日本エコミュージアム研究会

Japan Eomuseological Society

 
 

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阿智村『第44回社会教育研究集会』に参加しよう

阿智村第 44 回社会教育研究集会(平成 23 年 2 月 13 日)
(主催:阿智村社会教育研究集会実行委員会、阿智村公民館/後援:日本エコミュージアム研究会) 担当理事(中野喜吉・井原満明)
今年度の日本エコミュージアム研究会の全国大会(平成23年秋開催)は長野県阿智村に決まりました。
阿智村は、『全村博物館構想』を掲げて一歩ずつ着実にと「エコミュージアム」に取り組んでおります。
今回は、タイトルでもわかるように、44回目を迎える「社会教育研究集会」が、2月13日に開催されます。これには日本エコミュージアム研究会も後援している催しです。
秋の全国大会のプレイベントとまではいきませんが、前日の12日の午後に、日本エコミュージアム研究会の実践部会として集まり、研究集会の前に阿智村の取組みのレクチャーをうけて、現場を視察し、翌日の研究集会に参加したいと思います。
阿智村には「昼神温泉」があり、12日の夜には、温泉に浸かりながら、これからのエコミュージアム運動について意見交換したいと思います。
日時も迫っておりますが、少人数でも実行し、実り多い集まりにしたいと思います。
特に、長野県や名古屋等中京、近畿地域の方のご参加を期待しております。

12日(土曜日)
集合場所■阿智村中央公民館(役場となり)
集合時間■午後1時
交通手段
①名古屋BT発11:00→12:36駒場バス停、徒歩10分程度(飯田行き)
②新宿西口BT発08:00→12:01伊賀良バス停(1時間に1本;送迎あり)
③長野BT発08:46→11:28伊賀良バス停(新宿からのバスと合流;送迎あり)
(駒場バス停からは徒歩約10分、伊賀良バス停からは送迎あり:昼食は車中で済ませて下さい)
現地研修■午後1時 全村博物館構想についてのレクチャーと意見交換
現地見学(エコミュージアムが位置づけられた貴重な資料などもあります)
午後6時 宿泊昼神温泉着、入浴、夕食時に懇親会、夜なべ談義あり(地域実践部会)
13日(日曜日) 研究集会当日2月13日(日)のみの参加も歓迎します。
阿智村『第44回社会教育研究集会』
秋の全国大会のイメージづくりワークショップ
研究集会■分科会(午前9時15分~)
①地域の子育て ②健康づくり ③福祉④自然・歴史・文化 ⑤地域と産業 ⑥合併後の地域づくり
※『全村博物館構想』は、⑤の分科会で報告されますが、参加は自由です。
エコミュージアムにとっては、すべての分科会に関連するものと思います。
■意見発表(午後1時~)
小学6年生、中学2年生、高校3年生の意見報告
■記念講演(午後1時30分~)
内橋 克人先生(経済評論家)
※終了後、帰りの時間に合わせて若干の意見交換もしたいと思います。
※帰りのバス時刻については別途ご案内いたします。
参加費用■宿泊費(1泊2食7,000円~8,000円)+懇親会費(飲みもの等実費)
参加申込みは、2月9日17時まで(時間厳守)、E-メールで井原までm-ihara@mwd.biglobe.ne.jp
もちろん2月13日(日)のみの参加も歓迎します。
申込事項
1、氏名
2、性別
3、連絡先(住所、電話、Eメールアドレス)
4、交通手段 バス(①②③から選択)、他マイカー利用等
※宿泊は、男女別の相部屋になります。

