日本エコミュージアム研究会

Japan Eomuseological Society

 
 

Archive for メルマガ

メルマガ90号

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日本エコミュージアム研究会メールマガジン 90号   <2015.02.28>
発行人:吉兼秀夫  編集:中野喜吉
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去る2月23日には、あなたが主役!地域がまるごと博物館「エコミュージアム」
をテーマに宮城県・石巻専修大学で大学と地元信用金庫との連携で進める地域観
光シンポジウムが開催され吉兼会長と、安藤理事の講演が行われました。
ワークショップでは「オリジナル街マップを考えよう」とグループの分かれての
作業が行われました。
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【目次】
1.NPO北はりま空間博物館の取り組み
2.全国大会2015in東北・石巻(日程の予定)
3.事務局からのお知らせとお願い
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1.NPO北はりま空間博物館の取り組み
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NPO北はりま空間博物館の取り組み
阪南大学 吉兼秀夫
兵庫県西脇市と多可町をテリトリーとする田園空間博物館事業(エコミュージア
ム事業)は国の田園空間博物館事業によって始められた事業である。(国の事業
としては平成21年の事業仕分けで廃止)本来は農業・農村の営みを通じてはぐ
くまれてきた地域資源を歴史的・文化的視点から見直し、伝統的な農業施設や美
しい景観を空間全体として整備・再生し魅力ある田園空間を生み出す取り組みと
して、エコミュージアムの概念を取り入れてスタートしたものである。先日観光
アドバイスのため訪れた西脇市で、北はりま田園空間博物館事業がその後も活発
に続けられていることを知ったので、その活動概要を紹介したい。
北はりま田園空間博物館は当初1市4町(中町、加美町、八千代町、黒田庄町、
西脇市)の領域で始まったが、平成の合併によって領域は西脇市・多可町となっ
た。2001年に登録された道の駅北はりまエコミュージアム(北はりま田園空
間博物館総合案内所)を活動拠点とし、その指定管理者となっている.この収入
が重要な活動資金となっている。
地域は北緯35度、東経135度が交差する日本のへそを標榜するに西脇市を
中心とする。領域人口は64938人(平成27年1月)。面積は317?。
加古川、杉原川、野間側の3川が地域を流れ、異なる文化を共有する。登録サテ
ライトは212館である。サテライトはNPO法人に申請され登録される。年会費は
3650円(通例)である。事業はNPO法人になっており、NPO会員の年会費は年
1200円。会員資格は個人で各部会に所属することになっている。会員数は1
10名である。組織は総会、理事会の下に5つに部会(地域交流部、都市交流部、
総務部、特産品部、広報部)を持ちこれを事務局が支える。そのもとにサテライ
トと特産品納入者が位置する組織構図となっている。事業費は5000万円で、
指定管理の道の駅委託事業収入(事業委託・販売手数料)がその大半を占めてい
る。
各部会の活動内容を見ると、総務(募集・啓発・施設)では会員研修(成功事
例見学等)を行ない、でんくうFUNクラブ(会員以外の事業支援者組織)を募集し、
サテライト募集、視察受け入れ(ラオス青年団も受け入れた)、道の駅施設管理
を行なう。
広報部はニュースでんくうを発行、ホームページ(http://www.k-denku.com)の
運営、サテライト訪問企画などを行なう。ニュースでんくうは毎月発行で150
0部を発行している。でんくうマップは10000部を発行している。イベント
&カレンダーは季刊で30000部を発行。全サテライトを掲載した丸ごとガイ
ドは5000部を発行している。道の駅には情報展示コーナーがあり、サテライ
トの紹介も月替わりで行なわれている。都市交流部ではサテライトの運営支援を
担当し、サテライト交流バスツアーを年10回企画。あぐり(農業)体験バスツア
ーを年2回、サテライト訪問スペシャルツアーを3回開催し、ボラティアガイド
養成講座の開催、サテライトフォトコンテストなどを実施している。地域交流部
は交流企画や運営を担当するが、体験学習室企画(年10回)体験室活用事業、自
然環境調査等を行っている。子供達を対象とした多様な体験プログラムが実施さ
れている。特産品部は収益事業の支援であるが、道の駅広告宣伝、販売促進、そ
の他の事業を行っている。道の駅は35万人以上の来場があり、増加傾向にある
ようである。売り上げも14000万円に達している。
サテライトには日本のへそ公園、播州織工業協同組合、黒田官兵衛生誕地の会、
兵主神社、大城戸社寺屋根職人、旧来住家住宅、播州織工房、西脇大橋ラーメン、
播州毛鉤、播州織パッチワークキルト等、地場産業を中心に多様な業種が含まれ
ている。
JECOMS憲章に見る定義に合致した活動かどうかはすぐには評価できないが、地
域活性化活動を担っていることは間違いない。行政との距離に不安があるが、そ
れだけ自律した活発な活動となっている。道の駅収入が活動を支えていることも
大きい。地域の記憶に丁寧に光を当て、科学的な検証を続けるというエコミュー
ジアムが大切にする活動の持続性は未知数だが、自分たちの宝を自ら活用しよう
という姿は見ることができた。今後見守っていきたい。
阪南大学 吉兼秀夫(文責)
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2.全国大会2015in東北・石巻(日程の予定)
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今年の全国大会は、東北・石巻で皆さんとお会いしたいと思います。
11月14~15日もしくは、11月7~8日頃を予定しています。
詳細決まり次第このメルマガなどでお知らせします。
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3.事務局からのお願い
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≪以下は毎号同じです。≫
▼ 会員の皆さん、それぞれの地域での活動の「ひとコマ」をご紹介下さい。
また、掲載された記事に対してのご意見、ご質問もお寄せ下さい。
メルマガを待って読んでいただけるよう内容を充実させるのも会員お一人お一
人のご参加が決め手です。ご投稿いただきたい記事として
1.ご自分の地域、あるいは訪問した「各地の活動から」
2.皆に知らせたい「行事予定のご案内・参加募集」
3.過去に訪れた場所への「気になる地域へのお伺い(質問)」
4.今後「会に望む活動」等など、特にテーマを絞りませんのでどしどし投稿
下さい。
▼ 会員外も含む、エコミュージアムに関心をお持ちの方々の情報交換の場と
してのメーリングリスト[エコミュージアムML]があります。
会員外も参加いただけますので、お知り合いにもご紹介ください。
1.お名前(本名)
2.E-mailアドレス
3.お住まいの都道府県名を事務局までお知らせください。
(このメルマガへは返信しないでください。)
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日本エコミュージアム研究会   Japan Ecomuseological Society
事務局:
〒516-2102 三重県度会郡度会町大野木1968-3 中野喜吉 気付
E-mail:   jimu@jecoms.jp
ホームページ http://www.jecoms.jp
口座名義:日本エコミュージアム研究会
郵便振替:00170-0-74380  (会費振込先はこちら)
銀行口座:ゆうちょ銀行 店名:二二八(ニニハチ)普通預金 1624950
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メルマガ89号

