できるだけ多くの方にご参加いただき,情報や意見の交換をして,議論を深めたいと思います。
皆さま,会場にお越し下さい。(研究大会担当:広島大学・淺野)
〇会 場:東京工業大学キャンパス・イノベーションセンター(東京都港区芝浦3-3-6)
5階 リエゾンコーナー509
JR山手線・京浜東北線の田町駅から徒歩1分,地下鉄都営三田線・浅草線の三田駅から徒歩5分。
[地図]http://www.isl.or.jp/campusinnovation.html
〇日 時:2012年6月9日(土)
13:00~14:00 総会
14:00~17:00 研究発表会
17:00 解散
〇研究大会プログラム(発表順は変わるかもしれません)
14:00~14:30 納所二郎(NPO法人ミュゼダグリ)
【演題】伝統野菜での町おこしから江戸東京野菜コンシェルジュ育成事業まで(招待発表)
大都市郊外の農地が減少の一途をたどる中,都市の農地を残したいと活動をはじめたのがNPOミュゼタグリである。都市農業に付加価値をつける方策はないかと,「江戸東京野菜」による小金井農業の活性化とまちおこしを狙った活動を展開してきた。最近は,食育や地産池消の普及推進、農業の活性化を目的として,「江戸東京野菜」の普及推進を図る人材を育成し、学校教育や社会教育の現場に派遣する事業に取り組んでいる。報告では,これらの経緯と取り組みの内容について紹介する。
14:30~15:00 黒澤友彦(NPO法人自然文化誌研究会),木俣美樹男(東京学芸大学),井村礼恵(鶴川女子短期大学)
【演題】エコミュージアム日本村の活動
山梨県小菅村は、多摩川の最上流部にあり、多摩川流域450万市民の源流部に位置する村である。「エコミュージアム日本村」構想の元に、地域住民から大学まで、多くの人々が連携している。小菅村中央公民館をコア・ミュージアムとして、展示及び事務局機能をおいて、情報の発信基地として整備している。また、村内にはサテライトを設け、訪問者及び村外者に周知を図っている。2009年9月には、第15回日本エコミュージアム研究会全国大会を小菅村で開催し、地域、プログラムの紹介を行い、更なる整備を進めていくことになった。
15:00~15:30 林健児郎(広島大学・大学院生)
【演題】自然体験活動整備事業における協働の現状と課題~広島県廿日市市吉和での事例から ~
過疎化や高齢化が進む中山間地域の活性化が模索されている。西中国山地の豊かな自然を活用した、自然体験活動整備事業を委託されたNPO法人S(本発表者が代表)の1年間の 取り組みの中で収集した知見、インタビュー、フィールドワークでの情報より、どのように事業を展開すれば活性化が進むのか、行政、当該地域の施設、住民等との関わりから明らかになった現状と課題について、協働の視点から考察をおこなう。
15:30~16:00 吉兼秀夫(阪南大学)
【演題】まちかど博物館とエコミュージアム
日本にエコミュージアムが本格的に導入される前から小さな博物館活動やまちかど博物館活動が行われていた。これらは地域の文化、産業を現場で紹介し、自文化の自分化を図ろうとするものであった。墨田区、三重県などの取組は今も継続され、さらにまちづくり、観光資源化、文化振興、産業振興へと波及する姿も見られる。最近増殖しているまち歩き、ガイドウォークなどの活動型取り組みと対比しながらエコミュージアムの視点を通して検討したい。
16:00~16:30 淺野敏久(広島大学)
【演題】活動を続けるということ–東広島市での2つの里山活動から
1990年代中頃,東広島市でいくつかの里山活動が生まれた。しかし,10年以上の歳月が経過し,それぞれ異なった展開を迎えている。その中から,活動が全県に広がり各種表彰を受けるまでになった「西条・山と水の環境機構」による山と水のグラウンドワーク活動と,一時の盛り上がりを失ったものの,場所と人とが緩やかに結びついて「なんとなく」続いている「東広島ルーラル・アメニティクラブ」の活動を紹介しつつ,エコミュージアムにおける組織について考えたい。
16:30~17:00 総合討論