文化財行政・博物館連携部会のご案内

日本エコミュージアム研究会(JECOMS)主催
以下により、当会の「文化財行政・既存博物館との連携部会」を開催しますので、奮ってご参加ください。
1. 日時 2010年12月18日(土)  午後1時~4時30分
2. 場所 名刺と紙製品の博物館
東京都墨田区立川3-1-7 (株)山櫻墨田支店 3階
〔TEL〕03-5625-0630
〔交通〕地下鉄都営新宿線菊川駅下車 徒歩約5分
3. 内容
【報告】午後1時~2時
〔テーマ〕 「すみだと小さな博物館(3M運動)について」
〔報告者〕 墨田区文化振興財団北斎担当主任学芸員 五味和之 氏
〔司会・進行〕馬場憲一(JECOMS理事)
【現地見学】午後2時~4時30分
〔見学場所〕 墨田区内にある「小さな博物館」の「建築道具・木組資料館」(菊川1-5-3)、「桐の博物館」(両国4-1-8)、「袋物博物館」(両国1-1-7)
を見学します。JR総武線両国駅付近で解散となります。
4. 開催趣旨
この部会は、先行する文化財行政や既存博物館の実績に学びながら、日本におけるエコミュージアムの「博物館」
としての機能を考えていくことを目的に設置された部会です。
今回の部会は、東京の下町に位置する東京都墨田区の「小さな博物館」運動を取り上げます。
墨田区は江戸時代以来の伝統工芸や地場産業が盛んな町です。その墨田区で1984
年(昭和59)から産業PRと地域の活性化を目的に「すみだ3M
運動」が開始されていますが、その運動の一つとして墨田区内の産業に関わるコレクションを工場や仕事場などの一部に展示し開館したのが「小さな博物館」で、ユ
ニークな活動を展開しています。
今回の部会ではこの墨田区の3M運動の概要と「小さな博物館」について、事業開始当初から関わってきた関係者
を招き、その取り組みと実践活動の報告を伺うとともに、現地の「小さな博物館」を見学し、エコミュージアム的
活動の実態を探ることにします。
5.参加費
無料  (準備の都合もありますので、参加ご希望の方は恐れ入りますが、下記の「申込み先」にFAXまたは
Eメールにて、お名前と所属・連絡先を明記して事前に申込みをお願いします)
6.参加定員
35名  (会場の都合で、参加者が定員をオーバーする場合は、申込みの先着順とさせていただきます)
7. 問合せ・申込み先
法政大学 大学院人間社会研究科  馬場研究室
〒194-0298   町田市相原町4342
〔TEL〕 042-783-2854 (研究室)  042-783-2823(資料室)
〔FAX〕 042-783-2824 (資料室)
〔E-mail〕  kenbaba@hosei.ac.jp
担当理事:馬場

文化財・博物館連携部会のご案内

<参加者受付け中>
日本エコミュージアム研究会 文化財・博物館連携部会
「八国山たいけんの里にみる市民参加と文化財ネットワーク」
東村山ふるさと歴史館の分館施設として2009年5月にオープンした
ばかりの「八国山たいけんの里」を訪ねます。同博物館では、これ
まで市民参加の手法により遺跡公園(下宅部遺跡はっけんのもり)
を整備し市民と協働で運営してきた実績があります。「トトロの森」の
愛称で親しまれている八国山や北山公園に抱かれた本施設では、
どのような市民参加の手法が行われているのでしょうか。担当の
石川正行学芸員にお話を伺います。加えて、施設間を結ぶネット
ワークや博物館とフィールドとの繋がりを実感する「体験ウォーク」
も準備しています。会員・非会員を問わずどうぞご参加ください。
(担当理事:馬場憲一)
〇日時 2009年8月30日(日)14:00~17:00
〇場所 東村山市ふるさと歴史館・分館「八国山たいけんの里」
(東京都東村山市野口町3-48-1、TEL 042-390-2161)
[交通] 西武鉄道西武園線「西武園駅」下車徒歩約10分
〇参加費 無料
〇申込み  お名前、ご住所、連絡先mail、ご所属、会員・非会員の別を
添えて、「8/30 jecoms部会」と題してお申込みください。
日本エコミュージアム研究会 事務局(嵯峨創平)
東京都清瀬市野塩1-307-1-203(〒204-0004)
E-mail: jimu@jecoms.jp 、URL http://www.jecoms.jp/
<スケジュール(予定)>
14:00~ 開会あいさつ(馬場理事)
14:10~ 「八国山たいけんの里の開設経過とこれから」
(東村山ふるさと歴史館・学芸員 石川正行氏)
15:15~ 体験ウォーク出発
両コースとも「下宅部遺跡はっけんのもり」の見学までは共通
A:「八国山(トトロの森)自然散策コース」
B:「東村山の文化財(国宝・正福寺ほか)散策コース」
17:00~ 各コース終着点で解散
(参照URL)東村山ふるさと歴史館と関連事業
http://www.city.higashimurayama.tokyo.jp/~kakukaweb/bunrui/10-69.html