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日本エコミュージアム研究会メールマガジン 89号   <2015.01.15>
発行人:吉兼秀夫  編集:中野喜吉
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新年あけましておめでとうございます。
「初詣」という正月の行事、皆さんはいかがされたでしょうか。当地伊勢神宮
は、ご遷宮から二度目の正月でまだ木の香の感じられる様な新しい社殿ですが、
各地の大雪が出足をくじいたのか昨年のような混雑はありませんでした。それ
ぞれの新しい出発の時として、前進したいと思います。
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【目次】
1.「第30回水郷水都全国会議」に参加して
2.事務局からのお知らせとお願い
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1.「第30回水郷水都全国会議」に参加して
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淺野敏久
2014年12月6日、7日の両日に、第30回水郷水都全国会議が「みんながかかわる
里山・里海」をテーマとして、東広島市の広島大学他を会場に開催されました。
大会には、全国で水環境の保全活動や水を大切にした地域づくりに取り組む市民
・行政・研究者・事業者など142人が参加しました。水郷水都全国会議は、1984年
に琵琶湖で世界湖沼会議が開かれたのを契機に、それに関わった市民団体や研究
者等が翌年から継続して開催してきたものです。水資源・水環境と社会に関する
さまざまな問題に対して、市民・行政・科学者それぞれの立場から議論し、情報
の共有を図ろうとしています。
開催地である西条盆地・賀茂台地は、多数のため池を有し、赤瓦の民家と水田、
里山のコントラストが美しい農村景観が広がり、龍王山系からの地下水を活かし
た酒造りにより、日本三大銘醸地の一つと称されます。特に近年は地元の酒造会
社が主導して、一升一円の基金を原資とする水源地の森を守る市民活動を行って
います。大会では、当地の水環境に関わる諸活動の報告をもとに、活動における
水質や生物多様性に対する意識、活動を発展・継続するための財源、大きな対立
軸はなくてもじわじわと環境劣化が進む地域での市民活動のあり方など、これか
らの市民活動の課題について話し合いました。
近年、山と海とのつながりに関心が高まり、マネー資本主義に対する里山資本
主義が提唱されています。このような自然と社会の新たな関係を模索する動きが
ある一方、一時期抑えられていた公共事業が活発化する動きもみられます。ある
地域では産・官・学・民の連携や協働による環境づくりが志向され、また、ある
地域では中央政府の思惑と、土地の自然とともに生きてきた地域住民の思いが鋭
く対立することがあります。大会2日目は、このような多様な関わり方があること
を承知したうえで、全国各地の報告をもとに、「里海(湖)の環境再生」、「治
山・治水・水資源:開発と住民自治」、「伝える・つなげる:環境教育・市民活
動」の3つのテーマを議論しました。
全体会と分科会を通して注目されたことは、30年にわたる水郷水都活動の中で、
地域の自然環境および社会環境が変わってきたこと、それにともない活動の対象
や進め方も変わってきたこと、そして、それは地域によってさまざまであること
です。そのような多様性を意識した中で、国内外の市民活動の連携を図りながら、
市民主体の環境保全・地域づくりを模索しなければなりません。そのためには、
身近な環境の劣化に不感症・無関心になることなく、市民、研究者、行政、企業
などさまざまな立場を超えて、「みんながかかわる」場をつくっていくことが求
められます。
しかし、一方で環境に関わる問題は、地域の中だけで解決できるような問題で
はなく、グローバルな、あるいはナショナルな構造的問題として存在しています。
社会のあり方そのものを問い直し、変革していかなければ解決できないことの方
がむしろ多いといえます。それに寄与できる市民運動の新基軸を模索すべきで、
時には対立の先にその活路を見出すことも必要です。運動をいかに次世代につな
げていくのか、息の長い活動の進め方も真摯に考えなければなりません。
このようなことを、水郷水都全国会議の30年目の節目の大会では話し合いまし
た。 以上は、大会宣言をもとに表現を多少改めたものです。このような確認や
アピールを毎回の大会で行っています。それにどんな意味があるのか、さまざま
な意見があると思います。ただ、JECOMSの活動を振り返ったときに、JECOMSは何
をどのように、世に発信すべきなのでしょうか。        (淺野敏久)
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2.事務局からのお知らせとお願い
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今年の全国大会は、東北・石巻で皆さんとお会いしたいと思います。詳細決
まり次第お知らせします。
≪以下は毎号同じです。≫
▼ 会員の皆さん、それぞれの地域での活動の「ひとコマ」をご紹介下さい。
また、掲載された記事に対してのご意見、ご質問もお寄せ下さい。
メルマガを待って読んでいただけるよう内容を充実させるのも会員お一人お一
人のご参加が決め手です。ご投稿いただきたい記事として
1.ご自分の地域、あるいは訪問した「各地の活動から」
2.皆に知らせたい「行事予定のご案内・参加募集」
3.過去に訪れた場所への「気になる地域へのお伺い(質問)」
4.今後「会に望む活動」等など、特にテーマを絞りませんのでどしどし投稿
下さい。
▼ 会員外も含む、エコミュージアムに関心をお持ちの方々の情報交換の場と
してのメーリングリスト[エコミュージアムML]があります。
会員外も参加いただけますので、お知り合いにもご紹介ください。
1.お名前(本名)
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3.お住まいの都道府県名を事務局までお知らせください。
(このメルマガへは返信しないでください。)
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メルマガ88号

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日本エコミュージアム研究会メールマガジン 88号   <2014.12.15>
発行人:吉兼秀夫  編集:中野喜吉
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今年ももう暮れてしまいます。人間年を取る毎に段々1年を短く感じる様にな
るのは、1年の長さは子どもにとっては自分の体験年数分の1で、高齢者はその
年数分の1と、段々小さくなるからだと理屈付けをして自分で納得していたら、
「なんとかの法則」でそう言われていると最近知りました。
調べてみたら心理学者のジャネか誰か知りませんが、何事でも偉い先生でなくと
も、気づいている人は、いくらでもいるでしょうに・・・。「当たり前の事(事
実)をもっともらしく理屈を付けてしゃべるのが『学者先生』さ~」と言ったら、
あなたは腹が立つ方ですか?
お正月のお休みには、故郷に帰られる方もいらっしゃるでしょう。親戚の年寄り
の話やら、まったく違う環境の人の声にも耳を傾けてみてください。何か新しい
発見があるかも知れません。
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【目次】
1.「エコミュージアムとジオパーク、エコパーク お互いの経験から学び合う」
2.事務局からのお知らせとお願い
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1.まもなく研究・関東例会「ジオパークとエコパークとエコミュージアム」
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2014研究・関東例会の報告
担当理事:菊地直樹
12月13日(土)13時半から16時半にかけて、上記の研究会を開催しました。当
日は30人を超える多様な参加者が集まり、活発な意見交換を行いました。
最近、エコミュージアムと類似したジオパークやエコパークといった言葉を聞
くことも多くなりました。科学的に見て貴重な地形・地質や景観を活かした「大
地の公園」であるジオパークとユネスコが主催する政府間プログラム「人間と生
物圏」計画に基づく国際認証地域であるエコパークは、いずれも地域の自然の保
護と利用を重視し、自然資源を活かして「持続可能な地域社会」を創ろうとする
仕組みといえます。
住民の参加により環境と人間の関わりを探る活動と仕組みであるエコミュージ
アムは、ジオパークとエコパークと共通点も多いように思います。その一方で、
考え方、仕組み、住民参加のあり方、活動などに相違点もあるようにも思えます。
今回の研究会では、それぞれの経験から学び合うことで、持続可能な地域社会の
形成に向けた経験の共有をはかりました。
エコミュージアムについては吉兼秀夫会長、ジオパークに関しては日本ジオパ
ーク委員会事務局の渡辺真人さん、エコパークに関しては日本MAB計画委員会
副委員長の酒井暁子さんから、それぞれの取組みについて話題を提供していただ
きました。
後半の意見交換では、まず大原一興理事からコメントをいただき、意見の交換
をはかりました。持続可能な地域社会づくりに向けて、それぞれの取組みには地
域住民と研究者の関係、運動的な側面と制度的な側面のバランスなど強調点の違
いもありましたが、思いのほか共通点が多いことを確認することができました。
持続可能な地域社会の形成に向けて、それぞれの取組みから学び合うことの重要
性を認識した研究例会となりました。             (菊地直樹)
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2.事務局からのお知らせとお願い
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12月13日の研究・関東例会では、会員外からも多数の参加をいただき、これか
らのエコミュージアムを考える上でいい議論が交わされました。
来年8月の終りから9月初めのあたりでフランス、ベルギーへの海外視察も検討
課題になってます。詳細は決まり次第お知らせします。
≪以下は毎号同じです。≫
▼ 会員の皆さん、それぞれの地域での活動の「ひとコマ」をご紹介下さい。
また、掲載された記事に対してのご意見、ご質問もお寄せ下さい。
メルマガを待って読んでいただけるよう内容を充実させるのも会員お一人お一
人のご参加が決め手です。ご投稿いただきたい記事として
1.ご自分の地域、あるいは訪問した「各地の活動から」
2.皆に知らせたい「行事予定のご案内・参加募集」
3.過去に訪れた場所への「気になる地域へのお伺い(質問)」
4.今後「会に望む活動」等など、特にテーマを絞りませんのでどしどし投稿
下さい。
▼ 会員外も含む、エコミュージアムに関心をお持ちの方々の情報交換の場と
してのメーリングリスト[エコミュージアムML]があります。
会員外も参加いただけますので、お知り合いにもご紹介ください。
1.お名前(本名)
2.E-mailアドレス
3.お住まいの都道府県名を事務局までお知らせください。
(このメルマガへは返信しないでください。)
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事務局:
〒516-2102 三重県度会郡度会町大野木1968-3 中野喜吉 気付
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メルマガ87号

