日本エコミュージアム研究会メールマガジン 36号追補
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日本エコミュージアム研究会メールマガジン 36号追補 <2009.6.10>
発行人:大原一興、 編集人:嵯峨創平/中野喜吉
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[憲章]
エコミュージアム憲章2009
前文
この憲章は、G・H・リヴィエールが提唱したフランスにおけるエコミュージアムの「発展的定義」を踏まえ、日本的に解釈したものである。
定義
エコミュージアムは、地域社会の内発的・持続的な発展に寄与することを目的に、一定の地域において、住民の参加により環境と人間との関わりを探る活動としくみである。
対象
エコミュージアムは、ある一定の地域の多様な自然環境とそこにおいて成立した有形無形の生活・文化・産業の遺産や記憶・様式等を、過去・現在・未来を通じて、総合的・統合的に対象とする。
活動
エコミュージアムは、地域資源を学習、調査・研究、保全・利活用する機能をもち、次のような諸活動を行う。
・学校 エコミュージアムは、地域を学び知り、地域をつくる担い手を育む住民の学校として、交流、教育、展示普及活動をおこなう。
・研究所 エコミュージアムは、地域のための研究所として、専門家と共に科学性をふまえ学際的な調査・研究をおこなう。
・保全機関 エコミュージアムは、多様な自然や生活文化を含む地域資源の保全機関として、記憶の収集および持続的利活用をおこなう。
しくみ
エコミュージアムは、住民が主体となり、行政や地域の様々なセクターと協働するしくみである。推進にあたっては、専門的職員を配し、地域の各分野や利用者の参加による企画運営、専門家との連携による学術的研究についての組織を構成する。
2009年5月24日、日本エコミュージアム研究会総会で採択された。
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日本エコミュージアム研究会 Japan Ecomuseological Society
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