2007/7 「文化財行政・既存博物館との連携部会」

「文化財行政・既存博物館との連携部会」報告(概報)
2008年7月27日(日)午後1時から「文化財行政・既存博物館との連携部会」(略称「文化財・博物館部会」)
が開催されました。
本部会は、エコミュージアムと既存地域博物館(従来型博物館)
・文化財保護行政との連携やその課題などを様々な視点から検討していくことを目的に開催されてきました。今回の部会は、日本エコミュージアム研究会編『エコミュージアム 理念と活動』(1997年 牧野出版)にも紹介されたことがある東京都新宿区の”新宿ミニ博物館”についての報告とその見学会でした。
当日は、最初に法政大学 大学院棟(東京都新宿区)の教室で、”新宿ミニ博物館”事業開始当初から関わってこられた担当者の北見恭一氏(新宿区役所文化観光国際課 主任)から事業の具体的な話を伺いました。
北見氏の報告は、最初に新宿区の歴史と地勢について、「新宿区」が1947年(昭和22)に成立し、その区名が甲州街道の宿場町として賑わった「内藤新宿」に由来すること。大正頃からは新宿駅周辺が開発され、戦後の歌舞伎町や新都心地区なども含め、繁華街・歓楽街が街のイメージとなっていること。ついで昭和62年度から区の実施計画事業として「街は博物館構想」がスタートしたが、その構想が全庁的な事業におよぶ計画であったために、結局、上手くいかず、事業として残ったのが新宿歴史博物館(文化財担当)の所管していた「新宿ミニ博物館」であったこと。しかしその「新宿ミニ博物館」も事前の資源調査や地勢調査などが十分行われていない中で計画されてきたため、当初の計画が思うように進捗しなかったことなどについて説明がありました。
その後、報告は、「新宿ミニ博物館」事業の具体的な内容と設置されている7館の活動や特色などが紹介され、最後に、ミニ博物館事業全体についての今後の展望などが話されました。
北見氏の報告をうけて、出席していた3名の方から以下のような質問や意見が出されました。
(質問)「新宿ミニ博物館」事業を実施してきて、博物館側のメリットはありましたか。
(環境文化のための対話研究所 嵯峨創平氏)
(回答)博物館部門としてはあまりメリットはなかったが、文化財部門としては社寺の文化財の公開を促進するための施設整備を、ミニ博物館の補助金を活用していただくことで実現できた点が大変大きかった。(北見氏)
(質問)新宿区文化観光国際課に所属とのことですが、今年の秋には観光庁も設置される予定でもあり、「新宿ミニ博物館」が国際観光の受け入れの場として、新しく考えられている施策はありますか。(丹青研究所 大山由美子氏)
(回答)文化観光国際課は、今年の4月に設置されたばかりで、昨年度までの文化国際課(文化振興と国際交流所管)に観光と文化財が加わってスタートしています。ミニ博物館を観光資源として積極的に発信していくのか、国際関係で言うと外国語標記等を充実させていくのかなど、これから課として検討していくことになります。(北見氏)
(意見・質問)ミニ博物館構想は当初のペースでは出来てはいないものの、新宿という地域は沢山の歴史・文化などの地域資源が豊富で、多様なエコミュージアムの展開ができる恵まれたところだと思います。ゆっくりと進めていかれれば良いのではないでしょうか。毎年予算獲得のために、各館の実績をどのように把握されていますか。 ((特活)
茨城の暮らしと景観を考える会 今橋克寿氏)
(回答)寺社では、参拝者の数を把握されていないのでデータは挙がってきません。つまみかんざし博物館からは、来館者の人数のほか出前の出店・展示などの取組みについても報告があります。いずれにせよ各館の業務に負担をかけないようにしています。(北見氏)
報告会終了後、地下鉄で四ッ谷駅に移動し、ここを起点に、江戸城の城門であった「四谷見附跡」から「内藤新宿」(現・新宿二丁目周辺)まで四谷地区の史跡・文化財と新宿歴史博物館、さらにミニ博物館の須賀神社と太宗寺などを見学し、ミニ博物館事業の現状を視察しました。
今回の部会は、都心で教育行政のセクションが担当し展開してきた「新宿ミニ博物館」という極めて珍しいエコミュージアム的活動を取り上げ、その取り組みと実践活動について理解を深めるという趣旨での開催でしたが、西は兵庫県、北は茨城県などから22名の方々が参加し、真夏に東京を歩くという本会にとっては初めての試みでしたが、現地を見学し、日本でのエコミュージアムの多様な展開の可能性を探ることができました。
馬場憲一(JECOMS理事)

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