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日本エコミュージアム研究会メールマガジン 87号   <2014.11.15>
発行人:吉兼秀夫  編集:中野喜吉
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朝夕、めっきり寒くなってきました。
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【目次】
1.まもなく研究・関東例会「ジオパークとエコパークとエコミュージアム」
2.「全国大会・宮川から10年」
3.事務局からのお知らせとお願い
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1.まもなく研究・関東例会「ジオパークとエコパークとエコミュージアム」
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テーマ:
「エコミュージアムとジオパーク、エコパーク お互いの経験から学び合う」
日時:2014年12月13日(土)13時30分~16時半
場所:アットビジネスセンター池袋駅前本館 501号室
(〒170-0013 東京都豊島区東池袋1-3-5 5階)
参加申込:
会場準備の都合上、JECOMS事務局へお名前と所属をメール下さい。
参加費:
それぞれの会に所属の方は無料。会員外は会場費、資料代として500円。
プログラム
◎趣旨説明:菊地直樹
(日本エコミュージアム研究会理事・総合地球環境学研究所)
◎エコミュージアムについて:吉兼秀夫
(日本エコミュージアム研究会会長・阪南大学)
◎ジオパークについて:渡辺真人
(日本ジオパーク委員会事務局長・産業技術総合研究所)
◎エコパークについて:酒井暁子
(日本MAB計画委員会副委員長・横浜国立大学)
◎コメント:大原一興
(日本エコミュージアム研究会理事・横浜国立大学)
◎意見交換:コーディネーター・菊地直樹
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2.「全国大会・宮川から10年」
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宮川流域エコミュージアム:中野喜吉
あなたにとって10年前の記憶に何がおありでしょうか?
2004年(平成16年)の秋、10月23日は、新潟中越地震では死者68名が出ました。
当地三重県宮川流域では9月29日九州に上陸した台風21号により宮川村 (現大台
町)で6名の死者(全国では26名)、行方不明1名の犠牲が出ました。宮川ダムの
完成した1956年(昭和31年)以来凡そ半世紀忘れかけていた大洪水でした。
その被害のほんの10日程前の9月17~18日第10回全国大会が開催されてました。
2日間で延べ600名の参加者とJECOMS大会記録上最大の規模ではありました。
しかし、当然ながらエコミュージアムの活動、決して規模ではありません。いか
に活動が持続していくかでありその内容であると思います。私自身が訪れた過去
の大会開催地でも、最近あまり「エコミュージアム」と言う言葉を聞かなくなっ
た、あるいは中身のどこが「エコミュージアム」だろうかと首をかしげる部分を
持つところも感じます。
宮川流域の場合、複数の行政区画にまたがった広い範囲(当時12市町、現在合
併後も同範囲で7市町)での取組みには、 当初企画案を出された方々がどれほど
の展望をお持ちであったかは知りませんが、およそ90kmを流れる流域を繋げての
連携は、大変に難しいところがあります。しかし、「宮川のエコミュージアム」
を地域外の方のお話する時、こんな広範囲でまとまって取り組んでいるのは、こ
こだけですよ!とご紹介するのが、一つの大きなポイントにもなっています。事
実、月一回の定例運営委員会を開くにも、 片道1時間以上の時間をかけて参加す
るメンバーもいます。それでもお互いに顔を合わせるのを楽しみに集まっていま
す。
個人の企画による行事が年間80個ほどに加えて「宮川親子デイキャンプ」など
の会の主催としての共同事業なども会を重ねて続いているのは、やはり立上げ時
の「人」の育成に力を入れた進め方が一番であったと感じられます。その意味で、
当時の県の担当者は現在、他部門に移られていますが、「宮川流域エコミュージ
アム」にとっていい基礎固めをしていただいたものと感じています。
現在、宮川流域エコミュージアムの実践部隊としての「宮川流域案内人」養成講
座を修了した登録者からさらに熱意の有無を問い、行政からの助成金も減少する
中、今年度から会費徴収になりましたがもし一定数を切ったらどうするかと思案
の中でしたが100名を超える正会員を得る事ができています。
しかしながら10年たったという事は、その分メンバーも高齢化したという事です。
新しいメンバーの参加により会員の平均年齢の上昇でなく、維持を計らなければ
ならないのがこれからの活動を持続させる一番の課題であります。 (中野喜吉)
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3.事務局からのお知らせとお願い
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まもなく12月13日(土)の研究・関東例会です。これからのエコミュージアム
を考える上で大切と思います。是非ご参加ください。
≪以下は毎号同じです。≫
▼ 会員の皆さん、それぞれの地域での活動の「ひとコマ」をご紹介下さい。
また、掲載された記事に対してのご意見、ご質問もお寄せ下さい。
メルマガを待って読んでいただけるよう内容を充実させるのも会員お一人お一
人のご参加が決め手です。ご投稿いただきたい記事として
1.ご自分の地域、あるいは訪問した「各地の活動から」
2.皆に知らせたい「行事予定のご案内・参加募集」
3.過去に訪れた場所への「気になる地域へのお伺い(質問)」
4.今後「会に望む活動」等など、特にテーマを絞りませんのでどしどし投稿
下さい。
▼ 会員外も含む、エコミュージアムに関心をお持ちの方々の情報交換の場と
してのメーリングリスト[エコミュージアムML]があります。
会員外も参加いただけますので、お知り合いにもご紹介ください。
1.お名前(本名)
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(このメルマガへは返信しないでください。)
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メルマガ86号

