日本エコミュージアム研究会

Japan Eomuseological Society

 
 

Archive for メルマガ

メルマガ109

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日本エコミュージアム研究会メールマガジン 109号   <2016.11.30>
発行人:大原一興  編集:中野喜吉
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全国大会のお知らせです。
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【目次】
1.2016全国大会in東京
2.事務局からのお知らせとお願い
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1.2016全国大会in東京
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JECOMS全国大会のお知らせ
日本エコミュージアム研究会が産声を上げてから、間もなく20年が経とうと
しています。
今回、日本エコミュージアム研究会では、創立20周年記念書籍を刊行予定です。
そこで今回の全国大会では、出版に向けた内容を中心に発表を行いたいと思い
ます。
また、今回の大会開催地である、神奈川県茅ヶ崎市で都市型エコミュージア
ム活動の実態にふれるオープンエクスカーションや商店会の空き店舗活用展示
の取組、神奈川県下でのエコミュージアム活動の報告など、実践事例も多く取
り上げたいと思っております。
この機会、多くの方々からの参加をお待ちしております。

開催日時:2016年12月18日(日)午後1時~午後4時まで
会  場:茅ヶ崎市総合体育館2階会議室(茅ヶ崎駅北口徒歩8分)
後  援:茅ヶ崎市(予定)、茅ヶ崎市教育委員会(予定)
https://www.google.com/maps/d/viewer?ll=35.34915600000001%2C139.40586099999996&spn=0.070007%2C0.119991&t=m&msa=0&z=13&source=embed&ie=UTF8&mid=1zSjCWH29_jr3xofvGq2DHH2UNno
大会に先立ち、ちがさき丸ごとふるさと発見博物館の活動実態を紹介するオー
プンエクスカーションを行います。ご興味ある方はこの機会、ぜひご参加くだ
さい。
集合時間:午前10時(午後12時終了予定)
集合場所:茅ヶ崎市総合体育館2階会議室
案 内 人:未定
申し込み:12月12日(月)までに、
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1. 参加者氏名
2. ご所属
3. メールアドレス
4.午前10時~エクスカーションに  参加   不参加
5.午後1時~大会に         参加   不参加
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を明記の上、
et110465@tsc.u-tokai.ac.jp
までメールにて申し込みください。
また、近隣の「茅ヶ崎ショッピングセンター(1964年・東京オリンピック開催
年に創業)」内の空き店舗スペースを活用し、ちがさき丸ごとふるさと派遣博
物館の活動実態を紹介する小さな展示場ができました。
大会終了後、希望者にはこちらの展示場へご案内いたします。
年末のお忙しい中ですが、この機会多くの方からのご参加をお待ちしておりま
す。
(江水 是仁)
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2.事務局からのお知らせとお願い
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会員お一人一人の行動が、会の活動を進めます。行事への積極的なご参加を
お待ちしています。
事務局長は、江水 是仁ですが
すべての事務引継完了までメルマガ発行を前事務局の中野喜吉が分担します。
≪以下は毎号同じです。≫
▼ 会員の皆さん、それぞれの地域での活動の「ひとコマ」をご紹介下さい。
また、掲載された記事に対してのご意見、ご質問もお寄せ下さい。
メルマガを待って読んでいただけるよう内容を充実させるのも会員お一人お一
人のご参加が決め手です。ご投稿いただきたい記事として
1.ご自分の地域、あるいは訪問した「各地の活動から」
2.皆に知らせたい「行事予定のご案内・参加募集」
3.過去に訪れた場所への「気になる地域へのお伺い(質問)」
4.今後「会に望む活動」等など、特にテーマを絞りませんのでどしどし投稿
下さい。
▼ 会員外も含む、エコミュージアムに関心をお持ちの方々の情報交換の場と
してのメーリングリスト[エコミュージアムML]があります。
会員外も参加いただけますので、お知り合いにもご紹介ください。
1.お名前(本名)
2.E-mailアドレス
3.お住まいの都道府県名を事務局までお知らせください。
(これは発信専用アドレスです。ここへは返信しないでください。)
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日本エコミュージアム研究会   Japan Ecomuseological Society
事務局:
〒259-1292 神奈川県平塚市北金目4-1-1
東海大学課程資格教育センター博物館学研究室 気付
℡:0463-58-1211 内線3189
E-mail:  jimu@jecoms.jp ホームページ http://www.jecoms.jp
口座名義:日本エコミュージアム研究会
郵便振替:00170-0-74380  (会費振込先はこちら)
銀行口座:ゆうちょ銀行 店名:二二八(ニニハチ)普通預金 1624950
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メルマガ108

