そこから見ていただければ、今度の『三陸てんこ盛り・復興祈念ツアー』の予・
復習はバッチリです。

【お問合せ】※岩手県内の方の参加申込は今橋まで
/県外の方は、上記の矢澤まで

今橋 克寿 (2013はざわし会幹事、JECOMS理事、岩手県任期付職員)
〒027-0037 岩手県宮古市松山第6地割50-4 松山仮設住宅3棟6号
電話 090-6238-9840090-6238-9840
メール 8010k.imahashi@gmail.com または、8181suzumaru@ezweb.ne.jp
Facebook 今橋克寿

(日程が迫ってますが、今橋理事より投稿ありましたので掲載します。編集部)

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3.各地の活動から―三重・宮川流域エコミュージアム2013
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「清流宮川の源流部から海まで歩こう!」
宮川流域エコミュージアム
宮川流域案内人の会・副会長:中野喜吉

「宮川流域エコミュージアム」は当地での全国大会開催から10年が過ぎました。
死者まで出した大会開催直後の大豪雨による水害から大台ケ原頂上までの登山路、
また隣接地域への道路は、いまだに不通のか所も残っています。

しかし案内人の活動は、地道に続いています。宮川流域の場合、その地域の広
さから1つにまとまった活動ではなく案内人個人一人ひとりの個別企画が主です。
昨年度も年間70件ほどの企画行事が行われました。しかし、「案内人の会」とし
て、会主催行事でより会員の連携を深めようと昨年度は、5回にわたり「平家伝
説シリーズ」と銘打って、平知盛伝説にまつわる地域、伊勢市矢持町で行事を行
いました。

今年度は、宮川源流部から川沿いに歩いてみようとこの9月から来年1月まで
の5回に分けて、主に宮川左岸を踏破します。最近は中高年齢者を中心に「歩く
グループ」が増えています。ある地元の民俗研究家は「歩くだけなら犬でも歩く」
と言いました。私たち「宮川流域案内人の会」では、「エコミュージアム」の言
葉を考えそれぞれで、自分の地域で何を語るべきかを考えていますが、私は、難
しい理屈をならべての活動でなく、この核家族化の時代に必要な事は、単純に
「おじいちゃん、おばあちゃんから孫の世代に語ること」自体が重要であると思
っています。

この4年間、「親子デイキャンプ」として小学生とその親たちを対象にした行
事もおこなっていますが、若いお父さんたちは、「自分も、知らなかった」と子
供と一緒に、時には子供以上に川遊びに熱中しています。「住民を中心に、行政
と学究」のスクラムを組んでの活動、まずは、「語り」から始まり、その上で、
子供たちが「俺んちの、じいちゃんは、こう言っていた」「いや、私んちのばあ
ちゃんはこう言っていた」と話す中に、学問的なチェックが加わればいいと思い
ます。時として、独りよがりな「伝え」があった時、「語り手」が多くいれば、
自然とそれらも是正されるでしょう。外への発信が何もない中では、誤りの発見
すらも出来ないでしょう。

「エコミュージアム」の看板をあげようが、別の呼び名で呼ぼうが、全国各地
で一人でも多くの「語り手」が声を出す事が、「地域の博物館」としてエコミュ
ージアムの存在意義と思います。  (中野喜吉)

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4.事務局からのお願い
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会員の皆さん、それぞれの地域での活動の「ひとコマ」をご紹介下さい。
また、掲載された記事に対してのご意見、ご質問もお寄せ下さい。
メルマガを待って読んでいただけるよう内容を充実させるのも会員お一人お一
人のご参加が決め手です。ご投稿いただきたい記事として

1.ご自分の地域、あるいは訪問した「各地の活動から」
2.皆に知らせたい「行事予定のご案内・参加募集」
3.過去に訪れた場所への「気になる地域へのお伺い(質問)」
4.今後「会に望む活動」等など、特にテーマを絞りませんのでどしどし投稿
下さい。

▼ 会員外も含む、エコミュージアムに関心をお持ちの方々の情報交換の場とし
てのメーリングリスト[エコミュージアムML]があります。
会員外も参加いただけますので、お知り合いにもご紹介ください。
1.お名前(本名)
2.E-mailアドレス
3.お住まいの都道府県名を事務局までお知らせください。

▼年会費の振込み、もうお済ですか?

