日本エコミュージアム研究会

Japan Eomuseological Society

 
 

メルマガ69号

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日本エコミュージアム研究会メールマガジン 69号 <2013.05.15>
発行人:吉兼秀夫  編集:中野喜吉
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【目次】
1.研究大会&総会のお知らせ
2.「復興計画とエコミュージアム」
3.理事会の概要
4.事務局からのおしらせ
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もう夏が来たかと思われるような暑い日があったり不規則な気候ですがいかが
でしょうか。

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1.研究大会&総会のお知らせ
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日本エコミュージアム研究会・総会と研究大会2013

〇会 場:「アネックス・パル法円坂」
JR大阪環状線「森ノ宮」西へ600m(徒歩10分)

〇日 時:2013年6月23日(日)

▲総会に先立って、「なにわの宮」見学会が行われます。
ご出発前に、当研究会のホームページで時間などご確認ください。

予定11:30~12:30 大阪歴史博物館「なにわの宮」見学
▲  参加事前申込者には入場特典あり(長山理事のお取り計らい)。
集合場所:大阪歴史博物館入口(地下鉄「谷町4丁目」が最寄り)
参加申込は、事務局まで、件名を「なにわの宮見学申込」として、
お名前を連絡ください。

13:30-14:00 総会(パル・アネックス法円坂)
14:00-17:00 研究発表会
17:00 解散

研究会テーマ「エコミュージアム活動の経験から考え直す『地域と住民』」

研究大会を総会と併せて開催いたします。
それに伴って、研究発表者を公募いたします。

1.研究発表の申し込み締め切り:5月31日(金)

2.申し込み内容
自由研究発表の応募について
(1)研究内容 エコミュージアムに関する研究
(2)応募資格 連名者に本研究会の会員が含まれていること
(3)申込み必要事項
発表題目、氏名、連絡先(住所、電話、FAX、E-mail)、所属(勤務先)、
および  発表時の使用希望機器、200字程度の簡潔な発表要旨。

送付先  jimu@jecoms.jp

※発表者には、後日、2013年度機関誌『エコミュージアム研究19号』への
論文、報告として投稿していただきますので、よろしくお願いします。

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2.復興計画とエコミュージアム
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㈱地域計画研究所 井原満明
(木島平村農村文明塾事務局長/公民館長)

東北大震災が2年を経て、ようやく復興への取組みが聞かれるようになりま
した。そして、少しずつしかも確実に動いているのはどうも地域の住民の方た
ちの取組みで、行政が取り組んでいる復興には、まだまだ問題と課題が山積み
のようです。

被害が甚大なだけに復旧・復興計画の大きな課題は、巨大な防潮堤の整備、
沈下した土地基盤の嵩上げ、集団移転の宅地造成などのインフラ(都市基盤)
整備などがあります。また、生産の場を奪われた被災者の生活再建補償、津波
という長時間目に焼き付けられた恐怖感、ふるさとに戻るか戻らないかとの葛
藤、そして福島原発のように戻りたくても戻れない被災者の置かれた厳しい状
況があります。

あるニュースで被災地の事を紹介していた番組のことですが「江戸時代の津
波により、漁の安全を祭る神社が流され、津波が及ばなかった小高い丘に再建
した。当初は、被害者を偲ぶために毎日参拝していたが、時間と共に毎日が週
に2~3回に、そのうちに月に1回程度になり、気が付いてみれば面倒だからと
言って海岸端に移して、今回また被災した。」ということです。言い換えれば、
毎日の参拝が日常的な避難訓練になっていたのです。

山古志の復興計画に関わったときに、近代的なバイパス道路の多くが崩壊し、
通行止めであった旧道伝いに被災地へいったことがあります。今回も、古い土
蔵や大きな鳥居などが被災地に残り、また大きなタンカーや漁船が残されたり
しています。地域づくりについても近代的な技術だけではなく、農山村での培
われた技術による確かさなども大切な事です。

今回は、地方都市や農山村漁村での被害であり、大都市と比べて地域資源※
が豊富に賦存する地域です。歴史的な地域資源、自然的な地域資源などをこれ
からの地域づくりにどう活かしていくのかが課題であり、その意味で復興計画
にエコミュージアムの視点を導入することが求められているのではないかと考
えております。

※地域資源には、一般的な資源と異なる3つの要素を持っています。

①「非移動性」:土地や気候などの地域資源は人間による空間的移動が出来な
い。
②「有機的連鎖性」:森林、水、耕地など有機的連鎖を持っており、この連鎖
が破壊されたとき地域資源の有用性が失われる。
③「非市場的性格」:上記2つの側面の規定を受けて何処でも調達不可能であ
り、市場メカニズムになじまない性格を持っている。(永田恵十郎氏)

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3.理事会の概要
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さる4月21日(日)阪南大学・南キャンパスにおいて2013年度第1回理事会が
行われました。事務局から2012年度決算内容、会員状況(個人会員140、団体
会員6、寄贈先1)が報告され、また機関誌18号の進捗状況が編集長・淺野理事
から報告されました。

議事内容としては、来期予算の検討、総会の開催時期及び場所が決定されま
した。(別項目に詳細あり)

次期大会場所として「京都・伏見」または「平野市」を検討し、2014年度は
「福井・勝山市」を予定するとされました。

その他、今後の行事予定に今秋に博物館部会(東京三鷹)、関東例会(福島)
の提案を検討することが決まりました。

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4.事務局からのお知らせ
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機関誌18号は、2012年度の全国大会開催が年度末の3月8-9日であった事から
発行が遅れ6月末頃の予定となります。お待たせいたしますがご了承下さいます
様お願いいたします。

会員の皆さん、それぞれの地域での活動の「ひとコマ」をご紹介下さい。
また、掲載された記事に対してのご意見、ご質問もお寄せ下さい。
メルマガを待って読んでいただけるよう内容を充実させるのも会員お一人お一
人のご参加が決め手です。ご投稿いただきたい記事として

1.ご自分の地域、あるいは訪問した「各地の活動から」
2.皆に知らせたい「行事予定のご案内・参加募集」
3.過去に訪れた場所への「気になる地域へのお伺い(質問)」
4.今後「会に望む活動」等など、特にテーマを絞りませんのでどしどし投稿
下さい。

会員外も含む、エコミュージアムに関心をお持ちの方々の情報交換の場とし
てのメーリングリスト[エコミュージアムML]があります。もしアクセス不可能
な方みえましたら、事務局までご連絡ください。
今までご利用のml-ecom@ml.ritsumei.ac.jp は閉鎖いたしました。
新しく ml-ecoms@googlegroups.com  をご利用ください。

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日本エコミュージアム研究会   Japan Ecomuseological Society
事務局:
〒516-2102 三重県度会郡度会町大野木1968-3 中野喜吉 気付
E-mail:   jimu@jecoms.jp
ホームページ http://www.jecoms.jp
口座名義:日本エコミュージアム研究会
郵便振替:00170-0-74380  (会費振込先はこちら)
銀行口座:ゆうちょ銀行 店名:二二八(ニニハチ)普通預金 1624950
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