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日本エコミュージアム研究会メールマガジン 108号   <2016.10.25>
発行人:大原一興  編集:中野喜吉
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2011年の全国大会in阿智村から6年目のこの秋、地域の探訪ウォークが行われ
ます。阿智村教育委員会所属の学芸員・中里信之さんからのご案内です。
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【目次】
1.第1回地域探訪ウォーク「伍和栗矢」のご案内
2.事務局からのお知らせとお願い
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1.第1回地域探訪ウォーク「伍和栗矢」のご案内
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(阿智村教育委員会・中里信之)
阿智村認定地域資源普及事業 2016
2016/11/26(土)9:30 栗矢廻り舞台前集合
参加者大募集!!
事前申込締切:11月21日(月)ウオーク参加費200円
ウオーク関連企画 認定地域資源関連学習会
原九右衛門の地域づくり認定地域資源の学習会として、栗矢の廻り舞台建設に
尽力した原九右衛門の活動に焦点をあてます。
【講師】 粟谷真寿美さん(地域史研究者)
原九右衛門の関わった不二道・実行教の研究をおこなっている。
【日程 場所】 11 月 26 日 13 時半~14 時半 栗矢の回り舞台
【参加費】 無料・学習会のみの参加も大歓迎です!
【平成 28 年度長野県地域発元気づくり支援金事業です】
栗矢とは 村では、認定地域資源制度を進めています。今回、認定地域資源を
中心に地域のお宝を巡るウオークを栗矢で行います。
栗矢は、下條山脈の麓に位置し、果樹園など農地が広がり、江戸時代から明治
8 年に周辺の村と共に伍和村になるまで栗矢村といわれました。江戸時代は
旗本近藤氏領。下條道を通じて、駒場や下條親田と交流があます。
地域の認定地域資源として、栗矢の廻り舞台、力石、果樹園が広がり、中央・
南アルプスを展望できる大パノラマ中尾の景観の3つがあります。
事前申込締切:11月21日(月)
ウオーク参加費200円・昼食弁当代1000円
【主催】阿智村全村博物館連絡会
【共催】 阿智村・栗矢区・栗矢文化財保存会・伍和公民館
連絡先:〒395-0303 長野県下伊那郡駒場 483 阿智村役場協働活動推進課
TEL:0265-43-2220(代)
FAX: :0265-43-2351
栗矢文化財保存会の皆さんの案内で、栗矢の認定地域資源やその他の地域資源
をめぐる探訪ウオークです。
【順路】
栗矢廻り舞台(認定地域資源)→力石(認定地域資源)
→薬師堂・三十三観音→トンキラ小屋→中尾の景観(認定地域
資源)→果樹園→法力様・道祖神→原九右衛門旧宅→栗矢廻り
舞台
(3時間程度:順路変更有りうる)
●認定地域資源制度・・・
住民が主体的に価値を見出し次世代に継承していきたい地域の資源を村が認定
するものです。より多くの村民と共有して、みんなで次世代に守り伝えていき
ます。また、その地域資源を、地域の思いや物語と共に未来の村民に伝えよう
と活動している方々を応援します。また、認定地域資源の案内、調査、研究、
学習支援を行う案内人登録制度も 設けています。
認定地域資源については詳しくは役場ホームページ
「全村博物館構想」http://www.vill.achi.nagano.jp/site/muse/をご覧くだ
さい
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【認定地域資源関連学習会】 「原九右衛門の地域づくり」
ウオーク終了後、関連企画として認定地域資源関連学習会
「原 九右衛門の地域づくり」を行います。
こちらは申込不要です。認定地域資源の学習会として、栗矢の廻り舞台建設に
尽力した原九 右衛門の活動に焦点をあてます。
【講師】 粟谷真寿美さん
【日程・場所】 11 月 26 日 13 時半~14 時半  栗矢の廻り舞台
【参加費】 無料
参加資格 年齢、性別を問わず健康でウオーキングマナーの守れる人です。
ただし、小学生以下は保護者また は引率者の、身障者は介助者の同伴が必要
です。
※自己責任の下でウォーキングを行って下さい。
持ち物  参加費、雨具、防寒具、帽子、水筒、健康保険証コピー等各自でご準
備下さい。
●参加費 200円(保険代ほか) 弁当(お茶付)申込1,000円 (支払いは当日受
付で)
●申込 11月 21日(月)までに、申込書を事務局に、封書また FAX でお送り
下さい。
http://www.jecoms.jp/format/   からダウンロード出来ます。
●ウオーク参加費200円・昼食弁当代1,000円は、当日お支払いください。
【主催】阿智村全村博物館連絡会
【共催】 阿智村・栗矢区・栗矢文化財保存会・伍和公民館
連絡先:〒395-0303 長野県下伊那郡駒場 483 阿智村役場協働活動推進課
TEL:0265-43-2220(代)
FAX:0265-43-2351
(中里信之)
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2.事務局からのお知らせとお願い
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会員お一人一人の行動が、会の活動を進めます。行事への積極的なご参加を
お待ちしています。
新事務局長は、江水 是仁ですが
すべての事務引継完了までメルマガ発行を前事務局の中野喜吉が分担します。
≪以下は毎号同じです。≫
▼ 会員の皆さん、それぞれの地域での活動の「ひとコマ」をご紹介下さい。
また、掲載された記事に対してのご意見、ご質問もお寄せ下さい。
メルマガを待って読んでいただけるよう内容を充実させるのも会員お一人お一
人のご参加が決め手です。ご投稿いただきたい記事として
1.ご自分の地域、あるいは訪問した「各地の活動から」
2.皆に知らせたい「行事予定のご案内・参加募集」
3.過去に訪れた場所への「気になる地域へのお伺い(質問)」
4.今後「会に望む活動」等など、特にテーマを絞りませんのでどしどし投稿
下さい。
▼ 会員外も含む、エコミュージアムに関心をお持ちの方々の情報交換の場と
してのメーリングリスト[エコミュージアムML]があります。
会員外も参加いただけますので、お知り合いにもご紹介ください。
1.お名前(本名)
2.E-mailアドレス
3.お住まいの都道府県名を事務局までお知らせください。
(これは発信専用アドレスです。ここへは返信しないでください。)
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日本エコミュージアム研究会   Japan Ecomuseological Society
事務局:
〒259-1292 神奈川県平塚市北金目4-1-1
東海大学課程資格教育センター博物館学研究室 [...]