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日本エコミュージアム研究会   Japan Ecomuseological Society
事務局:
〒516-2102 三重県度会郡度会町大野木1968-3 中野喜吉 気付
E-mail:   jimu@jecoms.jp
ホームページ http://www.jecoms.jp
口座名義:日本エコミュージアム研究会
郵便振替:00170-0-74380  (会費振込先はこちら)
銀行口座:ゆうちょ銀行 店名:二二八(ニニハチ)普通預金 1624950
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メルマガ71号

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日本エコミュージアム研究会メールマガジン 71号 <2013.07.15>
発行人:吉兼秀夫  編集:中野喜吉
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猛暑の連続! 体調はいかがでしょうか?
今年度の大会日程が決まりました。10/12(土)-13(日)予定帳に書き込みを
してご予定ください。

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【目次】
1.全国大会2013の予告
2.「西条酒蔵通りまるごと博物館(まるはく)が始まりました」
3.研究大会が開催されました。
4.理事会、総会と決算報告
5.事務局からのおしらせ

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1.全国大会2013の予告
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日程:2013年10月12日(土)-13日(日)
大会テーマ:伊根エコミュージアムのまちづくり(仮)
会場:京都・伊根町福祉センター
協賛:京都府・伊根町、(以下、予定)保存会、教育委員会、観光協会
挨拶:伊根町長、教育長

地域巡り:
(1)中学生がガイドする伊根浦散策美術館に同行する
(2)船「海上タクシー」から見る伊根浦舟屋群
交流会:「Jecoms会員から見た伊根エコミュージアムの課題と展望(仮)」
保存会、教育委員会、町役場のみなさんと
懇親会:「道の駅」レストランで
宿泊:伊根浦の民宿に分宿

大会運営担当:三橋俊雄、井上敏、中野喜吉

◆詳細は決定次第 www,jecoms,jp でお知らせします。

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2.「西条酒蔵通りまるごと博物館(まるはく)が始まりました」
================================================================□□□

淺野敏久(広島大学)

広島県東広島市に西条酒蔵通りと呼ばれるまちがあります。ここには東西1k
m余の範囲に酒造会社が8社集まっています。往年に比べればずいぶん減ってし
まったのですが、全国でも珍しいところです。

私は、これまで東広島市内でのエコミュージアムに関係する活動を「エコミ
ュージアム研究」誌などで何度か紹介してきました。たとえば、酒造会社が水
源の森を守るために活動を始めた里山保全や、茅葺き民家の残る農村環境で自
然を学ぼうとする活動、「キャンパスまるごと博物館」を打ち出した広島大学
総合博物館の取り組みなどです。今回は、ニューズレターの場を借りて、東広
島市の玄関口に位置し、市の顔といわれる西条酒蔵通りの最新の動きを紹介し
ます。

よそと同じように広島県もしばしば観光キャンペーンを行います。今年の広
島県デスティネーションキャンペーンでは、西条酒蔵通りが対象地のひとつに
取り上げられ、7月から9月にかけてさまざまなイベントが行われます。ここが
もっとも賑わうのは10月の「酒まつり」なので、祭に至るまでの期間、キャン
ペーンが行われることになります。

今回、キャンペーンにあわせて、酒蔵通りを「西条酒蔵通りまるごと博物
館」(通称「まるはく」)と称することになりました。酒蔵を観光客に開放す
るとともに、周遊・散策の便をよくして、地区全体を博物館として活用しよう
という思いが込められています。各蔵でどのような展示がなされるか、どんな
行事がなされるかなどは、ここには紹介しきれません。ウェブサイトなどを参
照して下さい(東広島観光協会のウェブサイトは、http://www.hh-kanko.ne.j
p/です)。

ただし、この活動は、キャンペーンにあわせて、にわかに準備し、キャン
ペーンが終われば終了するものではありません。これまでも酒造会社は、蔵を
開放して、酒造りの道具や酒にまつわる諸々の展示を行い、また、蔵を市民に
提供してコンサートや映画上映などを行ってきており、今回急に新しい事を始
めたわけではありません。今回の新しい部分は、この地区を「まるはく」とよ
ぶようになったこと、それにあわせて「まるはく」の案内板を出したり、解説
版を新設したり、散策する人向けのグッズを販売するようにしたことなどにあ
ります。これらはキャンペーンが終わっても継続されます。

