日本エコミュージアム研究会メールマガジン 47号
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日本エコミュージアム研究会メールマガジン 47号 <2010.8.7>
発行人:大原一興、 編集人:嵯峨創平
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[目次]
1.日本エコミュージアム研究会 関西例会の予告
2.2010年度全国大会in山形県朝日町の予告(10月23-24日)
3.機関誌16号の自由投稿原稿公募のお知らせ(再掲)
4.連載エッセイ 「エコミュゼの歩き方 フランス編(4)」
5.事務局からのおしらせ
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■1.日本エコミュージアム研究会 関西例会の予告
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滋賀県近江八幡市西の湖周辺の水郷は、2006年1月に第1号の重要
文化的景観に選定された。また、ラムサール条約の指定湿地「琵琶湖」
の一部を構成する。
西の湖は、琵琶湖に現存する最大の内湖である。内湖の多くは、食糧
増産のために干拓されたが、西の湖は、ヨシ産業に用いるヨシ地保全
と治水のために、残されてきた。ヨシの生育する内湖は、稚魚や水鳥の
生息地・希少な植物の生育地としての生態系保全、水質浄化、伝統的
な文化的景観保全等で、その重要性が見直されている。
中でも、西の湖に浮かぶ2.5haの「権座」は、ヨシ地に囲まれ、田舟で渡
って耕作する水田として注目されている。重要文化的景観に選定されて
以降、権座は、酒米作りや、子どもたちの田植え体験、収穫祭等の地域
イベントの場として、利用されている。また後ろに連なる里山林ではイノシ
シが増え、農作物被害が問題であるが、地元と都市住民が協働して林を
伐採し、開けた場所を作り被害を軽減する取り組みも行われている。
集落営農を通じて、それなりに手間をかけながらも楽しんで農作業を行
い、その中で環境保全、文化継承に取組んでいる白王町の住民と、交流
する。
【参考】8月18日(水)19:30~NHK「ちょっと変だぞ日本の自然」の中で、
「竹やぶとイノシシ」が放映される。見学予定の里山にNHKが取材に来た
ので、白王町の皆さんと例会の担当者の野間会員が出演する。また、路
線バスで通過する近江八幡市の旧市街は、保存・再生した八幡堀、周辺
の伝統的建造物群保存地区やヴォーリズの建築が見られるので、時間
に余裕のある方は、行き帰りに立ち寄られることをお奨めする。
○日時:2010年10月2日(土)~10月3日(日)
○場所:滋賀県近江八幡市の水郷地帯
○集合 近江鉄道バス長命寺線(土曜ダイヤ)白王口着 12:53
JR近江八幡駅発 12:40
○参加費(検討中) 1部のみ参加者(資料代・田舟代)
1部・2部参加者(+宿泊費)
1部・2部・3部参加者(+乗船代)
<プログラム>
【第1部】 近江八幡市白王町権座および里山再生プロジェクト活動地の
見学と白王町の住民との懇談 2010年10月2日13:00~17:00
【第2部】 夜なべ談義
2010年10月2日17:00~22:00
【第3部】 西の湖周辺の見学
2010年10月3日9:00~12:00
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■2. 2010年度全国大会in山形県朝日町の予告(10月23-24日)
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テーマ 丸ごと博物館とエコミュージアム
大会の趣旨
日本にエコミュージアムが紹介されて20年以上が経ちました。朝日町
エコミュージアムは日本の先がけとして日本のエコミュージアム運動の
先頭にたってきました。
時代にあったのか、エコミュージアムの考え方が、全国の数多くの地域
や自治体で、町づくりや地域おこしの考え方に、取り入れられています。
特に、エコミュージアムの「地域全体が博物館」の考え方は、地域丸ごと
博物館などの形にも進化しています。
今回の大会では、エコミュージアムと丸ごと博物館を取り上げて考える
ことにより、日本のエコミュージアムの現状と将来の可能性について、
具体的に検証します。
あわせて、朝日町のエコミュージアム20年の姿を体験すると共に、朝
日町エコミュージアム案内人の取り組み、地域再発見の方法としての
宝さがしの様子、QRコードを使用した町の案内システムを紹介し
ます。
○日時 平成22年10月23日(土)~24日(日)
○開催場所 山形県西村山郡朝日町
○主催 日本エコミュージアム研究会
全国大会朝日町実行委員会
〈日程(案)〉
▽10月23日(土)午後2時開会
朝日町エコミュージアムの見学会
コアとサテライト
エコミュージアム実践地報告会
くろいしまるごと博物館(青森)
秋田内陸エコミュージアム(秋田)
西和賀エコミュージアム(岩手)
三島町エコ・ミュージアム(福島)
宿泊 / 朝日岳山麓家族旅行村Asahi自然観
▽10月24日(日)
早朝見学会(オプショナル)
朝日町エコミュージアムの催し参加
1.朝日町エコミュージアム20年の報告
