日本エコミュージアム研究会

Japan Eomuseological Society

 
 

メルマガ147号

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日本エコミュージアム研究会メールマガジン    147号 <2021.3.3>
発行人:吉兼秀夫  編集:中野喜吉
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コロナ19、政府の「緊急事態宣言」、今後の対応が気になる今日です。
季節は春近づくなか、気分は晴れやかにとは、まいりませんが、せめて部屋に、
花一輪でも飾ってみませんか。                 (中野)

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【目次】
1.「地域デザインとエコミュージアム」
2.「JECOMSに入会した理由と学びたいこと」
3.事務局からのおしらせ
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1.地域デザインとエコミュージアム
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(株)丹青研究所 大山由美子

社会が大きく変わろうとする現在、エコミュージアムの「環境における人間
の博物館」という概念が大きな意味を持ってきた。地震や豪雨などの大災害、
温暖化がもたらす生態系の変化により、安全・安心・心地よい地域のデザイン
が注目される。

ヨーロッパ景観条約(2000年策定)で定義された景観は、「人々に知覚され
るエリアであり、その特徴は、自然の作用、人間の作用、あるいは自然と人間
の相互作用による結果の表れである」とある。日本で景観法が施行されたのは2
005年で、各自治体で条例が制定され、地域の自然・歴史・文化を大切にした景
観計画が策定された。

当方の生活圏でもある東京都台東区景観計画では、目標像として「思い出を
守り、思い出を生み出す」と掲げられている。生活者の心を大切にする姿勢が
現れていて、地域の遺産を守り、先人の知恵に学び、将来を創造していく活動
が求められる。まさに、多様なエコミュージアム活動が地域のデザインへ大き
な役割を果たすのである。                (大山由美子)

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2.「JECOMSに入会した理由と学びたいこと」
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富山淑子
皆様、こんにちは。
会員の富山淑子と申します。メルマガに初投稿させていただきます。

*自己紹介と地域の活動

私は、大手出版社の出身で、旅の雑誌の編集制作を中心にPRに関わるお仕事に
携わってきました。現在は、お家で仕事をしながら、NPOなどで地域の旅や自然、
文化に関わる企画やPRに取り組んでいます。とても嬉しいことに、今年から学
芸員の資格をいかして地域資料館の企画やPRを担当することになりました。
大学での専攻は芸術(文芸)で、社会人になって、社会心理学やNPOのマネジメ
ント等を通信制の大学・大学院で学びました。日本画や水彩画を描くのが趣味
です。

*JECOMSに入会した理由と学びたいこと

前々からエコ・ミュージアムに興味があったのですが、その概念や仕組みをど
のように実際の活動にいかしたら良いのか学んでみたかったからです。また、
数年間関わった地元の国立公園における活動を通して、国立公園とエコ・ミュ
ージアムの関わりについても知りたいと思いました。みなさまの研究発表など
を拝見することで、エコミュージアムの概念や意義、方法を学べたら嬉しいで
す。実践的な手法を学べるワークショップなどにも参加してみたいです。

*JECOMSでしてみたいこと

「旅」の視点からエコ・ミュージアムを捉え、現在取り組んでいるNPOなどの活
動にいかせたらと思っています。できたら、その活動を通して考えたことや気
づいたこと、事例をレポートしてJECOMSで発表できたら良いな、とも思ってい
ます。まだ始めたばかりなので具体的には述べられませんが「地域の手しごと
」について興味があります。

*博物館に関わる最近の体験

昨年12月に、NYにある「メトロポリタン美術館」のオンラインツアーに参加し
てみました。こちらは、博物館の主催ではなくNY在住の旅のプランナーさんが
企画した個人ツアーです。パンデミック以降、様々な旅行会社が独自のオンラ
イン体験ツアーを提供し始めましており、私もいくつか体験しています。メト
ロポリタン美術館は、数年前に行っているのですが、今回懐かしくなり申し込
んでみました。旅のプランナーらしい、NY案内を交えた丁寧な博物館のガイド
は、心温かなもので、自宅でくつろぎながら、インタラクティブに大好きな博
物館を楽しめて満足しました。実際に足を運ぶのがベストかとは思いますが、
より多くの人に博物館に親しんで貰いやすいかなあ、とも感じました。
(富山淑子)

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3.事務局からのおしらせ
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今回は、新しい会員からご投稿頂きました。以前からの会員の皆さんもぜひ
身近な出来事ひとつでも、ご投稿下さい。
会員お一人一人の行動が、会の活動を進めます。行事への積極的なご参加を
お待ちしています。

≪以下は毎号同じです。≫
▼会員の皆さん、それぞれの持ち場での活動の「ひとコマ」をご紹介下さい。
また、掲載された記事に対してのご意見、ご質問もお寄せ下さい。
メルマガを待って読んでいただけるよう内容を充実させるのも会員お一人お一
人のご参加が決め手です。ご投稿いただきたい記事として

1.ご自分の地域、あるいは訪問した「各地の活動から」
2.皆に知らせたい「行事予定のご案内・参加募集」
3.過去に訪れた場所への「気になる地域へのお伺い(質問)」
4.今後「会に望む活動」等など、特にテーマを絞りませんのでどしどし投稿
下さい。

▼ 会員外も含む、エコミュージアムに関心をお持ちの方々の情報交換の場と
してのメーリングリスト[エコミュージアムML]があります。
会員外も参加いただけますので、お知り合いにもご紹介ください。
1.お名前(本名)
2.E-mailアドレス
3.お住まいの都道府県名を事務局までお知らせください。

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