メルマガ107

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日本エコミュージアム研究会メールマガジン 107号   <2016.10.13>
発行人:大原一興  編集:中野喜吉
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【目次】
1.2016年度・総会議事録
2.コレクション・マネージメント研究部会、中四国支部会
小豆島合同研究会 開催のお知らせ
3.事務局からのお知らせとお願い
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1.2016年度・総会議事録
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★ 日本エコミュージアム研究会2016年度・総会議事録 ★
〇日 時:2016年7月24日(日)10:00~12:00
〇会 場:広島大学東京オフィス408会議室
キャンパス・イノベーションセンター
●事務局報告 会員状況 会員数110= 個人105(内未払37) + 団体5。
新規入会7個人。退会3個人+ 1団体。 定期購入3。
●1号議案 2015年度事業報告
・総会・研究大会6/21
江水是仁「学芸員養成課程から見たエコミュージアムを活用する意義」他
・海外研修ツアー「ベルギー・フランス」8/24~8/30
・全国大会 10/11~12 宮城・石巻市「石巻まちあるき博物館をつくろう」
・後援 2016/2/20-22「第8つなぐ人フォーラム」山梨・北杜市高根町清里:
公益財団法人キープ協会
・機関誌20号の発行 (2014年度分2016/3発送)
・機関誌21号の発行 (2015年度分2016/8発送予定)
・メールマガジン92号(2015/4)~103号(2016/3)号の発行
●2号議案 2015年度決算報告(別紙1)
●3号議案 2016年度事業計画
1.全国大会12/11予定(東京)
全国大会は奄美でのお世話をお願いしていた中山清美さんがお亡くなりに
なったので、中止とし、東京(場所未定)で20周年記念出版に向けてのテ
ーマ中心に研究発表会の形で行なう。
(今回の研究大会の継続。この成果を出版原稿に反映できるようにする)。
2.総会・研究大会 2016/7/24(本日)
3.関東例会
4.関西例会
関西例会、関東例会については具体的候補は出さず、両例会を開催するこ
と決まった。
5.機関紙22号発行
6.メルマガ104~115号発行
7.20周年記念誌発行
●4号議案 2016年度予算  (別紙2)
●その他
笹谷氏に対する処分   (別紙3)
新役員
会長:大原一興、
理事:淺野敏久、安藤竜二、井上 敏、今橋克寿、江水是仁、大山由美子、
菊池直樹、中野喜吉、馬場憲一、吉兼秀夫
事務局長:江水是仁
監事:須田英一、山崎茂雄。           (以上あいうえお順)
以上すべて、全員一致で承認された。
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*編集者注:(別紙1,2,3)は会員にのみメルマガで送信済。
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2.コレクション・マネージメント研究部会、中四国支部会
小豆島合同研究会 開催のお知らせ
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桃山学院大学  井上 敏
■地域資源研究会、テーマ:地域博物館を考える
「小豆島食文化ミュージアム研究・学会員研究発表・見学会開催」
◎日程:2016年10/22(土)-10/23(日)
◎趣旨:小豆島には醤油・佃煮・素麺・オリーブの豊かな食文化遺産が存在
している。また瀬戸内国際芸術祭により近年地域の固有の文化価値
を見直す動きも出てきている。
醤の郷には多くの登録有形文化財が指定されている。しかしながら、
マスツーリズム観光から必ずしも多様なニーズに対応する観光に脱皮
は出来てはいない。
多様なニーズに応える食文化遺産等の活用を現地関係者を招き議論す
る。合わせて、中四国部会員の研究発表・議論を行う。
◎場所:土庄町・小豆島ヘルシーランド保養所・太陽のお家(うち)
◎定員:40名(太陽のお家の宿泊限度数)以内
◎補足:宿泊代は所有者の好意により無料。食費等は参加者負担(6,000円程度
)
現地移動見学のために参加者の数台の車が必要
(フェリー乗り入れ車+レンタカー)
◎プログラム
【10月22日(土)】
13:00開会
13:00-13:30  オリエンテーリング
13:30-15:00 講演
「瀬戸内海をつなぐオリーブ共和国-世界に向けた未来博物館(仮題)」
講師:小豆島ヘルシーランド株式会社・柳生好彦相談役
15:20-16:00 講演
「食文化遺産の継承・発展-生業の基本と醤の郷(ひしおのさと)(仮題)」
講師:ヤマロク醤油五代目・山本康夫社長
16:10-18:00 研究発表「地域博物館と地域産業」3名程度
18:30-    交流懇親会
【10月23日(日)】
8:00-9:00  朝食
9:30-11:00  討論「地域博物館と地域産業」
11:30    解散・・・
瀬戸内芸術祭「醤の郷」等見学(自家用車・レンタカー乗り合わせ)
◎申込・問合せ
日本ミュージアム・マネージメント学会事務局
電話・ファックス:03-3521-2932
メール     :kanri@jmma-net.org
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3.事務局からのお知らせとお願い
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会員お一人一人の行動が、会の活動を進めます。行事への積極的なご参加を
お待ちしています。
新事務局長は、江水 是仁ですが
すべての事務引継ぎ完了まで一部業務を前事務局の中野喜吉が分担します。
≪以下は毎号同じです。≫
▼ 会員の皆さん、それぞれの地域での活動の「ひとコマ」をご紹介下さい。
また、掲載された記事に対してのご意見、ご質問もお寄せ下さい。
メルマガを待って読んでいただけるよう内容を充実させるのも会員お一人お一
人のご参加が決め手です。ご投稿いただきたい記事として
1.ご自分の地域、あるいは訪問した「各地の活動から」
2.皆に知らせたい「行事予定のご案内・参加募集」
3.過去に訪れた場所への「気になる地域へのお伺い(質問)」
4.今後「会に望む活動」等など、特にテーマを絞りませんのでどしどし投稿
下さい。
▼ 会員外も含む、エコミュージアムに関心をお持ちの方々の情報交換の場と
してのメーリングリスト[エコミュージアムML]があります。
会員外も参加いただけますので、お知り合いにもご紹介ください。
1.お名前(本名)
2.E-mailアドレス
3.お住まいの都道府県名を事務局までお知らせください。
(これは発信専用アドレスです。ここへは返信しないでください。)
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日本エコミュージアム研究会   Japan Ecomuseological Society
事務局:
〒259-1292 神奈川県平塚市北金目4-1-1
東海大学課程資格教育センター博物館学研究室 気付
℡:0463-58-1211 内線3189
E-mail:  jimu@jecoms.jp    ホームページ http://www.jecoms.jp
口座名義:日本エコミュージアム研究会
郵便振替:00170-0-74380  (会費振込先はこちら)
銀行口座:ゆうちょ銀行 店名:二二八(ニニハチ)普通預金 1624950
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メルマガ106

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日本エコミュージアム研究会メールマガジン 106号   <2016.07.18>
発行人:吉兼秀夫  編集:中野喜吉
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ル・コルビュジエの17作品のひとつ「国立西洋美術館」が世界遺産に決定さ
れました。嬉しいニュースではありますが、ともすると人間は自分の分野に没
頭すると下世話に関わってる暇はないとばかりになります。
「エコミュージアム」自然、文化、歴史、守るべきものを守るには、政治の動
きにもしっかり関心を持ち行動しないと・・・。アフガン・バーミアン、シリ
ア・パルミラの遺跡しかりです。現に今回も未遂には終わりましたがトルコ・
クーデターの影響で審議は延期されました。
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【目次】
1.「今年は宮澤賢治生誕120年」
2.まもなく2016総会及び研究大会
3.事務局からのお知らせとお願い
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1.「今年は宮澤賢治生誕120年」
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(イーハトーブ・エコミュージアム研究会/今橋克寿)
童話作家、農科学者、教師、宗教家など多彩な顔をもつ宮澤賢治。私がチャ
ンスをいただいて、ふるさと創生事業に意欲的に取り組んだ東和町(現花巻市)
の新設の総合情報センターで、企画・運営の仕事に就いたのは1991年(平成3)。
コミュニティ・シンクタンク『空・山・川総合研究所』(空・山・川総研)、『
東和町国際交流協会』も創設されたばかりで、そちらの市民活動にもコミット
できるというじつに面白い立ち位置で、まちづくりの仕事とひとづくりの活動
にかかわらせていただいた。
その中で賢治生誕100年の取組があった1996年(平成8)の数年前、空・山・
川総研の皆さんにエコミュージアムを紹介させていただき、即活動の柱として
『イーハトーブ・エコミュージアム』の構想を位置づけることが受け入れられ
た。それからは、新井重三先生はじめこれまでJECOMSを育てて来られた
皆さんとJECOMSの創設に参画させていただいた。2000年(平成12)に、
東和町で全国大会を開催。その後、転出した甲西町(現滋賀県湖南市)と野々
市町(現石川県野々市市)でも全国大会を開催させていただくなどしながら、
今日に至っている。
合併後空・山・川総研は解散しているが、当時の仲間はそれぞれがエコミュ
ージアムを下敷きにした活動を続け正に賢治生誕120年の今年、イーハトーブ
花巻でこの祭典で主要な役割を果たされている。推進母体を確立できなかった
『甲西エコミュージアム』は、残念ながら構想止まり。上司らに「エコミュー
ジアムの紹介は時期尚早」と忠告された野々市市では、基礎作りをしておいた
まちづくり会議が(エコミュージアムとは言わないで)すぐれてエコミュージ
アム的な市民活動を展開してくれている。
三度岩手に暮らし学ぶ機会をいただいている今、あらためて何らかのかたち
で『イーハトーブ・エコミュージアム』の旗揚げができないものかと思いをめ
ぐらしているところだ。
会員の皆さん。イーハトーブの時空花巻はもとより、復興の現場の三陸沿岸
を是非お訪ねください。喜んでご訪問のお手伝いさせていただきます。
(今橋克寿)
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2.まもなく2016総会及び研究大会
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次の日程で総会及び研究大会の開催されます。
〇会 場:広島大学東京オフィス408会議室
〒108-0023 東京都港区芝浦3-3-6
キャンパス・イノベーションセンター
〇日 時:2016年7月24日(日)
13:00~14:00 総会
14:00~17:00 研究発表会
17:00 解散
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3.事務局からのお知らせとお願い
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会員お一人一人の行動が、会の活動を進めます。行事への積極的なご参加を
お待ちしています。
≪以下は毎号同じです。≫
▼ 会員の皆さん、それぞれの地域での活動の「ひとコマ」をご紹介下さい。
また、掲載された記事に対してのご意見、ご質問もお寄せ下さい。
メルマガを待って読んでいただけるよう内容を充実させるのも会員お一人お一
人のご参加が決め手です。ご投稿いただきたい記事として
1.ご自分の地域、あるいは訪問した「各地の活動から」
2.皆に知らせたい「行事予定のご案内・参加募集」
3.過去に訪れた場所への「気になる地域へのお伺い(質問)」
4.今後「会に望む活動」等など、特にテーマを絞りませんのでどしどし投稿
下さい。
▼ 会員外も含む、エコミュージアムに関心をお持ちの方々の情報交換の場と
してのメーリングリスト[エコミュージアムML]があります。
会員外も参加いただけますので、お知り合いにもご紹介ください。
1.お名前(本名)
2.E-mailアドレス
3.お住まいの都道府県名を事務局までお知らせください。
(これは発信専用アドレスです。ここへは返信しないでください。)
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日本エコミュージアム研究会   Japan Ecomuseological Society
事務局:
〒516-2102 三重県度会郡度会町大野木1968-3 中野喜吉 気付
E-mail:  jimu@jecoms.jp    ホームページ http://www.jecoms.jp
口座名義:日本エコミュージアム研究会
郵便振替:00170-0-74380  (会費振込先はこちら)
銀行口座:ゆうちょ銀行 店名:二二八(ニニハチ)普通預金 1624950
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メルマガ105