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日本エコミュージアム研究会メールマガジン 86号 <2014.10.15>
発行人:吉兼秀夫  編集:中野喜吉
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超大型台風、その前ぶれ程の被害もなく幸いでした。屋外活動には絶好のシ
ーズンです。この時期には、出来る限り現地の活動に直に触れたいものです。
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【目次】
1.「2014全国大会in勝山」開催される
2.研究・関東例会「ジオパークとエコパークとエコミュージアム」案内
3.事務局からのお知らせとお願い
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1.「2014全国大会in勝山」開催される
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去る10/11-12の両日、福井県・勝山市で「2014全国大会in勝山」が成功裏に
開催されました。超大型台風19号の接近ニュースの中、会場の福井には影響の
出ない内、秋晴れの好天気に恵まれて行われました。
「勝山市制施行60周年」「勝山市エコミュージアム推進15周年」そして「日本
エコミュージアム研究会・全国大会第20回」と記念づくめの数字の中、テーマ
「うららのふるさとものがたり」のもと、平泉寺・猪野瀬・遅羽・鹿谷・勝山
・野向・北谷・村岡・北郷・荒土、それぞれの地区から①まほろば、②ジオ体
感、③まちブラ、④自然満喫、⑤昔の暮らし体感と5コースにわたり、地域の
皆さんの熱意あふれる活動状況の様子を見ました。
15年にわたる活動の成果発表の場が、これからの活動に一つの目印となり今後
もその熱意が続く事を期待したいと思います。        (中野喜吉)
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2.研究・関東例会「ジオパークとエコパークとエコミュージアム」
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菊地直樹
最近、エコミュージアムと類似したジオパークやエコパークといった言葉を聞
くことも多くなりました。日本国内で世界ジオパークに認定されている地域は7
つ、日本ジオパークまで含めると36を数えるようになっています。エコパークは
7つの地域が認証されています。
科学的に見て貴重な地形・地質や景観を活かした「大地の公園」であるジオパ
ークとユネスコが主催する政府間プログラム「人間と生物圏」計画に基づく国際
認証地域であるエコパークは、いずれも地域の自然の保護と利用を重視し、自然
資源を活かして持続可能な地域社会を創ろうとする仕組みといえます。
住民の参加により環境と人間の関わりを探る活動と仕組みであるエコミュージ
アムは、ジオパークとエコパークと共通点も多いように思います。その一方で、
考え方、仕組み、住民参加のあり方、活動などに相違点もあるようにも思えます。
今回の研究会では、それぞれの経験から学び合うことで、持続可能な地域社会の
形成に向けた経験の共有をはかりたいと思っています。
テーマ:
「エコミュージアムとジオパーク、エコパークーお互いの経験から学び合う」
日時:2014年12月13日(土)13時30分~16時半
場所:首都圏で調整中
プログラム(調整中で変更する可能性があります)
◎趣旨説明:菊地直樹
(日本エコミュージアム研究会理事・総合地球環境学研究所)
◎エコミュージアムについて:吉兼秀夫
(日本エコミュージアム研究会会長・阪南大学)
◎ジオパークについて:渡辺真人
(日本ジオパーク委員会事務局・産業総合研究所)
◎エコパークについて:酒井暁子
(日本MAB計画委員会副委員長・横浜国立大学)
◎コメント:大原一興
(日本エコミュージアム研究会理事・横浜国立大学)
◎意見交換:コーディネーター・菊地直樹
ご参加のほど、よろしくお願いします。           (菊地直樹)
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3.事務局からのお知らせとお願い
============================================================□□□□□
12月13日(土)の研究・関東例会、ご予定に、お加え下さい。
≪以下は毎号同じです。≫
▼ 会員の皆さん、それぞれの地域での活動の「ひとコマ」をご紹介下さい。
また、掲載された記事に対してのご意見、ご質問もお寄せ下さい。
メルマガを待って読んでいただけるよう内容を充実させるのも会員お一人お一
人のご参加が決め手です。ご投稿いただきたい記事として
1.ご自分の地域、あるいは訪問した「各地の活動から」
2.皆に知らせたい「行事予定のご案内・参加募集」
3.過去に訪れた場所への「気になる地域へのお伺い(質問)」
4.今後「会に望む活動」等など、特にテーマを絞りませんのでどしどし投稿
下さい。
▼ 会員外も含む、エコミュージアムに関心をお持ちの方々の情報交換の場と
してのメーリングリスト[エコミュージアムML]があります。
会員外も参加いただけますので、お知り合いにもご紹介ください。
1.お名前(本名)
2.E-mailアドレス
3.お住まいの都道府県名を事務局までお知らせください。
(このメルマガへは返信しないでください。)
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日本エコミュージアム研究会   Japan Ecomuseological Society
事務局:
〒516-2102 三重県度会郡度会町大野木1968-3 中野喜吉 気付
E-mail:   jimu@jecoms.jp
ホームページ http://www.jecoms.jp
口座名義:日本エコミュージアム研究会
郵便振替:00170-0-74380  (会費振込先はこちら)
銀行口座:ゆうちょ銀行 店名:二二八(ニニハチ)普通預金 1624950
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メルマガ85号

