日本エコミュージアム研究会

Japan Eomuseological Society

 
 

メルマガ141号

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日本エコミュージアム研究会メールマガジン 141号     <2020.11.1>
発行人:吉兼秀夫  編集:中野喜吉
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いずこも「コロナ」で始まる挨拶文にうんざりの日々ですが、こういう時こ
そ期待したい世界のリーダー達ですが大国アメリカは揺れに揺れその発信に期
待出来る状態ではありません。我が日本も「GO TO ナントカ」が本当の公平な
意味ある施策となるでしょうか?どんな状況の世界になろうとも歴史に学び1
歩づつ先に進まなければなりません。その意味でもエコミュージアム、普遍の
活動を続けたいと思います。(中野)

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【目次】
1.今期の理事から(1)
2.事務局からのお知らせとお願い

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1.今期の理事から(1)
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「私遺産のエコミュージアム」                岩橋恵子

エコミュージアムに関心を持ち始めてこの20余年、国内外のエコミュージアム
を数多く訪れた。そのテリトリーの規模も風景も、具体的に展示されるものも方
法も、どれ一つとして同じものはない。それは、地域とその遺産・資源が、多様
という簡単な言葉で表せないほどに実に豊かなのだから当然といえば当然だ。だ
が、そこにはいつも共通することがあった。つまり人々の暮らしが自然と共にあ
り、地域の自然と人々の生活・生業の関係が生き生きと表現されること。解説し
てくださる方々は、そこに身を置いて聴いている私たちも住んでみたくなるほど
に、その地域に生きることへの誇りに満ちあふれていること。そしてそれらを通
して、訪れる私たちに、自らの生活のあり方を振り返り、生きることの意味を問
いかけていること・・・。コロナ禍にあって、それらが一層鮮やかに脳裏に浮か
びあがってくる。えっ、それで、私が一番印象深いのはどのエコミュージアムか
って?それはもちろん、鹿児島県霧島市隼人町の山里にある嘉例川のエコミュー
ジアムだ。平均年齢73歳、人口200人ぐらいの、創設120年の小さな駅舎を住民が
守りつつ生かしている地域だ。ここは、私にとって特別な「私遺産のエコミュー
ジアム」だ。何と言っても、訪れただけでなく、地域の人々と一緒に創ったエコ
ミュージアムなのだから。

「理事就任の挨拶」                     榎原 亮太

この度、本会の理事を仰せつかりました榎原亮太と申します。
学生時代は地域づくりに興味を持ち、熊本県小国町や東京都新島村などの山村や
離島地域に滞在し、地域の方々とともに地域社会の可能性を探究しました。
もちろん山形県朝日町も訪れおり、創遊館や佐竹家住宅でのヒアリング、りんご
温泉に浸かり、ワイン城で気の済むまで試飲しながら、豊富な地域資源に感動し
た記憶があります。
また大学で学芸員資格を取得し、現在は大学職員をしていることもあり、大学ミ
ュージアムと地域社会との関係性について関心を持っております。
本学には2つの資料館がありますが、1つはキャンパスに隣接する動物園内に設
置されているユニークな資料館です。この大学資源を活用したエコミュージアム
活動が本学においても展開できないものかと日頃から考えております。
今後は、エコミュージアムの更なる発展のため、微力ではありますが少しでも本
会のお役に立てるよう尽力して参ります。今後ともよろしくお願いいたします。

「私とエコミュージアム」                  須田英一

このたび本研究会理事を拝命いたしました須田英一と申します。どうぞよろしく
お願いいたします。
私はもともと考古学が専門であり、神奈川県下の自治体において埋蔵文化財を
中心とした文化財専門職員として勤務しておりました。その実務を通じて、遺跡
そのものや出土資料を中心とした埋蔵文化財だけでなく、長い歴史の中で地域に
根付いてきた民俗芸能、建造物、町並み、自然といった様々な文化財や、それら
を守り伝える地域の人々や団体にも出会い、広く文化財というものに触れる機会
を多く持ちました。
さらに、それらを守り伝えていく地域社会との関わりについて関心を持つよう
になりました。そして、その中でエコ・ミュージアムを知るようになりました。
茅ヶ崎市の「ちがさき丸ごとふるさと発見博物館」、平塚市の「金目エコミュー
ジアム」、福井県勝山市のエコミュージアム活動、大阪市平野区の「町ぐるみ博
物館」、島根県雲南市の「オープンエアミュージアム」等の現地を訪れる機会を
持ちました。これらエコミュージアム活動に触発されながら、これからも活動を
肌で感じながら勉強を進めていきたいと思っております。

「理事就任にあたっての抱負」                森屋雅幸

私は、現在に至るまで、地方自治体において十数年にわたって学芸員として文化
財保護と博物館活動に従事してまいりました。文化財保護では、地域住民が主体
となる文化財保護の在り方を目標として、また博物館活動では、博物館が地域住
民の地域活動の拠点となることを目標として仕事に取り組んでまいりました。こ
れまでエコミュージアムに直接関わる機会はありませんでしたが、こうした経験
と知見を活かして日本エコミュージアム研究会の発展に貢献できればと思います。
また、研究会の活動を通して私自身、エコミュージアムの理論的研究と実践を
深めるとともにエコミュージアムの学術的な振興やエコミュージアムの一般への
普及、さらに次世代のエコミュージアムの研究者や実践者の育成に寄与できるよ
う頑張りたいと思います。

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2.事務局からのお知らせとお願い
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会員お一人一人の行動が、会の活動を進めます。行事への積極的なご参加を
お待ちしています。

≪以下は毎号同じです。≫
▼ 会員の皆さん、それぞれの地域での活動の「ひとコマ」をご紹介下さい。
また、掲載された記事に対してのご意見、ご質問もお寄せ下さい。
メルマガを待って読んでいただけるよう内容を充実させるのも会員お一人お一
人のご参加が決め手です。ご投稿いただきたい記事として

1.ご自分の地域、あるいは訪問した「各地の活動から」
2.皆に知らせたい「行事予定のご案内・参加募集」
3.過去に訪れた場所への「気になる地域へのお伺い(質問)」
4.今後「会に望む活動」等など、特にテーマを絞りませんのでどしどし投稿
下さい。

▼ 会員外も含む、エコミュージアムに関心をお持ちの方々の情報交換の場と
してのメーリングリスト[エコミュージアムML]があります。
会員外も参加いただけますので、お知り合いにもご紹介ください。
1.お名前(本名)
2.E-mailアドレス
3.お住まいの都道府県名を事務局までお知らせください。

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