日本エコミュージアム研究会

Japan Eomuseological Society

 
 

メルマガ110

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日本エコミュージアム研究会メールマガジン 110号   <2016.12.31>
発行人:大原一興  編集:江水是仁
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【目次】
1.元「川根まるごと博物館」からのご案内
2.日本エコミュージアム研究会全国大会報告
3.事務局からのお知らせとお願い

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1.元「川根まるごと博物館」からのご案内
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静岡県を流れる大井川の上流域では、かつて「川根まるごと博物館」としてエコミュー
ジアム活動が展開されていました。
現在は以前ほどではないようですが、エコミュージアム的活動が自然に展開されている
ようです。
今回は、エコミュージアム的活動にかかわっていらっしゃる、会員の長塚 誠 氏より、
会員の方々へ情報提供の依頼がありましたので、以下その内容をお送りいたします。

エコミュージアム関係者各位
当地域、静岡県 川根本町は<川根まるごと博物郷>と称し、エコミュージアム活動を
した時期もございました。
現在も自然にエコミュージアム的活動は、見て取れます。
大原会長の表現をかりますと、テーマ活動をローカルなエリア活動として集約するツー
ル、あるいは器としてエコミュージアムという概念は有効と考えるところです。

ところで、当町にて大井川にかかる吊り橋(中部電力所有)、そして青部小学校(川根
本町所有の木造校舎)が存続の危機に直面しています。
当エリアは、ユネスコによる「南アルプスエコパーク」に登録http://minami-alps-br.org/
された地帯でもございます。
里地の環境保全も重要な要素といわれます。

そんな中、青部バイパス整備に関連して、青部小学校の解体が現実化してきているよう
です。
新しい道路の脇の古いものは、この機会に除去しよう、ということでしょうか?あるい
は、バイパス整備に関連させ、解体工事の財政措置を講じたのかもしれません。
青部小学校の沿革は下記にまとめましたが、65年経た木造校舎が、美しく現存していま
す。
その脇には青部吊り橋がございます。役割を終え、危険を伴う、という事で、中部電力
は撤去を表明しました。
川勝静岡県知事の判断にて、撤去は免れましたが、封鎖されています。
また、建設中の青部バイパスを挟んで、大井川鉄道青部駅がございます。無人駅ではあ
りますが、青部駅と青部小学校を間に走る「きかんしゃトーマス」はお伽の世界です。
青部小学校の維持管理が、町の負担と捉えたとしても、たとえば、取得者に今後負担し
てもらう方向もありえます。更に、固定資産税が町に入ることもありえます。
青部小学校保全のため、美しい川根保全のため、大井川鉄道存続の一つの素材として、
青部小学校、青部吊り橋を存続したいものです。
どうかエコミュージアム関係者の皆様にも関心を寄せていただきたく、お知らせする次
第です。
不十分な情報提供ですが、どうぞよろしくご支援、ご助力お願いいたします。

青部小学校の沿革について
1874年(明治7年4月) 旧貴徳寺に誠育舎を創設。
1890年(明治23年4月) 東川根村立東川根尋常小学校青部分教室
1892年(明治25年) 東川根村立青部尋常小学校
1952年(昭和27年5月) 校地移転、新校舎落成。この校舎が現存している。
1955年(昭和30年) 講堂 1960年(昭和35年) 給食室増築。
1955年(昭和30年10月) 本川根町立青部小学校。
1968年(昭和43年3月) 廃校。4月千頭小学校に統合。
閉校後は和光大学関係機関に貸与。本年度にて終了。
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2.日本エコミュージアム研究会全国大会報告
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2016年12月18日(日曜日)に、日本エコミュージアム研究会全国大会が神奈川県
茅ヶ崎市にて開催されました。
茅ヶ崎市では、市全域を建物のない博物館と見立て、文化、歴史、自然、産業、商業、
公共施設、人材等を幅広く抽出し、調査・研究し、魅力を整理・周知し、相互的に関連
づけ、活用を図ることで先に述べた課題を解決につなげ、ひいてはまち全体の活性化を
図ろうとする目的で、「茅ヶ崎丸ごとふるさと発見博物館」としてエコミュージアム活
動が展開されています。
当日は午前10時よりエコミュージアム活動に触れるオプションエクスカーションが開
かれました。
また、午後1時から茅ヶ崎市総合体育館2階会議室で開催された全国大会では、茅ヶ崎
市長 服部 信明 氏からのあいさつののち、会員からの発表と、神奈川県下で展開するエ
コミュージアム活動に関する事例報告がありました。
詳細は、紀要「エコミュージアム研究」にて報告予定です。
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3.事務局からのお知らせとお願い
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遅くなりましたが、事務局引き継ぎ業務が完了しました。今回からは、事務局として
江水が担当いたします。不慣れな部分が多々あり、ご迷惑をおかけする場合があるかも
しれませんが、どうかよろしくお願いいたします。

≪以下は毎号同じです。≫
▼ 会員の皆さん、それぞれの地域での活動の「ひとコマ」をご紹介下さい。
また、掲載された記事に対してのご意見、ご質問もお寄せ下さい。
メルマガを待って読んでいただけるよう内容を充実させるのも会員お一人お一
人のご参加が決め手です。ご投稿いただきたい記事として

1.ご自分の地域、あるいは訪問した「各地の活動から」
2.皆に知らせたい「行事予定のご案内・参加募集」
3.過去に訪れた場所への「気になる地域へのお伺い(質問)」
4.今後「会に望む活動」等など、特にテーマを絞りませんのでどしどし投稿
下さい。

▼ 会員外も含む、エコミュージアムに関心をお持ちの方々の情報交換の場と
してのメーリングリスト[エコミュージアムML]があります。
会員外も参加いただけますので、お知り合いにもご紹介ください。
1.お名前(本名)
2.E-mailアドレス
3.お住まいの都道府県名を事務局までお知らせください。
(これは発信専用アドレスです。ここへは返信しないでください。)

(これは発信専用アドレスです。ここへは返信しないでください。)
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日本エコミュージアム研究会   Japan Ecomuseological Society

事務局:
〒259-1292 神奈川県平塚市北金目4-1-1
東海大学課程資格教育センター博物館学研究室 気付
TEL:0463-58-1211 内線3189

E-mail:  jimu@jecoms.jp ホームページ http://www.jecoms.jp
口座名義:日本エコミュージアム研究会
郵便振替:00170-0-74380  (会費振込先はこちら)
銀行口座:ゆうちょ銀行 店名:二二八(ニニハチ)普通預金 1624950
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