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日本エコミュージアム研究会メールマガジン 85号 <2014.9.15>
発行人:吉兼秀夫  編集:中野喜吉
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広島地方には甚大な被害をもたらしました豪雨は、今なお爪痕を大きく残し
ていますが、これからの台風シーズンには、各地とも油断なく最近の異常な天
候に気を付けたいと思います。
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【目次】
1.「2014全国大会in勝山」決定プログラム
2.研究例会「ジオパークとエコパークとエコミュージアム(仮称)」予告
3.日本ジオパーク南アルプス大会のご案内
4.事務局からのお知らせとお願い
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1.「2014全国大会in勝山」決定プログラム
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申込締切日は9月20日FAX又は、郵送で必着です。
テーマ「うららのふるさとものがたり」
2014/10/11(土) 会場:勝山教育会館大ホール
12:00 受付
12:30 あいさつ コース説明
13:00 フィールドワーク(勝山市内5コース)
①まほろばコース~平泉寺町~
②ジオ体感コース~猪野瀬地区・遅羽町・鹿谷町~
③まちブラコース~勝山地区~
④自然満喫コース~野向町・北谷町・村岡町~
⑤昔の暮らし体感コース~北郷町・荒土町~
好きなコースをお申し込み時にお選びください。
17:00 フィールドワークごとの報告会
18:00 交流会・アトラクション
20:00 1日目終了
2014/10/12(日) 会場:勝山市民会館大ホール
8:30 アトラクション
9:00 勝山市エコミュージアム推進15周年
&日本エコミュージアム全国大会式典
9:30 フィールドワーク報告会
9:50 勝山市エコミュージアム15周年の歩み
山形県朝日町の活動発表
10:30 シンポジウム 「これからのエコミュージアム」
●パネリスト
椎名 誠氏(かつやま左義長大使)
吉兼秀夫氏(日本エコミユージアム研究会会長)
安藤竜二(山形県朝日町エコミュージアム)
山岸正裕(勝山市長)
11:30閉会セレモニー
大会旗引き継ぎ
12:30閉会
どなたでも参加できます。(事前のお申し込みが必要になります)
参加お申し込みの締切は、2014年9月20日必着です。
http://jecoms.jp
【お問い合わせ】
勝山市エコミュージアム協議会事務局
住所:福井県勝山市片瀬町 1-402
電話:0779-87-10110779-87-1011
FAX :0779-87-1022
E-mailアドレスshiminkatsu@gmail.com
参加費
A.一般全日 15,000円
B.日本エコミユージアム研究会員 14,000円
C.フィールドワーク+交流会 5,000円
D.フィールドワークのみ 1,500円
E.交流会のみ 3,500円
F.学生全日 7,000円
*A,B,Fは宿泊費(一泊朝食付)、フィールドワーク、交流会参加費を含んでいます。
*A,Bの宿泊先は勝山ニューホテル、Fは、簡易宿所です。
*宿泊を伴わない参加、または部分のみ参加につきましてはお問合わせ下さい。
*勝山までの交通費は自己負担となります。
★オプション 経費+1150円にて
10/12(日) 昼食・勝山の手づくり郷土料理
●参加申込方法
参加申込書に記入の上、FAXまたは郵送でお申込み下さい。
締切日 2014/9/20(土)必着
ダウンロードし印刷してFAXでお申込み下さい。
●大会参加の申込書のダウンロード
2014勝山全国大会申込み書 (エクセル形式)
http://www.jecoms.jp/doc/katsuyama2014.xls
2014勝山全国大会申込み書pdf
http://www.jecoms.jp/doc/katsuyama2014p.pdf
フィールドワーク(勝山市内5コース)の詳細
http://www.city.katsuyama.fukui.jp/docs/uploads/data/12287_data_lib_data_140912194440.pdf
http://www.city.katsuyama.fukui.jp/docs/uploads/data/12288_data_lib_data_140912194515.pdf
http://www.city.katsuyama.fukui.jp/docs/uploads/data/12289_data_lib_data_140912194546.pdf
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2.研究例会・予告「ジオパークとエコパークとエコミュージアム」(仮称)
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日時は、決定済ですのでご案内します。ご予定下さい。
ジオパークとエコパークの方を招いての研究例会ですが、
ジオパークからは、渡辺真人さん(産業技術総合研究所)
エコパークからは、酒井暁子さん(横浜国立大学)を呼ぼうと思います。
日時:2014/12/13(土)
場所:東京
(詳細は次号メルマガで)                 理事:菊池
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3.日本ジオパーク南アルプス大会のご案内
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次回の研究例会テーマに関連して、淺野理事を通じて、自然保護助成基金の目
代氏より以下の情報ご提供いただきました。間際のご紹介記事ですが「申込不
要・当日参加可」部分もありますのでご案内します。
情報提供者:自然保護助成基金・目代
平成26年9月27日(土)から9月30日(火)まで
南アルプス地域において、「山岳と人とジオパーク」をテーマに日本ジオパーク
南アルプス大会(第5回日本ジオパーク全国大会)を開催いたします。
この大会では、ジオパークや山岳に関心をお持ちの方々や周辺地域の皆さんが、
ジオパークや山岳が持つ魅力をともに考え、楽しみ、そして発信することを目指
して、様々なイベントを予定しています。
ジオパークに関係する皆様はもとより、山岳に関心のある方など多くの皆様の
ご参加をお待ちしております。
※★要参加申込★の部分については申込を締め切りましたが、
申込不要のメニューも数多くありますので、当日参加でお越しいただければ幸い
です。
大会サイト:http://minamialps-mtl-geo.jp/pr/
(1日目)27日(土)
日本ジオパークネットワーク(JGN)プログラム
(加盟事前相談会、事務局長会議)
シンポジウム
・開会セレモニー、JGN認定式
・基調講演
講 師:角幡 唯介氏(ノンフィクション作家・探検家)
テーマ:山と冒険~南アルプスから地図のない世界へ~
・首長セッション
・協賛・物販・展示ブース、ポスターセッションなど
・レセプション(全体交流会) ★要参加申込★
(2日目)28日(日)
シンポジウム・分科会(A~F) ★要参加申込★
・トークセッションⅠ
テーマ:山とジオパーク
パネリスト:鈴木 みき氏 など
・パネルディスカッション  ★要参加申込★
・バーチャルジオパーク
・閉会セレモニー
・全国ジオパークPRコーナー、体験コーナー(創造館)、キャラクター集合、
協賛・物販・飲食ブース出店など
(3日目)29日(月)★要参加申込★
ジオツアー(富士見町、伊那市、大鹿村、飯田市におけるコース)入笠山、
ジオライン、中央構造線、遠山郷、その他
(4日目)30日(火)★要参加申込★
オプショナルジオツアー
(仙丈ケ岳登山、笹山ハイキング、御池山・下栗の里ハイキングなど)
*********************
南アルプスジオパーク・ユネスコエコパーク!!
ジオパークHP http://minamialps-mtl-geo.jp/
エコパークHP  http://minami-alps-br.org
伊那市世界自然遺産登録推進室ジオパーク・エコパーク推進係
小池 温(ゆたか)
E-mail 20928@inacity.jp
(本庁舎:世界自然遺産登録推進室)
長野県伊那市下新田3050番地
電話 0265-78-41110265-78-4111(2936)
FAX 0265-72-4142
(創造館:ジオパーク・エコパーク推進係)
長野県伊那市荒井3520番地
電話 0265-72-62200265-72-6220
FAX 0265-74-6829
伊那市ふるさとサポーター募集中
http://www.inacity.jp/view.rbz?cd=2681
*********************
(以上は自然保護助成基金:目代氏提供記事)
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4.事務局からのお知らせとお願い
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会費をお振込みいただいた方で、お名前の記入がありません。困っています。
神奈川大学関係者としかわかりません。心あたりのある方は至急ご連絡下さい。
全国大会も間近です。12月13日の研究例会もご予定に、お加え下さい。
≪以下は毎号同じです。≫
▼ 会員の皆さん、それぞれの地域での活動の「ひとコマ」をご紹介下さい。
また、掲載された記事に対してのご意見、ご質問もお寄せ下さい。
メルマガを待って読んでいただけるよう内容を充実させるのも会員お一人お一
人のご参加が決め手です。ご投稿いただきたい記事として
1.ご自分の地域、あるいは訪問した「各地の活動から」
2.皆に知らせたい「行事予定のご案内・参加募集」
3.過去に訪れた場所への「気になる地域へのお伺い(質問)」
4.今後「会に望む活動」等など、特にテーマを絞りませんのでどしどし投稿
下さい。
▼ 会員外も含む、エコミュージアムに関心をお持ちの方々の情報交換の場と
してのメーリングリスト[エコミュージアムML]があります。
会員外も参加いただけますので、お知り合いにもご紹介ください。
1.お名前(本名)
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郵便振替:00170-0-74380  (会費振込先はこちら)
銀行口座:ゆうちょ銀行 店名:二二八(ニニハチ)普通預金 1624950
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メルマガ84号