酒蔵通りは、誰に頼るでもなく、ぶらっと歩いて面白いですが、ボランティ
アガイドの活動が盛んなので、ガイドに案内されてまち歩きを楽しむのもお勧
めです。酒蔵地区はもともと四日市次郎丸とよばれ、定期市の立つ宿場町でし
た。いまは月に2度、地区内2か所(1か所1回)で物産市が開かれています。ボ
ランティアガイドにしても、定期市の復活にしても、市民の有志がボランティ
ア的に始め、それがだんだん根付いて、酒造会社の理解や協力を得るようにな
り、行政等を巻き込む活動になってきました。実は、これらが立ち上がって、
まだ10数年しか経っていません。それ以前はよそから人が来ることなど、全く
意識していない空間だったので、10数年経ったとはいえ、観光地としてはまだ
まだで、観光地とよべるほどにもなっていません。しかし、取り組み当初を知
っている者からしたら、すごく変わったと実感させられます。

順調に動きだしたようにみえる酒蔵通りの活動ですが、一方で地区の今後に
は問題も抱えています。第一に、酒造業の景気が悪く、ながらく地域の旦那衆
として、良くも悪くも地域を引っ張ってきた酒造会社の経営が厳しいことがあ
げられます。酒造会社が元気にならないと、まちづくりが円滑に進みにくいで
す。第二に、東広島市が、広島市の近郊に位置し、成長中の近郊住宅地である
ことから生じる懸念です。酒蔵地区は市の玄関口・西条駅のまさに駅前に位置
するので、マンション建設や道路建設など、開発圧力が高いのです。伝建地区
指定を目指そうとか、景観条例をつくろうとか、酒造業を守るために地下水条
例(マンションやホテルなどの高層建築物がつくられると酒の仕込み水である
地下水系に影響が出る)をつくろうという声も上がっています。しかし、それ
が大きな声や動きになりません。酒蔵地区が経済効果の期待できる観光地とし
て発展するのが先か、古い町並みや酒蔵が壊され、なし崩し的に宅地化が進む
のが先かという瀬戸際にあるといえます。エコミュージアムは必ずしも観光地
化を目指すものではないですが、このまちの場合、観光地化である程度の実績
を生み出さないと、残すべきものを残せなくなる恐れがあります。

キャンペーン開始の最初の日曜日、自分も子供を連れてまちを歩いてきまし
たが、そこで宮島に住んでいるという観光客の夫婦(+孫)に出会いました。
よその人にはうまく伝わらないかもしれないですが、宮島は「行くところ」と
思っていただけに、西条も変わったなあと、妙なところで感心してしまいまし
た。  (淺野敏久)

■■■================================================================
3.研究大会、開かれました。
================================================================□□□

恒例の研究大会が大阪「アネックス・パル法円坂」で開催されました。

長山理事のお骨折りで午前中には、総会に先立って、大阪歴史博物館「なに
わの宮」見学会が行われ参加者は自分の足元のガラス張りの下に眠る古代の遺
跡に思いをはせました。

研究会では、山形の安藤竜二氏からは朝日町エコミュージアムの取り組みの
様子が話され、また、総合地球環境学研究所の菊池直樹氏からは、、前任地で
ある豊岡市での「コウノトリ」復帰に至る地域の活動状況が話されました。

当日は、会員外の参加者もあり、お二人の活動に関連して活発な意見交換が
行われ予定時間を越えて終了しました。

■■■================================================================
4.理事会、総会と決算報告
================================================================□□□

◆日本エコミュージアム研究会 2013年度第2回理事会・議事録◆

〇日時:2013年6月23日(日)10:00~11:00
○場所:大阪「アネックス・パル法円坂」
出席:淺野、安藤、井上、中野、長山、吉兼
委任:阿部、今橋、野間、馬場 (あいうえお順)

○報告 機関誌発送状況:印刷屋から会員分を発送、執筆者へは事務局から
2冊づつ発送。
会員状況   :個人132、団体6、購買3。
退会4名、入会1名+申込み1名.

〇議事1)総会運営方法
議長:吉兼会長
2)2012年度大会を京都・伊根町で10/12-13として現地と調整する。
担当は、三橋俊雄氏を担当窓口に、井上、中野。
3) 2014年度大会予定地を福井・勝山市として準備進行する。
窓口を、山崎茂雄氏として準備をする。
4)次期選挙(管理委員)
大原一興、大山由美子、金長信明の3氏に依頼する。
5)その他
研究会20周年記念事業として、「本」発行を検討する。
その他の案として海外ツアー企画を検討する。

会運営の妨げになる行為についての対処を規約に下記の部分を追加する。
第5条「会員」
6.会員の資格停止
会の信頼を著しく傷つける行為、又は会に不利益をもたらす行為を行っ
た者については その処分を総会で決定する。

———————————————————-
◆日本エコミュージアム研究会2013年度・総会議事録◆
〇会 場:大阪・アネックスパル法円坂
〇日 時:2013年6月23日(日)13:30~14:00