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日本エコミュージアム研究会メールマガジン 105号   <2016.06.25>
発行人:吉兼秀夫  編集:中野喜吉
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英国EUから離脱を、「独立だ!」と叫ぶ声あります。いままで何に向かって
努力してきたのでしょうか?これからの世界を作ろうと新しい仕組みに取り組
んで来たのではなかったのでしょうか・・・。我がJECOMSも改革、改善の点あ
るでしょうが常に前向きに取り組んで行きたいものです。
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【目次】
1.エッセイ 「地域の教育とエコミュージアム」
2.2016総会及び研究大会・予告(再掲載)
3.全国大会・予定
4.事務局からのお知らせとお願い
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1.エッセイ 「地域の教育とエコミュージアム」  2016年6月
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桃山学院大学 井上 敏
前回のこのエッセイでは沖縄での経験を書いた。その経験については大学の
講義で学生さんに話している。その一方で「教育」について最近考え込むよう
になってきた。大学の教員をやっている以上、教育について悩むのは当たり前
のことだと言われるだろう。自分の仕事なのだから。
しかし、大学に合格することがゴールで、入学後は楽しい?遊べる?4年間、
少なくとも受験戦争が終わって、一息つける時間だった私の学生時代と比べる
と今の大学は大きく異なっている。これは文部科学省等がグローバル化する社
会の中で国際競争力が低下しつつある日本の大学に危機感を持ち、大学での教
育の質的転換を進める方向になってきたからだ。だから大学合格はスタートラ
インで更にここから4年間厳しい勉学の時間が待っているというように変えよ、
ということになってきた。それは国が求める?国際社会で活躍できる「グロー
バル人材」になれ、ということなのだろう。更に知識だけでなく、自らの頭で
考え、実践していく積極性も涵養していかなければならない、ということにな
っているし、英語等の外国語も出来なければいけない、ということにもなって
いる。
しかし、大学生全員が文部科学省の求める、このような「グローバル人材」
になる必要はあるのだろうか?そうではないだろう。様々な場所で地域を支え
る良き市民も社会には当然に必要だ。そんな良き市民を養成するのがエコミュ
ージアムではないのか、と思う。
エコミュージアムは学校でもある。これは私も作成に関わった日本エコミュ
ージアム研究会の憲章にも書いてあること。そして憲章の中では「・学校 エ
コミュージアムは、地域を学び知り、地域をつくる担い手を育む住民の学校と
して、交流、教育、展示普及活動をおこなう」とうたっている。
ではエコミュージアムは今、地域の学校としてどのような活動をし、貢献で
きているのだろうか。そしてそのエコミュージアムにどれだけの若者が関わり、
活動に加わってくれているのだろうか。
今の日本の高校までの教育はどう考えても日本の社会で良いとされる大学に
合格するための受験勉強の方に目が行きがちで、エコミュージアムに関わり、
地域を支える生徒さんなんて、なかなかいないように思う。普段の学校の勉強
やクラブ活動に忙しいだろうし、学校側も直接受験勉強に関係の無い教育に目
を向けない、或いは向ける余裕がないのが現状だ。更に大学も余裕がない状態
になるとなれば、地域について学び、支える若い人がいなくなってしまうのは
当然のことではないだろうか。勿論、大学の中に地域に貢献できる人材の養成
を目指した学部学科を設置したところがあることは知っている。だが、こんな
ギリギリと周りから締め付けられる社会になってしまってはなかなか良い人材
も育たないのではないかと思う。このような社会の中で色々な余裕を失いつつ
ある今、もう一度エコミュージアムがどのように地域の教育に貢献できるか、
また大学とは違う地域を支える人の養成ができるかを私たち日本エコミュージ
アム研究会の会員は考え直してみる時ではないかと思う。   (井上 敏)
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2.2016総会及び研究大会・予告(再掲載)
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次の日程で総会及び研究大会の開催が予定されています。
〇会 場:広島大学東京オフィス408会議室
〒108-0023 東京都港区芝浦3-3-6
キャンパス・イノベーションセンター
〇日 時:2016年7月24日(日)
13:00~14:00 総会
14:00~17:00 研究発表会
17:00 解散
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3.全国大会・日程の予定
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12/10(土)~12/11(日) 奄美大島   担当:吉兼、菊池
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4.事務局からのお知らせとお願い
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会の活動の出来、不出来は、会員お一人お一人の参加姿勢の結果です。
行事への参加、積極的な投稿をお待ちしています。
≪以下は毎号同じです。≫
▼ 会員の皆さん、それぞれの地域での活動の「ひとコマ」をご紹介下さい。
また、掲載された記事に対してのご意見、ご質問もお寄せ下さい。
メルマガを待って読んでいただけるよう内容を充実させるのも会員お一人お一
人のご参加が決め手です。ご投稿いただきたい記事として
1.ご自分の地域、あるいは訪問した「各地の活動から」
2.皆に知らせたい「行事予定のご案内・参加募集」
3.過去に訪れた場所への「気になる地域へのお伺い(質問)」
4.今後「会に望む活動」等など、特にテーマを絞りませんのでどしどし投稿
下さい。
▼ 会員外も含む、エコミュージアムに関心をお持ちの方々の情報交換の場と
してのメーリングリスト[エコミュージアムML]があります。
会員外も参加いただけますので、お知り合いにもご紹介ください。
1.お名前(本名)
2.E-mailアドレス
3.お住まいの都道府県名を事務局までお知らせください。
(これは発信専用アドレスです。ここへは返信しないでください。)
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日本エコミュージアム研究会   Japan Ecomuseological Society
事務局:
〒516-2102 三重県度会郡度会町大野木1968-3 中野喜吉 気付
E-mail:  jimu@jecoms.jp    ホームページ http://www.jecoms.jp
口座名義:日本エコミュージアム研究会
郵便振替:00170-0-74380  (会費振込先はこちら)
銀行口座:ゆうちょ銀行 店名:二二八(ニニハチ)普通預金 1624950
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メルマガ104