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日本エコミュージアム研究会メールマガジン 84号 <2014.8.15>
発行人:吉兼秀夫  編集:中野喜吉
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日本のお盆、多くの日本人は、故郷に帰り、お墓にお参りする時ですが信じる
宗教には関係なくとも、少なくとも年に一度ご先祖を敬い、自分のルーツを振り
返るにいい習慣と思います。エコミュージアム的には、それぞれの地域でのしき
たりに従っての「儀式」に参加することもいいかと思います。
=======================================
【目次】
1.2014全国大会in勝山プログラム(概要)
2.事務局からのお知らせとお願い
========================================
■■■■■=-==========================================================
1.2014全国大会in勝山プログラム(概要)
============================================================□□□□□
場所:福井県・勝山市
日時:2014/10/11(土)~12(日)
●1日目
10/11(土) 会場:勝山教育会館大ホール
12:00 受付
12:30 あいさつ コース説明
13:00 フィールドワーク(勝山市内5コース)
?まほろばコース~平泉寺町~
?ジオ体感コース~猪野瀬地区・遅羽町・鹿谷町~
?まちブラコース~勝山地区~
?自然満喫コース~野向町・北谷町・村岡町~
?昔の暮らし体感コース~北郷町・荒土町~
好きなコースをお申し込み時にお選びください。
17:00 フィールドワークごとの報告会
18:00 交流会・アトラクション
20:00 1日目終了
●2日目
10/22(日) 会場:勝山市民会館ホール
8:30アトラクション
9:00勝山市エコミュージアム推進15周年
&日本エコミュージアム全国大会式典
9:30フィールドワーク報告会
9:50勝山市エコミュージアム15周年の歩み
山形県朝日町の活動発表
10:30シンポジウム パネリスト
椎名 誠氏(かつやま左義長大使)
吉兼秀夫氏(日本エコミユージアム研究会会長)他
司会:飴田彩子氏(FM福井パーソナリティー)
11:30閉会セレモニー
大会旗引き継ぎ
12:30閉会               、、
お申し込みの方は郷土料理のお弁当があります
——————–
どなたでも参加できます。(事前のお申し込みが必要になります)
参加お申し込みの受付は、2014年8月下旬頃からです。
今後のご案内は、
http://jecoms.jp
http://www.facebook.com/ekokyou
【お問い合わせ】
勝山市エコミュージアム協議会事務局
住所:福井県勝山市片瀬町 1-402
電話:0779-87-10110779-87-1011
FAX :0779-87-1022
E-mailアドレスshiminkatsu@gmail.com
参加費 一般 15,000円税込
(日本エコミユージアム研究会員14,000円)
●11日宿泊費
宿泊:勝山ニユーホテル(1泊朝食付)  ノ
・11日交流会参加費(お食事・飲み物付)
・フィールドワーク参加費(資料代・バス代など)
★オプション 経費+1150円にて
10/12(日) 昼食・勝山の手づくり郷土料理
※勝山までの交通費は自己負担となります。
※宿泊を伴なわない参加、または部分のみ参加につきましては、
勝山市エコミュージアム協議会事務局にお問い合わせください。
※スケジユールは変吏する場合があります
■■■■■=-==========================================================
2.事務局からのお知らせとお願い
============================================================□□□□□
全国大会に関しては具体的ま申込受付日など決定次第に、お知らせします。
≪以下は毎号同じです。≫
▼ 会員の皆さん、それぞれの地域での活動の「ひとコマ」をご紹介下さい。
また、掲載された記事に対してのご意見、ご質問もお寄せ下さい。
メルマガを待って読んでいただけるよう内容を充実させるのも会員お一人お一
人のご参加が決め手です。ご投稿いただきたい記事として
1.ご自分の地域、あるいは訪問した「各地の活動から」
2.皆に知らせたい「行事予定のご案内・参加募集」
3.過去に訪れた場所への「気になる地域へのお伺い(質問)」
4.今後「会に望む活動」等など、特にテーマを絞りませんのでどしどし投稿
下さい。
▼ 会員外も含む、エコミュージアムに関心をお持ちの方々の情報交換の場と
してのメーリングリスト[エコミュージアムML]があります。
会員外も参加いただけますので、お知り合いにもご紹介ください。
1.お名前(本名)
2.E-mailアドレス
3.お住まいの都道府県名を事務局までお知らせください。
(このメルマガへは返信しないでください。)
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事務局:
〒516-2102 三重県度会郡度会町大野木1968-3 中野喜吉 気付
E-mail:   jimu@jecoms.jp
ホームページ http://www.jecoms.jp
口座名義:日本エコミュージアム研究会
郵便振替:00170-0-74380  (会費振込先はこちら)
銀行口座:ゆうちょ銀行 店名:二二八(ニニハチ)普通預金 1624950
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メルマガ83号

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 日本エコミュージアム研究会メールマガジン 83号 <2014.7.15>
                 発行人:吉兼秀夫  編集:中野喜吉
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 6月22日の研究大会は、発表者も多く、盛況の内に行われました。
また、前日の21日には、新緑の若葉に囲まれた、法政大学・多摩キャンパスで
「地域まるごとミュージアム構想研究会」にも多数の会員が参加しました。
=======================================
【目次】
1.2014年度第2回理事会・議事録
2.2014年度総会・議事録
3.事務局からのお知らせとお願い
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■■■■■=-==========================================================
1.2014年度第2回理事会・議事録
============================================================□□□□□
○日時:2014年6月22日(日)10:00~11:30
〇会 場:法政大学・市ヶ谷キャンパス
東京都新宿区市谷田町2-15-2 大学院棟 3階302教室 
出席予定者:吉兼 淺野 安藤 今橋 大原 菊地 野間 馬場 三橋 中野
委任:井原 岩橋      
○報告 2013年度決算監査結果報告 
  入会6名、退会6名、個人会員129名、団体会員6団体、定期購入3。
〇議事
 1)総会・2013事業報告内容確認、
      大会@伊根、総会・研究大会@大阪、研究大会@福井、
      「第6回つなぐ人フォーラム」後援、機関誌19号発行、
メルマガ68-79号発行。
2)総会・2014事業計画
・福井勝山大会 10/11-12 担当:吉兼、中野。
・JECOMS20周年を迎えるにあわせ日本の現状、事例集のような形での発行、座談
 会的なもの付ける等を検討する中、「エコミュージアムと言えるかチェックリ
 スト」の作成を先にすべき案あり、海外の例を参考し大原、馬場で具体的に検
 討する   
・機関誌の年度内発行に向けて原稿締切を設定する8月目安。
       編集長:野間。
 3)総会・議長の予定者 江水氏に依頼する。
   
 4) 2015年度大会
   次期大会2015年度:東北石巻市を候補地とし、10月福井大会までに可能な
   限り詰める。 担当:吉兼、地元理事。
 5)機関誌5,7,8,9,11,12号の笹谷氏からの返還(310冊) 
   再度、期限を切っての催促状を出し(吉兼)、
   その後受け取りに行く(野間)。
 6)その他
    選管:大山、金長は決定。
    監査:多田、本多。
■■■■■=-==========================================================
2.2014年度総会・議事録
============================================================□□□□□
日本エコミュージアム研究会2014年度・総会議事録
〇会 場:東京:法政大学・市ヶ谷キャンパス・大学院棟202号室
〇日 時:2014年6月22日(日)13:00~14:00 
●事務局報告  会員状況 会員数129、入会6、退会6、団体6、定期購入3。
●1号議案 新役員の承認
  吉兼(会長)、淺野、安藤、井上、井原、今橋、岩橋、大原、菊池、中野、
野間、馬場、三橋。
●2号議案 2013年度事業報告
・全国大会2013/10/12-13 京都・伊根町 
・総会・研究大会2013/6/23 大阪・アネックスパル法円坂
ディスカッション:テーマ
「エコミュージアム活動の経験から考え直す『地域と住民』」
話題提供者:安藤竜二、菊地直樹
・研究大会・福井2014/3/8-9 テーマ「アートと地域再生」
・関西例会 なし
・関東例会 なし
・後援 2014/2/22-24「第6つなぐ人フォーラム」
山梨・北杜市高根町清里:公益財団法人キープ協会
・機関誌19号の編集 (2013/6発行)
・メールマガジン68号(2013/4)~79号(2014/3)号の発行
●3号議案 2013年度決算報告(別紙1)
●4号議案 2014年度事業計画
  1.全国大会(福井・勝山市)10/12-13予定
  2.総会・研究大会 2014/6/22(本日)
  3.関東例会
  4、関西例会
  5.機関紙20号発行
  6.メルマガ80-91号発行
 
●5号議案 2014年度予算  (別紙2)
●その他 (報告)選管:大山、金長。
        監事:多田、本多。
—————————–
(別紙1)
日本エコミュージアム研究会 2013年度会計報告  2014/3/31
収入の部
      前年 予算 決算  前年比% 予算比%
—————————————————————
年会費  394,000 750,000  458,000     116   61
機関誌販売 60,000 50,000  [...]