2.写真家阿部幸作氏の撮影した8mm上映会 他
ディスカッション
テーマ / 丸ごと博物館とエコミュージアム
以上の内容は案ですので変更されることもあります。
申し込み要領は決まり次第、日本エコミュージアム研究会
ホームページ(http://www.jecoms.jp)で公表します。
問合せ先 : NPO法人朝日町エコミュージアム協会
メール eco@town.asahi.yamagata.jp
電 話 0237-67-2128(月・木曜日休館)
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■3.機関誌16号の自由投稿原稿公募のお知らせ(再掲)
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機関誌16号編集委員長 馬場憲一
日本エコミュージアム研究会の投稿規程・執筆要領(いずれも、機関誌
『エコミュージアム研究』に掲載)に沿って、「論文」は10頁まで、「報告」
は6頁まで、「書評」「レターズ」は2頁までを公募いたします。
ただし、 「論文」とされたものについては、査読するという原則から、提出
いただいたものに簡単なコメントをつけてお返しし、再投稿をお願いする
こともあります。
投稿応募者には電子的な原稿用紙(MSWordのテンプレート)を送付致し
ますので、次の期限にしたがってご応募下さい。
○応募期限:2010年8月15日まで
タイトル、氏名、所属を、メールにてJECOMS事務局宛お送りください。
○原稿投稿期限:2010年10月15日まで
レイアウトまで含めた完成原稿を、メールにてJECOMS事務局宛お送
りください。
以上
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■4. 連載エッセイ 「エコミュゼの歩き方 フランス編(4)」
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今井信五(jecoms理事)
ブルターニュはフランス西部に位置し、今もケルトの文化の伝統が強く残る
地域です。
民族や文化の違いによる差別、冷涼な気候による農業所得の低さなどから
ブルターニュの人々は、多民族国家フランスの中でも、バスク地方と並んで
地域意識が強いところです。サッカーやラグビーなどの国際試合会場では、
フランス国旗とともに、チーム内の地域出身選手を応援するためにブルター
ニュの旗(かつての王国の旗)が振られるのをよく見かけます。国鉄のローカ
ル線を担うブルターニュ地方鉄道の車両には、フランス語とブルトン語(地方
言語)で会社名が書かれていますが、それは地域言語であるブルトン語の使
用が国によって認められていることをあらわしています。
■モン・ダレのエコミュゼ(ECOMUSEE des MONTS D’ARR?E)
アルモリック地方自然公園域に1982年設立されたエコミュゼは、16世紀から
の水車を中心とした谷間の集落(1965年に廃村)と18世紀建造のコルネック
家の2か所からなり、19世紀から現在までのこの地域の日常生活を展示や
活動で体験できます。
□住所:Moulin de Kerouat 29450 Commana
Tel: 02 98 68 87 76 www.ecomusee-monts-darree.fr
開館:3月中旬~10月末 10h~18h 土曜休(7・8月 11h~19時 無休)
入館料:4.5? パスポート・フィニステール(*) 3? (コルネック家1.5?)
*Passeport Finistere はフィニステール地域にある18の博物館が割引や
無料になる小冊子で、最初に入館した博物館でもらえます。詳しくはwww.cg29.fr
アクセス:国鉄SNCFのMorlaixから30kmほど、タクシーかレンタカーでの移動
になります。
次回はレンヌのエコミュゼをご紹介します。
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■5.事務局からのお知らせ
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○2010年度会費のお振込みをお願いいたします。ご不明の点について
は、事務局までお問い合せください。
〇新年度のスタートに伴い、ご所属や連絡先・送付先等の変更があった
方は、下記の事務局宛てにご一報頂ければ幸いです。
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日本エコミュージアム研究会 事務局 Japan Ecomuseological Society
東京都清瀬市野塩1-307-1-203(〒204-0004)
NPO環境文化のための対話研究所(IDEC)内
嵯峨創平 SAGA Sohei
E-mail: jimu@jecoms.jp Fax: 042-495-8963 URL: http://www.jecoms.jp/
郵便振替:00170-0-74380
銀行口座:三菱東京UFJ銀行 所沢支店 普通0051860
口座名義:日本エコミュージアム研究会
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