●事務局報告     会員状況 会員数、入会、退会

●1号議案 2012年度事業報告
・全国大会2013/3/23-24 大分・竹田市
・総会・研究大会2012/6/9 13:00~17:00
東京工業大学キャンパス・イノベーションセンター5階 リエゾンコーナー
509
・関西例会 なし
・関東例会 なし
・後援 2013/2/23-25「第5回つなぐ人フォーラム」山梨・北杜市高根町:
公益財団法人キープ協会
・機関誌18号の編集 (2013/6発行)
・メールマガジン56(2012/4)~67(2013/3)号の発行

●2号議案 2012年度決算報告(別紙1)

●3号議案 2013年度事業計画
1.全国大会(京都・伊根町)10/12-13予定 担当窓口:三橋俊雄、
理事:井上敏、中野喜吉
2.総会・研究会 (本日6/23)
3.関東例会(岩手・宮古市)予定
4. 関西例会(福井・勝山市)予定
5.機関紙18号発行と19号発行
6.メルマガ68-79号発行

●4号議案 2014度予算  (別紙2)

●5号議案 日本エコミュージアム研究会規約改正
(理事数削減案) 会員数の減少、及び経費削減の点から、
規約7条(2)理事 「15名程度」 → 「10名程度」に改正。
(追加)
第5条「会員」
6.会員の資格停止
会の信頼を著しく傷つける行為、又は会に不利益をもたらす行為を行った者
については その処分を総会で決定する。

●その他
1) 2014年度大会予定地を福井・勝山市として準備進行する。
窓口を、山崎茂雄氏として準備をする。
2) 次期選挙(管理委員)
大原一興、大山由美子、金長信明の3氏に依頼する。
3) 研究会20周年記念事業として、「本」発行を検討する。
その他の案として海外ツアー企画を検討する。
以上。

*編集者注:(別紙1)は会員のみメルマガで送信済。

■■■================================================================
5.事務局からのお知らせ
================================================================□□□

▼ 毎号、井原満明さんのご尽力で原稿のお願いをしています。

会員の皆さん、それぞれの地域での活動の「ひとコマ」をご紹介下さい。
また、掲載された記事に対してのご意見、ご質問もお寄せ下さい。
メルマガを待って読んでいただけるよう内容を充実させるのも会員お一人お一
人のご参加が決め手です。ご投稿いただきたい記事として

1.ご自分の地域、あるいは訪問した「各地の活動から」
2.皆に知らせたい「行事予定のご案内・参加募集」
3.過去に訪れた場所への「気になる地域へのお伺い(質問)」
4.今後「会に望む活動」等など、特にテーマを絞りませんのでどしどし投稿
下さい。

▼ 会員外も含む、エコミュージアムに関心をお持ちの方々の情報交換の場とし
てのメーリングリスト[エコミュージアムML]があります。
会員外も参加いただけますので、お知り合いにもご紹介ください。
1.お名前(本名)
2.E-mailアドレス
3.お住まいの都道府県名を事務局までお知らせください。

▼年会費振込み、お忘れではありませんか?

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事務局:
〒516-2102 三重県度会郡度会町大野木1968-3 中野喜吉 気付
E-mail:   jimu@jecoms.jp
ホームページ http://www.jecoms.jp
口座名義:日本エコミュージアム研究会
郵便振替:00170-0-74380  (会費振込先はこちら)
銀行口座:ゆうちょ銀行 店名:二二八(ニニハチ)普通預金 1624950
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メルマガ70号

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日本エコミュージアム研究会メールマガジン 70号 <2013.06.15>
発行人:吉兼秀夫  編集:中野喜吉
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【目次】
1.研究大会&総会プログラム
2.「地域興しにみるエコミュージアム的考え方」
3.事務局からのおしらせ
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昨年度2012年の大会が3月に開催されその原稿を含めてやっと機関誌の発刊
にこぎつけました。来週にはお手元に届くと思います。
大変にお待たせをいたしました。

この日曜日には、研究大会が開かれます。ぜひご参加ください。

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1.研究大会&総会プログラム
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日本エコミュージアム研究会・総会と研究大会2013

〇会 場:「アネックス・パル法円坂」
JR大阪環状線「森ノ宮」西へ600m(徒歩10分)

〇日 時:2013年6月23日(日)