メルマガ82号

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 日本エコミュージアム研究会メールマガジン 82号 <2014.6.15>
                 発行人:吉兼秀夫  編集:中野喜吉
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 間もなく総会、研究大会の開催です。前日にも関連行事あります。ご都合を
つけて多数のご参加をお待ちしてます。
=======================================
【目次】
1.2014研究大会発表プログラム
2.「エコミュージアムを支援する域学連携」
3.新理事から一言
4.事務局からのお知らせとお願い
========================================
■■■■■=-==========================================================
1.2014研究大会発表プログラム
============================================================□□□□□
1.日時・内容
2014年6月22日(日) 午後1時~4時30分
総会    午後1時~2時
研究大会  午後2時~4時30分
※参加費無料
2.会場
法政大学大学院棟 2階 202教室
(東京都新宿区市谷田町2-15-2 市ヶ谷キャンパス)
http://www.hosei.ac.jp/gaiyo/campus/ 参照
3.発表テーマ・発表者・発表要旨  (発表と質疑の時間は1テーマ25分 )
●発表テーマ:
エコミュージアムにおける「サブシステンス=自立自存」の一考察
三橋俊雄(京都府立大学)
●発表テーマ:
大学とエコミュージアム活動の連携-東海大学とエコミュージアム金目まるごと
博物館の活動事例を通して-
江水是仁(東海大学)
●発表テーマ:
大谷風神祭―朝日町エコミュージアムの取り組みの報告―
安藤 竜二(朝日町エコミュージアム)
●発表テーマ:
地域博物館と市民活動の連携の可能性-市民意識についてのウェ
ブアンケート調査から-
小出美由紀(広島大・院生),浅野敏久(広島大・院生)
●発表テーマ :
大学が主体となったエコミュージアム的取り組みについて―そ
の活動の実態と課題を中心に―
馬場憲一(法政大学), 須田英一(法政大学)
●発表テーマ :
震災復興とエコミュージアム的活動
今橋 克寿(イーハトーブ・エコミュージアム研究所)
————————————————–
詳細は、日本エコミュージアム研究会のホームページ
http://www.jecoms.jp/2014/06/15/2014kenkyu/
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2.「エコミュージアムを支援する域学連携」
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私がお世話になっている長野県木島平村では、総務省の事業「域学連携」に取組
み、多くの学生と集落再生の取組みを進めていますが、その会合で、宇都宮大学
の蜂屋先生とお会いし、金山町で大学の参加でエコミュージアムの取組みを紹介
され、そのフォーラムに大原先生が参加されることを聞き、今回の原稿を依頼し
ました。                          (井原満明)
「エコミュージアムを支援する域学連携」
   -山形県金山町での取り組み-             (大原一興)
今日では、地域は大学との連携による様々な事業を展開している。地域の側から
すると、学術的な裏付けによる地域行政の方向性立案や促進に対する支援、工学
技術を活かした支援、社会実験、生涯学習、学生参加による活性化、さまざまな
大学の活用方法が考えられる。大学の側からすると、学生の活きた実習の場や実
践的研究による実装実験の場の獲得、地域研究のための資料の供給元として、現
地におけるリビングラボとして地域と関わることに必要性を感じる研究分野は少
なくない。
とりわけ地域の主体性を尊重するエコミュージアム活動には、屋根の下にこもる
研究ではなくフィールドワークを旨とする実践的地域研究がその強化のために役
立つと言える。これまでにも、多数報告されてきたように、大学に籍を置くJECO
MS会員は、ほとんどすべて各地で地域のエコミュージアム活動支援に関わってき
ていると思う。その多くは、近隣の地域と大学が一体になって活動するもので、
足繁く地域に出向いて関わることによって、大学は地域から遊離せず、日常的で
継続的な交流の実践が大いに期待できる。その一方で、エコミュージアムを実践
する地域では、近隣に大学が存在しない地域も数多く存在する。
総務省の「域学連携」地域づくり活動事業は、「大学生と大学教員が地域の現場
に入り、地域の住民やNPO等とともに、地域の課題解決又は地域づくりに継続的
に取り組み、地域の活性化及び地域の人材育成に資する活動」とされている事業
だが、これまでにも全国各地で実践例が築かれてきた。その経験の上で、H25年
度の地域活力創出モデル実証事業では、あえて「首都圏や京阪神等(当該都道府
県域外)の大学生が地域に滞在」するとして、対象が地元大学ではなく、離れた
地域の大学が地域に関わることを推進するものであった。つまり、近隣大学によ
る関わりではなく、遠方支援を試みることになったのである。
ここから先は私見である。実は私個人は、エコミュージアムの活動は地域と大学
が一体となることが重要だと思っていたし、それを実現するためには、遠方支援
には時間的費用的に限界を感じている。しかし、昨年度この事業で山形県金山町
と協働することができ、少し考え方を改めた。遠方支援にも意味と効果はあると
思い始めている。それはプロジェクトのテーマとそれに対するプロジェクトの構
成力にある。一般的なまちおこし、まちづくりであれば、どこの大学でもエネル
ギーをかければある程度のことはできるし、できなくてはおかしい。
しかし、今回、金山町では、廃校になる学校の活用による地域のエコミュージア
ム化という具体的なテーマがあり、そのために専門的知識が求められ、東工大(
廃校の利活用)、筑波大(社会教育、地域自治組織)、宇都宮大(地域社会教育
活動)、横浜国大(エコミュージアムと建築物の保全活用)とそれぞれに必要と
される分野から求められた。地域を目の前にして、それぞれの分野に自信のある
立場から専門家が議論するということが大変刺激的であった。先端異分野の融合
効果があったと思う。
これによって地域住民にとっては、交流が刺激となると同時に、確かな方向性が
議論されるという高度に生産的な事業となったと思う。何よりこれが成功したと
思われるのは、各大学から専門的知識を集め採用した構成力、いわばミュージア
ムにおけるキュレーションにある。金山町では、すぐれたコ-ディネーターの存
在によりこのプログラムが企画された。ひとつの大学でプロジェクトに必要な専
門性をそろえていることはまず無い。一定レベルまでは可能かもしれないが、そ
の先を進めようとするには他分野専門家の応援が必要となる。このことに気づけ
ば、大事なことは「先に進めるためには組織ではなく連携が重要」というエコミ
ュージアムの基本的な考え方に帰することが理解できよう。
さて、具体的には、金山町では、エコアートミュージアム(従来の日本のエコミ
ュージアムよりもアートを重視しようという対抗意識が現れている)をすすめる
プロセス提案と、そのための素材・地域資源の発見と確認、拠点としての廃校の
活用の工夫、地域の自治活動の強化などが議論された。先行して町で進められて
きた宝探しとデジタルコンテンツ化、地元山形大の学生による壁画作成、分校の
活用など、地域にある素材を活用し展開していく上での要点、さらに町民が気付
いていない文化財に対する調査研究の必要性などについて指摘をした。おそらく
、全国各地で常套手段となっている地域の宝探しレベルの活動より一歩先を行く
、本格的エコミュージアムをめざす活動として、本関連事業としてはじめての取
り組みであると思う。今後も、大学と町の相互協力を進めていくことになってい
る。                            (大原一興) 
  