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日本エコミュージアム研究会メールマガジン 104号   <2016.05.15>
発行人:吉兼秀夫  編集:中野喜吉
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間もなく(5/26~5/27)の伊勢志摩サミットに向けて警備体制は強化され地
元では、移動が少々窮屈になっています。
毎年伊勢神宮へ奉納される熨斗鰒(のしあわび)の産地、鳥羽市国崎町(くざき)
では、明治になって途絶え何かある時にだけ行われている儀式 「御潜神事」(み
かぐらしんじ)が、2013年の遷宮以来3年ぶりに先日サミット記念として行われま
した。伝統行事復活は、嬉しいニュースではありますが、儀式の盛り上げには前
もってのアワビを沈めておくという裏話も・・・。
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【目次】
1.DVD『白山神社のしめ縄作り』制作を終えて
2.2016総会及び研究大会・予告(再掲載)
3.事務局からのお知らせとお願い
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1.DVD『白山神社のしめ縄作り』制作を終えて
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安藤竜二(朝日町エコミュージアム)
地元白山神社のしめ縄作りをDVDに収めることができた。多くの神社のしめ
縄が、精巧なビニール製に変わりつつある現状に、千年以上続く「伝統の技」
をマニュアルになるように残したいと思ったのだ。
さっそく、氏子会長を務める白田茂氏(83歳)にお話を伺った。ところが、
いきなり「5年前に見よう見まねで作ったのが最初」と、期待外れの答えが返
ってきてしまった。少々テンションが下がってしまったが、お願いしたことを
引っ込めるわけにもいかず撮影は進めることになった。
白山神社のしめ縄は、稲わらで作っていた。しかし、現在の稲は、昔と違っ
て背丈が短くなったため、何度も繋ぎあわせなければならない。そこで白田氏
は、昔「菅笠」作りに使っていた背丈の長いスゲ(菅)を使うことを閃いた。
暑い8月。背丈以上もあるスゲが刈り取られ、大きな束をズルズル引きずり
トラックに運び入れた。作業場に着くと、すぐに傷んだ葉を丁寧に取り除き、
1~2日天日に当て、その後は陰干しにした。
11月。乾燥したスゲの根元と根元を、麻糸で編んで繋ぐ事前準備があった。一
束繋ぐのに小一時間。作業をしながら、似た編み方で、昔「米俵」や「花むしろ」
を冬仕事で作っていたという話を教えていただいた。
12月。いよいよしめ縄を綯う作業が境内で行われた。しめ縄は左綯い。見本
にするために、白田氏が左綯いの縄を綯ってみせた。すると、左綯いのできな
い70代の氏子仲間達から小さな歓声が上がった。柴などを背負うための「荷縄」
は、ほどけづらいように左綯いで作っていたのだそうだ。
その後も、80代の白田氏が70代の仲間に指導しながら、まるで大蛇と格闘す
るかのようにしめ縄はスムーズに出来上がった。
VTRを編集しながら、このしめ縄作りは、まさに期待どおりの「伝統の技」
だと思い改めることができた。菅笠、米俵、花むしろ、荷縄。先祖から受け継
いできた手仕事の経験から、白田氏の頭の中にはしめ縄作りの方法が誰にも教
わらずとも、あたりまえに浮かんできたのだ。それどころか、藁をスゲに代用
するという現状に合わせた応用もなさっている。伝統技にはこんな伝承の形も
あったのである。
※ご希望の方に販売いたします。朝日町エコミュージアム協会へご連絡くださ
い。電話0237-67-2128
(安藤竜二)
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2.2016総会及び研究大会・予告(再掲載)
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次の日程で総会及び研究大会の開催が予定されています。
〇会 場:広島大学東京オフィス408会議室
〒108-0023 東京都港区芝浦3-3-6
キャンパス・イノベーションセンター
〇日 時:2016年7月24日(日)
13:00~14:00 総会
14:00~17:00 研究発表会
17:00 解散
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3.事務局からのお知らせとお願い
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「総会及び研究大会」の日程は、上記の通りです。カレンダーにマークを。
≪以下は毎号同じです。≫
▼ 会員の皆さん、それぞれの地域での活動の「ひとコマ」をご紹介下さい。
また、掲載された記事に対してのご意見、ご質問もお寄せ下さい。
メルマガを待って読んでいただけるよう内容を充実させるのも会員お一人お一
人のご参加が決め手です。ご投稿いただきたい記事として
1.ご自分の地域、あるいは訪問した「各地の活動から」
2.皆に知らせたい「行事予定のご案内・参加募集」
3.過去に訪れた場所への「気になる地域へのお伺い(質問)」
4.今後「会に望む活動」等など、特にテーマを絞りませんのでどしどし投稿
下さい。
▼ 会員外も含む、エコミュージアムに関心をお持ちの方々の情報交換の場と
してのメーリングリスト[エコミュージアムML]があります。
会員外も参加いただけますので、お知り合いにもご紹介ください。
1.お名前(本名)
2.E-mailアドレス
3.お住まいの都道府県名を事務局までお知らせください。
(このメルマガへは返信しないでください。)
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日本エコミュージアム研究会   Japan Ecomuseological Society
事務局:
〒516-2102 三重県度会郡度会町大野木1968-3 中野喜吉 気付
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口座名義:日本エコミュージアム研究会
郵便振替:00170-0-74380  (会費振込先はこちら)
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メルマガ103