▲総会に先立って、「なにわの宮」見学会が行われます。
ご出発前に、当研究会のホームページで時間などご確認ください。

11:30~12:30 大阪歴史博物館「なにわの宮」見学
▲  参加事前申込者には入場特典あり(長山理事のお取り計らい)。
集合場所:大阪歴史博物館入口(地下鉄「谷町4丁目」が最寄り)
見学申込は、事務局まで、件名を「なにわの宮見学申込」として、
お名前を連絡ください。

13:30-14:00 総会(パル・アネックス法円坂)
14:00-17:00 研究発表会
17:00 解散

詳細は、HP(http://www.jecoms.jp/2013/06/14/2013soukai/) をご覧ください。

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2.地域興しにみるエコミュージアム的考え方
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秋田県立大学 蒔田 明史

私が初めてエコミュージアムに触れたのはもう20年も前のことになります。
当時は文化庁で天然記念物の保護に関する仕事をしておりました。文化庁では
“文化財としての自然”たる天然記念物を素材として、地域の自然と文化を振
り返る拠点にしようとの意図で、天然記念物エコミュージアム事業(正式には
天然記念物整備活用事業)が行われていました。私もそのいくつかに関わり、
そして、朝日町で開かれたエコミュージアム研究会の設立記念大会に出席した
のがjecomsの皆さんとの出会いでした。その後、縁があって秋田に移ってもう
15年目になります。

私はもともと自然科学(森林生態学)の研究者でして、車で1時間も走れば
ブナ林を歩ける秋田市での暮らしはなかなか快適なのですが、一方では、地方
はこれからの時代をどう生き抜くかが深刻な問題となっています。秋田の場合、
自殺率日本一とか、出生率の低下、限界集落とか、とかく暗い話題が先行して
おり、地域の特色を活かしてどう地域をもり立てていくかについてどこの自治
体も必死になっています(全国どこでもそうでしょうが)。よく言われるように、
地域興しとエコミュージアムの考え方とはかなり似たところがあります。ただ
し、秋田に来てよく感じるのですが、多くの地域興しがエコミュージアムには
なりきれない大きな要因が二つあると思います。

その一つは、“発見の小径”の整備ができていないということです(物理的な
整備ではなく、概念として)。特に異なる性質をもった“サテライト”を結び
つける努力に欠けているように思います。秋田では「豊かな自然」が一つの売
りになっています。例えば、白神山地が世界遺産になって今年で20年になりま
すが、当初よく白神の価値についてのシンポジウムが開かれました。しかし、
そこで語られることの大部分は、「自然の価値」であって、そこにはその周辺
で暮らしている人たちの暮らしや文化は登場しませんでした。自然があって、
人が暮らしていて、そして文化ができあがる。そんなことは当たり前なのです
が、自然と暮らしや文化・産業がうまく統合できていない。異なる要素を組み
合わせる、そして、その基盤には地域の歴史がある。こうした概念について、
地域興しはもっとエコミュージアムに学ばなければならないと思います。

もう一つは、“住民みんなが学芸員”という概念です。住民自身が地域の良
さを知るための仕掛けをもっともっとしていかなければならない。今、私は7
月に開催する“地域力フォーラムin秋田”というイベントの実行委員をしてい
ます。このフォーラムは、自然哲学者の内山節さんとゆずによる地域興しで有
名な馬路村農協の東谷望史さんに来ていただくのですが、その中心には、秋田
で頑張っている若者8人を据え「秋田の未来はこう切り開く」と題して秋田の
未来を語ってもらう予定です。彼らは秋田が好きで、秋田の良さを活かして新
たな地平を開こうとしている人たちです。「なまはげ・こまちを超えて」とい
う秋田の人にはかなり刺激的なサブ・タイトルをつけているのですが、それは、
文化や伝統とはそれを守るのが目的ではない。それらに学んで、その上で新た
な文化や伝統をどう築いていくべきなのかを考えることにこそ意義があるんだ
という意図からです。エコミュージアムにせよ、地域興しにせよ、地域の良さ
を知り、地域を愛することは必須だろうと思います。

私自身、現在直接エコミュージアムの活動には関わっていませんが、エコミ
ュージアムに学んだことはとても役立っています。地域興しと呼ぼうが、エコ
ミュージアムと呼ぼうが、それはあまり重要なことではないだろうと考えてい
ますが、エコミュージアムの概念は地域活性化にとって有益な概念です。自ら
が住む街に誇りを持てるように、エコミュージアム的考え方が深まっていくこ
とを願っています。

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3.事務局からのお知らせ
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前月5月15日発行メルマガの号数が「69号」のところを「68号」と誤っていま
した。お詫びして訂正します。