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3.新理事からの一言
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三橋 俊雄(京都府立大学)
「テーマ」:「エコミュージアム研究会のこだわり」
エコミュージアム研究会にお世話になり10年になりますが、私はこれまで何の疑
いももたず「地域丸ごと博物館という地域づくり」を肯定的に考えていました。
しかし、当研究会が関わる「地域づくり」「観光」「エコ」などの場面において、
「Subsistenceな生き方」「観光のAuthenticity」「生態系のあり方」などの今
日的な課題についてもっと議論をすべきではないかと反省しています。そんなこ
だわりを携えて研究会に参加していきたいと考えています。
————————-
淺野敏久(広島大学)
テーマ:エコミュージアムの実践と連携
エコミュージアム活動では,自分の関わる地域での実践と,国内外の交流・連携
という内と外の活動があります。こういう節目で自ら反省すると,どっちも中途
半端にしか関われていないことを痛感します。とにかく足元の活動をしっかりし
たいのに,時間も労力も割けないもどかしさ。一方,国内外の交流・連携という、
まさにJECOMSが担うべき役割についても,結果は見ての通りで,無力感・非力感
ばかりです。全部一度には無理なので,至らぬ者なりに,できるところから立て
直していきたいです。みなさまの積極的な支援・協力・参加を切にお願いします。
————————-
安藤 竜二(山形・朝日町エコミュージアム)
テーマ:住民ひとり一人が学芸員のコンセプトで
朝日町エコミュージアムにとっての座右の銘を『エコミュージアムへの旅』大原
一興著で紹介された世界中のエコミュージアム実践者の言葉の中に見つけました。
「エコミュージアム自身は何物も所有しないし、何物も新たにつくらない。つく
るのは地域住民」「エコミュージアムは触媒の役割。つまりエコミュージアム自
身は変化しないが、他者が自ら変革することを促す力を持つ」。憲章の定義にあ
る「内発的・持続的な発展に寄与すること」を叶えるためには、この考え方や線
引きが大切なポイントになると思います。「住民ひとり一人が学芸員」のコンセ
トのもと、朝日町エコミュージアムのまだまだ模索を続ける実践をご注目いただ
けましたら幸いです。
————————-
中野喜吉(宮川流域エコミュージアム)
テーマ:自分の足で歩いて見よう
2004年の宮川流域での大会を機に、「宮川」の名前もいくらか知っていただき、
遠くからの訪問も受けます。最近も、福岡・うきは市、また韓国からも大学とお
役人のグループが見えました。僅かな時間でのやり取りの中でも一つの言葉から、
お互いに新しい「気づき」も出ます。私自身も各地をいくらかお訪ねしてそれぞ
れの地域の現状を目の当たりにしてきれいなパンフレットに”ない”、あるいは
”違う部分”を発見出来ます。一見便利な情報手段だけにとらわれず、出来るだ
け生の現場を自分の肌で感じ現地の「人々」の声を聞きたいと思います。そこに
住む人の「生きた声」が発せられて、はじめて次世代に繋げる文化となるんでは
ないでしょうか。
(次号につづく)
■■■■■=-==========================================================
4.事務局からのお知らせとお願い
============================================================□□□□□
○機関誌「エコミュージアム研究19号」発行が遅れていますが今しばらくお待
ち下さい。
○お断り(特にご執筆者様に)
PCの画面での読みやすさのために原文の段落以外にも、「空白行」を入れてます。
Eメール文で1行35から36文字を目安に改行していますので、ご了承ください。
≪ここから毎号同じです。≫
▼ 会員の皆さん、それぞれの地域での活動の「ひとコマ」をご紹介下さい。
また、掲載された記事に対してのご意見、ご質問もお寄せ下さい。
メルマガを待って読んでいただけるよう内容を充実させるのも会員お一人お一
人のご参加が決め手です。ご投稿いただきたい記事として
 1.ご自分の地域、あるいは訪問した「各地の活動から」
 2.皆に知らせたい「行事予定のご案内・参加募集」
 3.過去に訪れた場所への「気になる地域へのお伺い(質問)」
 4.今後「会に望む活動」等など、特にテーマを絞りませんのでどしどし投稿
下さい。
▼ 会員外も含む、エコミュージアムに関心をお持ちの方々の情報交換の場と
してのメーリングリスト[エコミュージアムML]があります。
会員外も参加いただけますので、お知り合いにもご紹介ください。
1.お名前(本名)
2.E-mailアドレス
3.お住まいの都道府県名を事務局までお知らせください。

メルマガ81号

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 日本エコミュージアム研究会メールマガジン 81号 <2014.5.15>
                 発行人:吉兼秀夫  編集:中野喜吉
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 気温の一定しない日が続いていますが皆さん体調管理はいかがでしょうか。
例年の研究大会と総会の日程が近付いてまいりましたので今回は取り急ぎその
お知らせです。
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【目次】
1.2014総会と研究大会開催
2.事務局からのお知らせとお願い
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■■■■■=-==========================================================
1.2014総会と研究大会開催
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日本エコミュージアム研究会・総会と研究大会2014 
〇会 場:法政大学「市ヶ谷キャンパス」
     東京都新宿区市谷田町2-15-2
     大学院棟 2階 202教室 
〇日 時:2014年6月22日(日)
     13:00~14:00 総会
     14:00~16:00 研究発表会
     16:30 解散
〇担当理事:馬場憲一(法政大学)
 テーマ「地域まるごとミュージアム」
<1>研究大会を総会と併せて開催いたします。
<2>それに伴って、研究発表者を公募いたします。
1.研究発表の申し込み締め切り:6月10日(火)
2.発表の申し込み内容
○自由研究発表の応募について
(1)研究内容 エコミュージアムに関する研究
(2)応募資格 連名者に本研究会の会員が含まれていること
(3)申し込み必要事項
  発表題目、氏名、連絡先(住所、電話、FAX、E-mail)、所属(勤務先)、
  および  発表時の使用希望機器、200字程度の簡潔な発表要旨。
○送付先  e-mail:kenbaba@hosei.ac.jp
※発表者には、後日、機関誌『エコミュージアム研究19号』への論文、報告
  として投稿していただきますので、よろしくお願いします。
●「多摩キャンパス・地域まるごとミュージアム構想研究会」
  の開催が予定されています。
日時:6月21日(土)午後2時から (総会・研究大会の前日)
場所:法政大学・多摩キャンパス
   東京都町田市相原町4342
これについては、後日改めてお知らせいたします。
関心ある方は、できれば前日から上京していただきこちらの研究会にもご参加い
ただければ幸いです。
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2.事務局からのお知らせとお願い
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 行事のお知らせを毎回早めに早目と思いながら、日程の迫ったお知らせにな
っています。今年度の全国大会は、10月11日(土)~12日(日)福井県勝山市
です。ご予定にお加え下さい。
≪ここから毎号同じです。≫
▼ 会員の皆さん、それぞれの地域での活動の「ひとコマ」をご紹介下さい。
また、掲載された記事に対してのご意見、ご質問もお寄せ下さい。
メルマガを待って読んでいただけるよう内容を充実させるのも会員お一人お一
人のご参加が決め手です。ご投稿いただきたい記事として
 1.ご自分の地域、あるいは訪問した「各地の活動から」
 2.皆に知らせたい「行事予定のご案内・参加募集」
 3.過去に訪れた場所への「気になる地域へのお伺い(質問)」
 4.今後「会に望む活動」等など、特にテーマを絞りませんのでどしどし投稿
下さい。
▼ 会員外も含む、エコミュージアムに関心をお持ちの方々の情報交換の場と
してのメーリングリスト[エコミュージアムML]があります。
会員外も参加いただけますので、お知り合いにもご紹介ください。
1.お名前(本名)
2.E-mailアドレス
3.お住まいの都道府県名を事務局までお知らせください。

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