メルマガ154号
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日本エコミュージアム研究会メールマガジン 154号 <2021.9.30>
発行人:吉兼秀夫 編集:中野喜吉
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【目次】
1.日本エコミュージアム研究会関東例会開催のご案内
2.全国大会の予告
3.宮川流域エコミュージアム、全国大会から17年たった今は?
4.事務局からのおしらせ
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1.日本エコミュージアム研究会関東例会開催のご案内
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会員の皆さんもやっとコロナ感染が一段落し、日常生活を取り戻しつつある
と思います。
かねてより広報しておりました2021年度の関東例会を下記の通り実施すること
にいたしましたのでお知らせいたします。
三鷹市は東京の西郊に位置する自然と人々の生活が調和した街です。1970年代
からコミュニティ政策に力を入れてきた先進的な自治体で、エコミュージアム
活動はそのような中で20年以上にわたり取り組まれてきております。今回の例
会ではそのような活動の実践と課題を考えていきたいと考えております。
多くの会員の皆様の参加をお待ちしておりますので、ぜひ奮ってご参加くださ
い。
関東例会担当理事 馬場憲一 榎原亮太 森屋雅幸
記
1. テーマ
都市部自治体のエコミュージアム活動への挑戦
―三鷹まるごと博物館の実践と課題―
2. 開催趣旨
東京都三鷹市が2002年度から取り組んできているエコミュージアム事業
を具体的に理解するため、その活動と実践などの報告を聞き、モデル事業を展
開している現地を見学しその課題などを学ぶ。
3. 日時
2021年11月7日(日) 午後1時~4時40分
4. 報告会の会場と見学会の場所
・三鷹ネットワーク大学
三鷹市下連雀3-24-3 三鷹駅前協同ビル 3階
・大沢の里(モデル事業展開の場所)
三鷹市大沢6-10-15 ほか
5. 内容
〔報告会〕 午後1時~2時20分
・三鷹まるごと博物館の取り組みと現状
下原裕司 氏 (三鷹市スポーツと文化部生涯学習課主査・学芸員)
・三鷹まるごと博物館の今後の展望
馬場憲一 (法政大学名誉教授・三鷹市文化財保護審議会会長)
〔見学会〕 午後3時10分~4時40分
(見学会場へは各自、小田急バスを利用しての移動となります)
・水車経営農家 → 出山横穴墓群 → 古民家(ワサビ田)などを見学
6. 開催方法
・コロナ感染対策も考慮し報告会は会場参加とオンライン参加で募集するこ
とにいたしましたが、見学会の参加者は会場参加者のみに限定しての募集とさ
せていただきました。
・人員体制や技術的な問題もあり、見学会のオンライン開催は行わないように
いたしました。
7. 参加申込みと締切り
三鷹市と共催ですので、参加定員を会場参加者15名、オンライン参加者25名と
させていただきました。
参加をご希望される方は下記の申し込みフォームからお願いいたします。
【会場参加希望】 https://forms.gle/mi5KhbZP4k1mwMWo9
【オンライン参加】 https://forms.gle/aFuaNhxFQos3KHMF6
参加申込みの締切りは10月29日(金)とさせていただきますが、定員に限りがあ
りますので定員に達し次第、締切りとさせていただきます。
なお、オンライン参加を希望された方には「zoom使用の招待」を開催3日前の11
月4日(木)までにメールで送信するようにいたします。
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2.全国大会の予告
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全国大会のテーマ
博物館法改定、学芸員養成課程からみた今後の博物館活動とエコミュージアム
開催日時
2021年12月5日(日)午後2時から午後4時まで
Zoomによるオンライン開催
(詳細は次号でおしらせの予定)
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3.宮川流域エコミュージアム、全国大会から17年たった今は?
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中野喜吉
「宮川流域エコミュージアム」はじまりは1996年、大台ヶ原から伊勢湾にそ
そぐ宮川の上流部、宮川村(現在は三重県多気郡大台町)を中心に「奥伊勢フ
ィールド・ミュージアム」と銘打ち、スタートした活動であった。当初は県の
教育委員会の所轄事業であった。
その後1998年に流域の14市町村をまたいで「宮川と共に生きるため、住民
・企業・行政が協働して、地域の豊かな自然・歴史・文化を保全・再生しなが
ら地域の活性化を図る宮川流域ルネッサンス事業を推進し、魅力ある地域を築
く」としての「宮川流域ルネッサンス事業」の内のひとつ文化的地域振興策と
して「宮川流域エコミュージアム」活動が始まった。そこから担当部署が教育
委員会でなく県地域振興部となった。
その後10年間ほどは、活発な活動が続けられてきた。県外は言うに及ばず
遠く海外からも視察、見学にと学生、研究者達も訪れた。又、中国・成都、重
慶へとこちらからも活動の紹介、講演に出向く機会もあった。
しかしながら知事が変わり市長が変わり、県主導から市町に任せるとして下
流部の伊勢市に事務局運営がバトンタッチされ2年ごとに変わる市から出向し
た事務局員にその運営が任され、当初の理念を忘れたあるいは、知らない担当
者になり2018年にはエコミュージアムセンター「宮川流域交流館たいき」が閉
鎖とり、活動の実践部隊である「宮川流域案内人」は、その活動の拠点を
失ってしまった。それでも「宮川流域案内人の会」は、自主的自発的に活動を
続けてきたが、いま当初からの活動者は高齢となり、そこに「コロナ禍」であ
る。「コロナ」以前までは、毎年養成講座も開き新規の会員参加も呼びかけて
来たが、今、全ての動きは止まりこの先の見通しは見えない。
今までの日本エコミュージアム研究会の全国大会の中でも、より盛大な大会
が開けたこの地域の活動がしぼんでいるのは残念である。 (中野喜吉)
2004年9月17~18日・伊勢市サンアリーナにて
「日本エコミュージアム全国大会in宮川流域」
https://www.miyarune.jp/org/eco/taikai/taikai.html
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4.事務局からのおしらせ
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11月7日の関東例会、12月5日の全国大会、ご予定下さい。
会員お一人一人の行動が、会の活動を進めます。行事への積極的なご参加を
お待ちしています。
≪以下は毎号同じです。≫
▼会員の皆さん、それぞれの持ち場での活動の「ひとコマ」をご紹介下さい。
また、掲載された記事に対してのご意見、ご質問もお寄せ下さい。
メルマガを待って読んでいただけるよう内容を充実させるのも会員お一人お一
人のご参加が決め手です。ご投稿いただきたい記事として
1.ご自分の地域、あるいは訪問した「各地の活動から」
2.皆に知らせたい「行事予定のご案内・参加募集」
3.過去に訪れた場所への「気になる地域へのお伺い(質問)」
4.今後「会に望む活動」等など、特にテーマを絞りませんのでどしどし投稿
下さい。
▼ 会員外も含む、エコミュージアムに関心をお持ちの方々の情報交換の場と
してのメーリングリスト[エコミュージアムML]があります。
会員外も参加いただけますので、お知り合いにもご紹介ください。
1.お名前(本名)
2.E-mailアドレス
3.お住まいの都道府県名を事務局までお知らせください。