会員の皆さん、それぞれの地域での活動の「ひとコマ」をご紹介下さい。
また、掲載された記事に対してのご意見、ご質問もお寄せ下さい。
メルマガを待って読んでいただけるよう内容を充実させるのも会員お一人お一
人のご参加が決め手です。ご投稿いただきたい記事として

1.ご自分の地域、あるいは訪問した「各地の活動から」
2.皆に知らせたい「行事予定のご案内・参加募集」
3.過去に訪れた場所への「気になる地域へのお伺い(質問)」
4.今後「会に望む活動」等など、特にテーマを絞りませんのでどしどし投稿
下さい。

会員外も含む、エコミュージアムに関心をお持ちの方々の情報交換の場とし
てのメーリングリスト[エコミュージアムML]があります。もしアクセス不可能
な方みえましたら、事務局までご連絡ください。
ml-ecoms@googlegroups.com  をご利用ください。

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日本エコミュージアム研究会   Japan Ecomuseological Society
事務局:
〒516-2102 三重県度会郡度会町大野木1968-3 中野喜吉 気付
E-mail:   jimu@jecoms.jp
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郵便振替:00170-0-74380  (会費振込先はこちら)
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2013全国大会in京都伊根プログラム(詳細)

2013年度の全国大会のプログラム詳細が決定しましたのでお知らせします。

大会日程: 2013年10月12日(土)~13日(日)
場  所: 京都府伊根町

大会テーマ「伊根浦地区エコミュージアム(地域まるごと博物館)のまちづくり」

主催:日本エコミュージアム研究会  共催:伊根町、伊根町教育委員会、
協賛:伊根町観光協会、伊根浦舟屋群等保存会

○10/12京都からの旅程
JR京都9:25発―-[特急]はしだて1号―-天橋立11:22着 (駅前すぐバス停)
JR合計3770円(乗車券:2200円, 特急券等:1570円)

丹後海陸交通バスで「天橋立」11:31発―-バス停「伊根」12:26着(950円)
▲△▲△▲△▲△▲△▲△

10月12日(土)
時間    行程
———————————————————————–
12:26    伊根町 着    伊根バス停 到着時に与謝荘に手荷物を預けて下さい。
12:30    受 付    伊根浦公園
12:30    レセプション
・観光協会及び保存会代表による歓迎挨拶
・伊根浦散策美術館説明
13:00-13:30    伊根湾から舟屋を見る    伊根浦公園より乗船
・成洋丸(定員11名)・碧海丸(定員6名)・ハービー(定員11名)

13:30-15:00 伊根浦散策美術館 鳥屋地区(海の京都事業伊根町拠点地域)
・中学生による観光ガイド ・舟屋の内部見学 ・鏝絵ラリー
・舟屋喫茶など

15:00-15:20    移 動      町マイクロバス
15:20-16:30    浦嶋伝説史跡めぐり    浦嶋神社、龍穴、曽布谷次郎屋敷跡
浦嶋神社宮司による絵解き、地元ガイドによる史跡案内

16:30-17:00    移動してチェックイン    各宿泊施設まで
①兵四楼 ②与謝荘 ③たいせい の順に降車

17:00-17:45    自由時間

17:45-18:00    移 動    ①たいせい ②与謝荘 ③兵四楼 の順に乗車
18:00-20:00    懇親会    レストラン舟屋 (道の駅「舟屋の里伊根」)
(教育委員会、町役場、観光協会、保存会の皆さんと)
20:00-20:20    移 動    各宿泊施設

与謝荘=舟屋を改装した宿。 たいせい=舟屋の宿。
兵四楼=料理旅館(舟屋ではありません)

▲△▲△▲△▲△▲△▲△

10月13日(日)
時間    行 程
————————————————————————
8:30    各宿泊施設    ①たいせい ②兵四楼 の順に乗車
与謝荘宿泊者は、徒歩にて移動

9:00    開会    吉兼会長
9:05    町長あいさつ    伊根町長
9:10    教育委員会あいさつ    委員長
9:15    舟屋紹介映像    DVD上映
9:30    「伊根のエコミュージアムについて」   吉兼会長
9:45    「海の京都構想と伊根のあり方について」 三橋理事
10:00    「鳥屋の観光開発について」 海の京都伊根町実践推進会議会長

10:15    休憩

10:20    意見交換 「エコミュージアム研究会から見た伊根の課題」
11:50    討議のまとめ   井上理事
11:55    閉会

12:00    昼 食    母子ホール(伊根町福祉センター)で弁当
13:20    解 散

——————————

ご到着時 10月12日(土)与謝荘に手荷物を預けて下さい。
お帰り時 10月13日(日)宮津方面の路線バスは13:40伊根バス停発です。

E-MAILでの申込は、下記の—線部分を
件名「大会参加申込み」として E-mailアドレスinfo@ine-kankou.jp 伊根町観光協会宛に
9月30日までに申し込んで下さい。

