2021年度・研究大会開催のご案内
日本エコミュージアム研究会では、今年度の研究大会を開催いたします。会員の方はもちろんのこと、会員以外の方でご関心ある方も奮って参加ください。
1.日 時:2021年7月25日(日) 14時~17時
2.会 場:リモートによるオンライン研究会(Zoom使用)として実施します
3.プログラム:
14:00 開会のあいさつ
14:05 プログラムの説明
(各発表20分、質疑15分〈交代・準備時間含む〉)
14:10 発表1
発表者:川島尚宗(広島大学総合博物館)
共同発表者:黒島健介(広島大学総合博物館)、
石丸恵利子(広島大学総合博物館)、
塩路恒生(広島大学東広島植物園)、
池田誠慈(広島大学総合博物館)、
清水則雄(広島大学総合博物館)、
淺野敏久(広島大学大学院人間社会科学研究科)
タイトル:
「広島大学総合博物館のキャンパスまるごと博物館・地域まるごと博物館構想におけるデジタルコンテンツの作成」
要旨:
広島大学総合博物館は、キャンパスまるごと博物館・地域まるごと博物館を推進してきている。2020年度のコロナ感染拡大を受けた対応として、ホームページのリニューアル及びデジタルコンテンツの拡充を推進してきている。本発表
では学内外の展示や地域資源に関する動画コンテンツ作成、QRコードを活用した植物ネームプレートとデジタルミュージアムのリンク等、当館の新たな試みについて報告する。
14:45 発表2
発表者:馬場憲一(法政大学)
タイトル:
「日本におけるエコミュージアム的な取り組みについての考察
―東京都墨田区「小さな博物館」事業の場合―」
要旨:
日本にエコミュージアムが紹介され本格的な取り組みが始まったのは1990年代初めからである。しかし日本でもそれ以前からエコミュージアム的な取り組みが自治体などで独自の事業として試みられてきている。今回はそのような事業の一つ
である東京都墨田区の「小さな博物館」事業を取り上げ、エコミュージアム的な活動の視点からその事業を考察し、その中で「小さな博物館」創設の時代背景や現在の活動状況、さらにその運営と継続の仕組みなどを検証する。
15:20 休憩(10分)
15:30 発表3
発表者:須田英一(法政大学)
タイトル:
「横須賀市におけるルートミュージアムと近代化遺産の保存・活用」
要旨:
神奈川県横須賀市は幕末の開国後に横須賀製鉄所が設けられ、明治期に入ると旧海軍の軍港として発展したことから、市内に多くの近代化遺産が点在する。
それらをサテライトとして位置付け、市内全体を軍港資料館とみたてた「ルートミュージアム」が開始された。ヴェルニー公園内には、ティボティエ邸を活用したコア施設として「よこすか近代遺産ミュージアム ティボティエ邸」が
オープンした。近代化遺産をサテライトとした新たなエコミュージアムの事例として紹介する。
16:05 発表4
発表者:佐藤真奈美(一般社団法人清水沢プロジェクト)
タイトル:
「エコミュージアムの概念を用いた小さな地域でのまちづくりへの挑戦―北海
道夕張市・清水沢エコミュージアムの事例―」
要旨:
北海道夕張市は石炭産業とともに歩み、そして凋落を経験した。当法人は、2009年に独自の「清水沢エコミュージアム構想」を提唱し、現在の市街地の中心にあたる清水沢地区に残る有形無形の炭鉱遺産と炭鉱時代から脈々と続く文化を
活かしたまちづくりに取り組んできた。その10年にわたる歩みと、地域内外の人々が相互に尊敬し合う関係を構築し、両者がともに歩む地域をつくるという理念について報告する。
16:40 発表に対する全体での意見交換
16:50 まとめ
16:55 事務連絡(今後の予定など)・閉会のあいさつ
17:00 終了
4.参加費:無料(本研究会会員の有無に関わらず)
5.参加定員:100名(定員を超える申し込みがあった場合は本研究会会員を優先し、非会員は先着順とします)
6.参加申込み:事前申込が必要です。
事前申込はこちらからお願いします。申込みの締切りは7月18日(日)15時とします。
https://forms.gle/33eEWAK9SJATYfkf6
当日のZoomへの接続先は事前に申し込みをいただき、定員内で参加が認められた方のみにお知らせいたします。お届けいただいたメールアドレスにお送りいたします。
3日前までメールが届かない場合は事務局
E-mailアドレスjimu@jecoms.jp までご連絡ください。