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日本エコミュージアム研究会メールマガジン 103号   <2016.04.20>
発行人:吉兼秀夫  編集:中野喜吉
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熊本地震に、はっきりとした収束感の持てないままに悩ましい時間が過ぎて
います。被災関係者の皆様には、お見舞い申し上げます。
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【目次】
1.2016-2017年度の役員決まる
2.学校教育における「災害・防災」
3.2016総会及び研究大会・予告
4.事務局からのお知らせとお願い
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1.2016-2017年度の役員決まる
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去る3月5日(土)東京・丹青研究所において大山由美子氏、金長信明氏、林浩
二氏の3氏による開票の結果は以下の通りで、次の方々がお引き受けになりま
した。なお、任期は規定により、総会から次々総会までとなっています。
2016-2017役員選挙・開票結果
投票総数 :44通
全て白票 : 2通
有効投票数:42通
———————————-
●会長
大原一興
馬場憲一 (次点)
———————————-
●理事
井上 敏
馬場憲一
安藤竜二
淺野敏久
江水是仁
菊池直樹
今橋克久
中野喜吉
大山由美子
吉兼秀夫
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2.学校教育における「災害・防災」
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淺野敏久
熊本と遠くエクアドルとで立て続けに地震があり、多くの方々の生命や財産
が失われました。ご自身や友人・知人が被災された皆さまにお見舞い申し上げ
るとともに、心身の健康や生活のいち早い回復を祈念いたします。
このような状況で、毎月のコラムの当番が回ってきて、何を書けば良いのか、
なかなか難しいです。
さて、自分は大学で研究・教育に従事しており専門分野は地理学です。自分
は、地形地質や災害・防災などを研究している訳ではないですが、高等学校の
教科書作成で災害・防災に言及する場面があるので、今回は高校の教科書につ
いてコメントします。
地震のみならず、毎年のように発生する大雨による土砂崩れや洪水など、自
然災害が増えています。地殻変動の活発期になったという意見や、地球温暖化
による気象への影響を説く意見などもみられます。これらを背景として、教科
書の内容にも災害・防災を扱う部分が増えています。
自分が関わっているのは「地理」なので、まずはそこからです。1)地理は現
時点で日本史との選択科目なので、高校では受講しない生徒の方が多いです。
大学受験で理系の学生が、センター試験対策で受けていることが多いので、高
校で地理を学ぶ生徒は偏っています。2)今後、おおよそ二十年ぶりに[地理も
必修にする動きがあります。その時は、今以上に教育指導面での災害・防災の
比重が高まるはずです。3)しかし、高校の教育現場でそれをしっかり教えてい
るかというと、教科書で割かれている頁数の割にはこの話は扱われていません。
大学入試にあまり関係なく、また、教師も地誌的な内容を重視するので、それ
以外のことには時間をあまり割けないと聞きます。そもそも、地理が選択科目
となってかなりの時間が経っているので、地理学を学んで社会科教員になった
人が減っています(歴史学を学んだ社会科教員が地理も教える)。そうなると
ますます自然科学的な知識が必要となる部分は敬遠されてしまうようです。
また、地震や水害などの話が、なぜ、社会科の「地理」なのかといぶかしく
思う方もいるかもしれませんが、理科教育において「地学」が直面している苦
境は、社会科教育における「地理」の比ではありません。高校で「地学」を選
択できない学校の方が多いのではないでしょうか。こちらは私は関係者ではな
いので状況をよく知りませんが、実際に地学を学んでいる生徒はとても少ない
と思います。
自分自身が地理学関係者なので、ひがみもあるかもしれませんが、地殻変動
が激しく、モンスーン域にあって、いろいろな自然災害にあうリスクの高い日
本において、地形・地質や気象の仕組み、自然と人間生活との関わりを学ぶ教
科が軽視されている現状(ついでにもう一つ書くと、このグローバル化の時代
に世界各地の現状を学ぶ地理が選択科目でしかない現状)をどうしても憂いて
しまいます。教育関係者や学会等の地道な活動の末、地理再必修化は進みそう
ですが、この二十年間のブランクは大きいでしょう。
むろん、学校教育だけが全てではなく、防災・減災については社会をあげて、
地域をあげて学んでいくことが必要なのはいうまでもありません。それでも学
校教育が果たす役割は大きいです。その学校教育の現場が抱えている課題は大
変なものがあると思います。                 (淺野敏久)
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3.2016総会及び研究大会・予告
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次の日程で総会及び研究大会の開催が予定されています。詳細は、次期メル
マガでお知らせします。
〇会 場:広島大学東京オフィス408会議室
〒108-0023 東京都港区芝浦3-3-6
キャンパス・イノベーションセンター
〇日 時:2016年7月24日(日)
13:00~14:00 総会
14:00~17:00 研究発表会
17:00 解散
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4.事務局からのお知らせとお願い
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「総会及び研究大会」の日程が決まりました。カレンダーにマークをお付け
下さい。
≪以下は毎号同じです。≫
▼ 会員の皆さん、それぞれの地域での活動の「ひとコマ」をご紹介下さい。
また、掲載された記事に対してのご意見、ご質問もお寄せ下さい。
メルマガを待って読んでいただけるよう内容を充実させるのも会員お一人お一
人のご参加が決め手です。ご投稿いただきたい記事として
1.ご自分の地域、あるいは訪問した「各地の活動から」
2.皆に知らせたい「行事予定のご案内・参加募集」
3.過去に訪れた場所への「気になる地域へのお伺い(質問)」
4.今後「会に望む活動」等など、特にテーマを絞りませんのでどしどし投稿
下さい。
▼ 会員外も含む、エコミュージアムに関心をお持ちの方々の情報交換の場と
してのメーリングリスト[エコミュージアムML]があります。
会員外も参加いただけますので、お知り合いにもご紹介ください。
1.お名前(本名)
2.E-mailアドレス
3.お住まいの都道府県名を事務局までお知らせください。
(このメルマガへは返信しないでください。)
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日本エコミュージアム研究会   Japan Ecomuseological Society
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〒516-2102 三重県度会郡度会町大野木1968-3 中野喜吉 気付
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口座名義:日本エコミュージアム研究会
郵便振替:00170-0-74380  (会費振込先はこちら)
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メルマガ102