FAXでのお申込みは「各種書式」のページからダウンロード出来ます

http://www.jecoms.jp/format/ ←ここをクリック

—————————————————————
日本エコミュージアム研究会全国大会in京都伊根 参加申込書

お名前 :
ふりがな:

会員・一般 [不要部分を消して下さい]
男・女
禁煙・喫煙

ご住所 :〒
お電話 :
E-mail :
参加区分 ①会員全日コース16,000円、
それ以外の場合の参加区分(  )     円

その他

—————————————————————

参加区分

②一般全日¥16,500 ③1日目のみ¥2,600 ④1日目+懇親会¥6,600
⑤2日目のみ¥2,000

大会参加費には宿泊代(朝食付き)、懇親会費、2日目弁当とお茶、
海上タクシー代、ガイド料、資料代が含まれます。⑤には弁当含みます。

お振込みも9月30日(月)までにお願いします。
原則、全日コースへの参加です。都合のある方は参加区分欄に該当番号をご記入
下さい。
宿泊は、男女別で相部屋になります。原則、宿の指定はできません。

禁煙等ご希望に添えない時もあります。前泊、延泊、その他個別のご希望ある時
は、観光協会にご相談ください。

●振込先

振込口座:京都北都信用金庫 伊根支店
口座名:伊根町観光協会 会長 向井義昶
口座番号:普通 0085277

●お申込お問合せ先:伊根町観光協会

〒626-0424  京都府与謝郡伊根町字亀島459  伊根町観光協会
電話: 0772-32-0277 FAX: 0772-32-0773 E-MAIL: info@ine-kankou.jp

伊根町公式ホームページ
http://www.town.ine.kyoto.jp/

メルマガ69号

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日本エコミュージアム研究会メールマガジン 69号 <2013.05.15>
発行人:吉兼秀夫  編集:中野喜吉
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【目次】
1.研究大会&総会のお知らせ
2.「復興計画とエコミュージアム」
3.理事会の概要
4.事務局からのおしらせ
========================================

もう夏が来たかと思われるような暑い日があったり不規則な気候ですがいかが
でしょうか。

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1.研究大会&総会のお知らせ
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日本エコミュージアム研究会・総会と研究大会2013

〇会 場:「アネックス・パル法円坂」
JR大阪環状線「森ノ宮」西へ600m(徒歩10分)

〇日 時:2013年6月23日(日)

▲総会に先立って、「なにわの宮」見学会が行われます。
ご出発前に、当研究会のホームページで時間などご確認ください。

予定11:30~12:30 大阪歴史博物館「なにわの宮」見学
▲  参加事前申込者には入場特典あり(長山理事のお取り計らい)。
集合場所:大阪歴史博物館入口(地下鉄「谷町4丁目」が最寄り)
参加申込は、事務局まで、件名を「なにわの宮見学申込」として、
お名前を連絡ください。

13:30-14:00 総会(パル・アネックス法円坂)
14:00-17:00 研究発表会
17:00 解散

研究会テーマ「エコミュージアム活動の経験から考え直す『地域と住民』」

研究大会を総会と併せて開催いたします。
それに伴って、研究発表者を公募いたします。

1.研究発表の申し込み締め切り:5月31日(金)

2.申し込み内容
自由研究発表の応募について
(1)研究内容 エコミュージアムに関する研究
(2)応募資格 連名者に本研究会の会員が含まれていること
(3)申込み必要事項
発表題目、氏名、連絡先(住所、電話、FAX、E-mail)、所属(勤務先)、
および  発表時の使用希望機器、200字程度の簡潔な発表要旨。

送付先  jimu@jecoms.jp

※発表者には、後日、2013年度機関誌『エコミュージアム研究19号』への
論文、報告として投稿していただきますので、よろしくお願いします。

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2.復興計画とエコミュージアム
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㈱地域計画研究所 井原満明
(木島平村農村文明塾事務局長/公民館長)

東北大震災が2年を経て、ようやく復興への取組みが聞かれるようになりま
した。そして、少しずつしかも確実に動いているのはどうも地域の住民の方た
ちの取組みで、行政が取り組んでいる復興には、まだまだ問題と課題が山積み
のようです。

被害が甚大なだけに復旧・復興計画の大きな課題は、巨大な防潮堤の整備、
沈下した土地基盤の嵩上げ、集団移転の宅地造成などのインフラ(都市基盤)
整備などがあります。また、生産の場を奪われた被災者の生活再建補償、津波
という長時間目に焼き付けられた恐怖感、ふるさとに戻るか戻らないかとの葛
藤、そして福島原発のように戻りたくても戻れない被災者の置かれた厳しい状
況があります。

あるニュースで被災地の事を紹介していた番組のことですが「江戸時代の津
波により、漁の安全を祭る神社が流され、津波が及ばなかった小高い丘に再建
した。当初は、被害者を偲ぶために毎日参拝していたが、時間と共に毎日が週
に2~3回に、そのうちに月に1回程度になり、気が付いてみれば面倒だからと
言って海岸端に移して、今回また被災した。」ということです。言い換えれば、
毎日の参拝が日常的な避難訓練になっていたのです。

山古志の復興計画に関わったときに、近代的なバイパス道路の多くが崩壊し、
通行止めであった旧道伝いに被災地へいったことがあります。今回も、古い土
蔵や大きな鳥居などが被災地に残り、また大きなタンカーや漁船が残されたり
しています。地域づくりについても近代的な技術だけではなく、農山村での培
われた技術による確かさなども大切な事です。

今回は、地方都市や農山村漁村での被害であり、大都市と比べて地域資源※
が豊富に賦存する地域です。歴史的な地域資源、自然的な地域資源などをこれ
からの地域づくりにどう活かしていくのかが課題であり、その意味で復興計画
にエコミュージアムの視点を導入することが求められているのではないかと考
えております。

※地域資源には、一般的な資源と異なる3つの要素を持っています。

①「非移動性」:土地や気候などの地域資源は人間による空間的移動が出来な
い。
②「有機的連鎖性」:森林、水、耕地など有機的連鎖を持っており、この連鎖
が破壊されたとき地域資源の有用性が失われる。
③「非市場的性格」:上記2つの側面の規定を受けて何処でも調達不可能であ
り、市場メカニズムになじまない性格を持っている。(永田恵十郎氏)

■■■================================================================
3.理事会の概要
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さる4月21日(日)阪南大学・南キャンパスにおいて2013年度第1回理事会が
行われました。事務局から2012年度決算内容、会員状況(個人会員140、団体
会員6、寄贈先1)が報告され、また機関誌18号の進捗状況が編集長・淺野理事
から報告されました。

議事内容としては、来期予算の検討、総会の開催時期及び場所が決定されま
した。(別項目に詳細あり)

次期大会場所として「京都・伏見」または「平野市」を検討し、2014年度は
「福井・勝山市」を予定するとされました。

その他、今後の行事予定に今秋に博物館部会(東京三鷹)、関東例会(福島)
の提案を検討することが決まりました。

■■■================================================================
4.事務局からのお知らせ
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機関誌18号は、2012年度の全国大会開催が年度末の3月8-9日であった事から
発行が遅れ6月末頃の予定となります。お待たせいたしますがご了承下さいます
様お願いいたします。

会員の皆さん、それぞれの地域での活動の「ひとコマ」をご紹介下さい。
また、掲載された記事に対してのご意見、ご質問もお寄せ下さい。
メルマガを待って読んでいただけるよう内容を充実させるのも会員お一人お一
人のご参加が決め手です。ご投稿いただきたい記事として

1.ご自分の地域、あるいは訪問した「各地の活動から」
2.皆に知らせたい「行事予定のご案内・参加募集」
3.過去に訪れた場所への「気になる地域へのお伺い(質問)」
4.今後「会に望む活動」等など、特にテーマを絞りませんのでどしどし投稿
下さい。

会員外も含む、エコミュージアムに関心をお持ちの方々の情報交換の場とし
てのメーリングリスト[エコミュージアムML]があります。もしアクセス不可能
な方みえましたら、事務局までご連絡ください。
今までご利用のml-ecom@ml.ritsumei.ac.jp は閉鎖いたしました。
新しく ml-ecoms@googlegroups.com  をご利用ください。

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日本エコミュージアム研究会   Japan Ecomuseological Society
事務局:
〒516-2102 三重県度会郡度会町大野木1968-3 中野喜吉 気付
E-mail:   jimu@jecoms.jp
ホームページ http://www.jecoms.jp
口座名義:日本エコミュージアム研究会
郵便振替:00170-0-74380  (会費振込先はこちら)
銀行口座:ゆうちょ銀行 店名:二二八(ニニハチ)普通預金 1624950
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