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日本エコミュージアム研究会メールマガジン 102号   <2016.03.24>
発行人:吉兼秀夫  編集:中野喜吉
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昨年夏、海外セミナーとして訪れたパリを離れたあとに大きな事件があり、
出くわさなくてよかったとホットしていたところでしたが、またまた訪問先の
ベルギー・ブリュッセルでの爆破事件と、もう何処に居ようと安心出来ない世
の中になってしまいました。当地、伊勢志摩では5月にサミットを控え、警備
が増しています。只やみくもに、ISを憎みたたく事だけを考えていては、真の
解決には及びません。つい昨日の様な気がしますが、もう13年もたってしまい
ました。アフガン、イラク侵攻からのイスラム圏への世界の対応を考えてしま
います。(N)
=======================================
【目次】
1.「エコミュージアムとレジデント型研究者」
2.事務局からのお知らせとお願い
========================================
■■■■■============================================================
1.「エコミュージアムとレジデント型研究者」
============================================================□□□□□
菊地直樹
エコミュージアムとは、地域社会の内発的・持続的な発展に寄与することを
目的に、住民の参加により環境と人間との関わりを探る活動としくみです。エ
コミュージアムいう言葉を使ってなくても、環境と人間のかかわりを探ること
から、持続可能な地域づくりを実現しようとする動きは、各地でみられるよう
になってきました。たとえば、エコパークやジオパークといったユネスコのプ
ログラムは、地域の生態系や地質の価値を学術的に認定することを軸にして、
持続可能な地域づくりをすすめようとする取り組みであり、その登録地域が急
増しています。1990年代から取り組まれてきたエコミュージアムに時代が追い
ついてきたといえるかもしれません。
ただ、気になることもあります。それは、エコミュージアム活動において、
学術的な視点がやや弱いのではないか、ということです。環境と人間の関わり
を探るエコミュージアム活動において、地域住民の暮らしや思いと学術的な視
点をつなげていくことは大事なことだと思います。しかし、エコミュージアム
に取り組んでいる地域に学術的機関が設置されていたり、専門家が常駐してい
ることは、ひじょうに稀なのが現状です。先に紹介したジオパークやエコパー
クでは、専門員を配置する登録地域が増えてきています。その理由として、地
域住民の主体性を活かす学術的な視点が、持続可能な地域づくりにおいて重要
だと考えられるようになったからではないでしょうか。
今、私は総合地球環境学研究所という研究機関で全国の「レジデント型研究
者」への聞き取り調査やそうした人たちを招いたワークショップなどをおこな
っています。レジデント型研究者とは、「定住している地域の課題解決にむけ
た研究活動をしている専門家たち」のことです。大学の研究者もいれば、博物
館の学芸員、NPOのスタッフ、行政の職員、漁協の職員等とその職種は多様で
す。つまり、レジデント型研究者とはある特定の職種をさすのではなく、上記
の特徴を持った人たちをあらわす言葉なのです。
調査やワークショップを行いながら、レジデント型研究者たちの果たす多様
な役割がみえてきています。たとえば、地域に専門的知識を提供したり、地域
住民とともに専門的知識を活用したり、地域住民や市民と一緒に調査をおこな
ったり、さまざまな関係者のコミュニケーションを促進したりといったもので
す。
レジデント型研究者は、エコミュージアム活動においてもいろいろな役割を
果たすことができるのではないでしょうか。そのためのしくみづくりが、エコ
ミュージアムの一つの課題かもしれません。(菊地直樹)
■■■■■============================================================
2.事務局からのお知らせとお願い
============================================================□□□□□
大変に遅れました20号、やっとお届けいたしました。現在ほぼ編集完了の21
号も続いてお届け出来ると思います。ご迷惑をお掛けいたしました。
≪以下は毎号同じです。≫
▼ 会員の皆さん、それぞれの地域での活動の「ひとコマ」をご紹介下さい。
また、掲載された記事に対してのご意見、ご質問もお寄せ下さい。
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人のご参加が決め手です。ご投稿いただきたい記事として
1.ご自分の地域、あるいは訪問した「各地の活動から」
2.皆に知らせたい「行事予定のご案内・参加募集」
3.過去に訪れた場所への「気になる地域へのお伺い(質問)」
4.今後「会に望む活動」等など、特にテーマを絞りませんのでどしどし投稿
下さい。
▼ 会員外も含む、エコミュージアムに関心をお持ちの方々の情報交換の場と
してのメーリングリスト[エコミュージアムML]があります。
会員外も参加いただけますので、お知り合いにもご紹介ください。
1.お名前(本名)
2.E-mailアドレス
3.お住まいの都道府県名を事務局までお知らせください。
(このメルマガへは返信しないでください。)
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日本エコミュージアム研究会   Japan Ecomuseological Society
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〒516-2102 三重県度会郡度会町大野木1968-3 中野喜吉 気付
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郵便振替:00170-0-74380  (会費振込先はこちら)
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メルマガ101

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日本エコミュージアム研究会メールマガジン 101号   <2016.02.07>
発行人:吉兼秀夫  編集:中野喜吉
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日本ミュージアム・マネージメント学会との共催のかたちで関西例会を開く
ことになりましたので今月のメルマガ発行を早めて、お知らせすることにしま
した。(N)
=======================================
【目次】
1.2015関西例会開催のお知らせ
2.事務局からのお願い
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■■■■■============================================================
1.2015関西例会開催のお知らせ
============================================================□□□□□
2015年度 日本エコミュージアム研究会(JECOMS) 関西例会
地域資源とミュージアムーエコミュージアムの可能性を考える-
【趣旨】 日本エコミュージアム研究会では昨年8月にベルギーとフランスの
エコミュージアムのスタディ・ツアーを実施し、最新のエコミュージアム事情
を調査してきました。その概略について報告をしていただき、日本ミュージア
ム・マネージメント学会(コレクション・マネージメント部会地域資源研究
会・近畿支部研究会)からの参加者と共に、博物館と地域資源との関わり、そ
してそのしくみであるエコミュージアムの可能性を考えていきたいと思います。
ふるってご参加ください。
●日時:2016年3月26日(土) 13時~17時
●場所:桃山学院大学 梅田サテライト
(詳しいアクセスについてはhttp://www.andrew.ac.jp/work/umeda.htmlを
ご覧ください。)
●参加料:無料
●申込方法: メールの表題を「JMMA・JECOMS研究会参加申込」
として、JMMA事務局(kanri@jmma-net.org)までお申込みください。
また日本ミュージアム・マネージメント学会のHPからのフォーム
(http://ssl.edlnc.net/research/)を使っての申し込みもできます。
●申込締切: 3月24日(木)です。
共催  JMMAコレクション・マネージメント部会地域資源研究会・近畿支部
●プログラム
13時10分~13時15分  開会のあいさつ
井上 敏(JECOMS理事・JMMA理事・コレクション・
マネージメント部会長・近畿支部長)
13時15分~13時30分  趣旨
井上 敏(桃山学院大学)
13時30分~14時10分  現地保存型博物館と文化財保護思想
井上 敏(桃山学院大学)
14時10分~15時40分  世界と日本のエコミュージアムの近年の動向
大原一興(横浜国立大学)
15時40分~16時    休憩
16時~16時50分    質疑応答・まとめ
16時50分~16時55分  閉会のあいさつ
吉兼秀夫 (阪南大学・JECOMS会長)
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3.事務局からのお願い
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遅れています機関誌20号の発行、今少しお待ちください。
≪以下は毎号同じです。≫
▼ 会員の皆さん、それぞれの地域での活動の「ひとコマ」をご紹介下さい。
また、掲載された記事に対してのご意見、ご質問もお寄せ下さい。
メルマガを待って読んでいただけるよう内容を充実させるのも会員お一人お一
人のご参加が決め手です。ご投稿いただきたい記事として
1.ご自分の地域、あるいは訪問した「各地の活動から」
2.皆に知らせたい「行事予定のご案内・参加募集」
3.過去に訪れた場所への「気になる地域へのお伺い(質問)」
4.今後「会に望む活動」等など、特にテーマを絞りませんのでどしどし投稿
下さい。
▼ 会員外も含む、エコミュージアムに関心をお持ちの方々の情報交換の場と
してのメーリングリスト[エコミュージアムML]があります。
会員外も参加いただけますので、お知り合いにもご紹介ください。
1.お名前(本名)
2.E-mailアドレス
3.お住まいの都道府県名を事務局までお知らせください。
(このメルマガへは返信しないでください。)
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日本エコミュージアム研究会   Japan Ecomuseological Society
事務局:
〒516-2102 三重県度会郡度会町大野木1968-3 中野喜吉 気付
E-mail:   jimu@jecoms.jp
ホームページ http://www.jecoms.jp
口座名義:日本エコミュージアム研究会
郵便振替:00170-0-74380  (会費振込先はこちら)
銀行口座:ゆうちょ銀行 店名:二二八(ニニハチ)普通預金 1624950
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メルマガ100

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日本エコミュージアム研究会メールマガジン 100号   <2016.01.31>
発行人:吉兼秀夫  編集:中野喜吉
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年が明けました。自然の時の流れは、大晦日も元旦も同じですが、人間には、
「区切り」がなくては、中々時間の把握が難しいものです。何か一つでも、た
とえ小さくても目標を決めて、進みたいと思います。(N)
=======================================
【目次】
1.年頭にあたり
2.間もなく選挙
3.事務局からのお知らせとお願い
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■■■■■============================================================
1.年頭にあたり
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吉兼秀夫
皆様遅くなりましたがあけましておめでとうございます。
昨年はJECOMS創立20周年を記念してベルギー、フランスの3つのエコミュー
ジアム(ボア-デュ-リュックエコミュージアム、ヴィロワンエコミュージアム、
アベノアエコミュージアム)を視察する研修旅行を多くの会員の参加を得て実
施することができました。訪問した3カ所は同行した大原会員、馬場会員、吉
兼が1997年に訪問したことのあるところで、その後の変化を見ると言う意味で
も実りある研修だったとおもいます。今回訪問した3カ所は3カ所とも名称を変
更しており、テリトリーも変化していました。また、社会情勢の影響を受け活
動を縮小している所もありました。エコミュージアムが地域社会の変貌や動向
に影響を受け、その姿を変えていることを確認できました。地域を映す鏡なの
だと実感しました。一方、参加者の感想は一様にフランス語圏の「エコミュー
ジアムは間違いなく博物館だ」というものでした。博物館資料にあたる「記憶
」とその記憶を保存活用する方法や担い手が異なるということはありますが、
視察した3カ所の活動は博物館そのものでした。日本では、博物館がエコミュー
ジアムの大切にする概念や手法を取り入れ、分かりやすく、何ごとにも優しい
博物館として生まれ変わる事例がみられますが、つまり、エコミュージアムが
博物館に取り込まれていて、エコミュージアムの持つ博物館機能が博物館に統
合されているような印象を持つことがありましたが、これはエコミュージアム
と博物館を別のものと考える故に、互いの領域の浸食を(私が)気にすること
であったかもしれないと反省しました。
今回の見学で、エコミュージアムの特徴としては、コレクションの学術的価
値に重点が置かれる博物館に対し、コレクションが物語る環境と歴史(人々の
暮らしの記憶)及びそのしくみを全体像として時間軸を通して表現しようとす
る所にあるのだということを確認できました。その点ではJECOMSのエコミュー
ジアムの定義は妥当なものと感じます。一方われわれは住民主体ということに
重きを置き、住民ボランティア活動に着目してきましたが、今回訪問のエコミ
ュージアムではボランティア活動はもちろんありますが、組織としてのエコミ
ュージアムがきちんと運営しているという印象を強く持ちました。記憶の収集
段階では多くの市民が協力をし、また彼らの証言が大事な記憶としてエコミ
ュージアムの財産になったようですが、この記憶をどのように保存活用するか
については科学的まなざしを持った組織的運営が行なわれていました。そのた
め博物館的印象が強かったのかもしれません。
われわれはエコミュージアムの活動自体に住民が参加する点に注目しすぎて
いたかもしれません。活動自体から住民の生き甲斐や、地域活性化に目を奪わ
れ、生きた博物館として収集した記憶に餌を与え、野にまた放すことを怠って
いるのかもしれないと思いました。筆者の用語で言えば、自文化の自分化を果
たし、自文化にのっとって歴史を創り出す人々を評価し続け、そのしくみづく
りに協力する活動であり、そのためのシンクタンク機能をエコミュージアムは
果たしているように見えました。そしてまさに地域を映す鏡として社会の変容
がエコミュージアム活動に反映する姿を確認できたと思います。エコミュージ
アムが地域を変えるのではなく、変わる地域を映すことにもっと意識を向ける
べきなのではないでしょうか。             (吉兼秀夫)
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2.間もなく選挙
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吉兼会長と私、中野事務局長の2期4年の任期が終了して、役員交代の時期に
なりました。今月中旬に、選挙及び投票の予定です。
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3.事務局からのお知らせとお願い
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編集長が都合により急遽変わり機関誌20号(2014年度分)の発行が遅れ未だ
発送できず、会員の皆様には、大変ご迷惑をお掛けしています。
お詫び申し上げます。
メルマガも号数が100号となりました。毎月の発行に、発信者側といたしまして
は原稿集めに苦心しております。会員の皆様の投稿をお待ちしています。
▼ 会員の皆さん、それぞれの地域での活動の「ひとコマ」をご紹介下さい。
また、掲載された記事に対してのご意見、ご質問もお寄せ下さい。
メルマガを待って読んでいただけるよう内容を充実させるのも会員お一人お一
人のご参加が決め手です。ご投稿いただきたい記事として
1.ご自分の地域、あるいは訪問した「各地の活動から」
2.皆に知らせたい「行事予定のご案内・参加募集」
3.過去に訪れた場所への「気になる地域へのお伺い(質問)」
4.今後「会に望む活動」等など、特にテーマを絞りませんのでどしどし投稿
下さい。
▼ 会員外も含む、エコミュージアムに関心をお持ちの方々の情報交換の場と
してのメーリングリスト[エコミュージアムML]があります。
会員外も参加いただけますので、お知り合いにもご紹介ください。
1.お名前(本名)
2.E-mailアドレス
3.お住まいの都道府県名を事務局までお知らせください。
(このメルマガへは返信しないでください。受信できません)
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日本エコミュージアム研究会   Japan Ecomuseological Society
事務局:
〒516-2102 三重県度会郡度会町大野木1968-3 中野喜吉 気付
E-mail:   jimu@jecoms.jp
ホームページ http://www.jecoms.jp
口座名義:日本エコミュージアム研究会
郵便振替:00170-0-74380  (会費振込先はこちら)
銀行口座:ゆうちょ銀行 店名:二二八(ニニハチ)普通預金 1624950
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