メルマガ28号
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日本エコミュージアム研究会メールマガジン 28号 <2008.9.28>
発行人:吉兼秀夫、 編集人:中野喜吉
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[目次]
1.2008年度 日本エコミュージアム研究会全国大会・明日香
2.事務局からのお知らせ
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■1.2008年度 日本エコミュージアム研究会全国大会・明日香
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テーマ 「地域まるごと博物館構想と世界遺産」
2008年11月8日(土)~11月9日(日)
主催:日本エコミュージアム研究会
共催:大化塾・明日香村・飛鳥保存財団
後援(予定):国土交通省近畿運輸局・国営飛鳥歴史公園・奈良県
大会の趣旨
エコミュージアム活動はますます全国で増加し、エコミュージアムの概念の普及が進んでいることを示しています。また、その捉え方や取り組み方は地域の実状に合わせた多様で個性的なものとなっています。一方、世界遺産登録における公募制の導入で多くの地域が登録をめざし始めています。世界遺産は住民の生活遺産に力点を置くエコミュージアムとは方向が違うものと思われがちであったかも知れませんが、地域の環境と一体化した文化的景観への注目度が増し、世界遺産登録をめぐって地域の遺産への再認識を指向する活動が多くなっている現状では、両者の共通点と相互の協力関係を検討することは意味あるものとなっています。
日本エコミュージアム研究会(略称 JECOMS)は2008年度、明日香村まるごと博物館の実現を目指し、同時に世界遺産暫定リストに掲載された奈良県明日香村を会場としてエコミュージアムと世界遺産の関係について検討したいと思います。また、日本エコミュージアム研究会に加入されてはいないが、エコミュージアムとして注目すべき活動をされている団体もお招きし、相互の情報交換を含めて議論し、エコミュージアムサミットと題したシンポジウムをあわせて開催いたします。皆様のご参加をお待ちしております。
日本エコミュージアム研究会(http://www.jecoms.jp)
会長 吉兼秀夫( yosikane@hannan-u.ac.jp)
開催場所
11月8日 奈良県明日香村 研修宿泊施設 祝戸荘(宿泊も同じ)宿泊定員 60-80人
11月9日 奈良県明日香村中央公民館 250人収容(一般公開)
祝戸荘 奈良県高市郡明日香村祝戸302 電話0744-54-3551
中央公民館 奈良県高市郡明日香村川原91-1 電話0744-54-3636
日程
11月8日(土)
1.ワークショップ棚田コース(奥飛鳥見学と棚田保存活動) 行程6-8㎞程度
2.ワークショップ里山コース(奥飛鳥見学と景観復元活動) 行程6-8㎞程度
3.ワークショップ高松塚・キトラ古墳コース(壁画保存活動) 行程3-4㎞程度
4.ワークショップ竹細工コース(里山クラブ活動紹介) 行程2㎞以内
集合場所はいずれも近鉄飛鳥駅前 13時35分 雨天実施(荒天企画変更)
○地元素材による食のプレゼンテーション 18時30分 会場:祝戸荘
○村民劇団寸劇 20時00分 会場:祝戸荘
○夜なべ談義 (地酒持ち込み歓迎) 21時30分 会場:祝戸荘
パネル展示:祝戸荘(翌日は中央公民館)
11月9日(日)
早朝 野鳥観察会を兼ねた里山ウォーク 会場:祝戸荘周辺
○午前
ワークショップ 初日のワークショップの共有と提案・発表 会場:中央公民館
パネル展示(ポスターセッション 村内事例および全国事例))会場:中央公民館
○昼食
古代米弁当と飛鳥鍋
会場:石舞台古墳または央公民館(天候によって決定)
○午後 (ここから一般公開)
歓迎演奏(13時05分)
「八雲琴」(明日香村伝承芸能保存会)
基調講演 13時30分
「石見銀山協働会議の成果」 島根県大田市教育部長 大國晴雄
シンポジウム(エコミュージアムサミット)14時25分~16時25分
北海道壮瞥町(洞爺湖周辺地域エコミュージアム ジオパーク候補)
三松正夫記念館長(洞爺湖周辺エコミュージアム友の会長) 三松三朗
山形県朝日町(朝日町エコミュージアム実践地 世界遺産候補最上川流域)
NPO朝日町エコミュージアム協会 副代表理事 安藤竜二
山口県萩市(萩まちじゅう博物館 世界遺産候補)
萩まちじゅう博物館館長 高木正熙
鹿児島県奄美市(奄美ミュージアム 世界遺産候補)
奄美市立奄美博物館館長 中山清美
コーディネーター 日本エコミュージアム研究会会長 大化塾塾長 吉兼秀夫
コメンター 明日香村村長 関義清
閉会セレモニー(16時30分)
●ワークショップ(各15-20名)
①ワークショップ棚田コース(奥飛鳥見学と棚田保存活動)
石舞台古墳見学のあと、阪田(都塚古墳、うまし酒オーナー制度)、稲渕(棚田保存、案山子ロード、勧請縄、石橋、南渕請安の墓)、栢森(勧請縄、森の手作り塾、飛鳥川源流保存)の3集落を観光ボランティアガイドと巡り、稲渕で都市農村交流による棚田保存をしている棚田ルネッサンスの役員から60体の案山子の並ぶ棚田を歩きながら棚田保存の苦労話と課題を聞きます。
②ワークショップ里山コース(奥飛鳥見学と景観復元活動)
石舞台古墳見学のあと、阪田(都塚古墳、うまし酒オーナー制度)、稲渕(棚田保存、案山子ロード、勧請縄、石橋、南渕請安の墓)、栢森(勧請縄、女渕、森の手作り塾、飛鳥川源流保存)の3集落を観光ボランティアガイドと巡り、栢森で里山の景観に熱い夢を持つ古老から景観復元活動の話を聞きます。
③ワークショップ高松塚・キトラ古墳コース(壁画保存活動)
高松塚古墳壁画もキトラ古墳壁画もカビなどによる劣化によって高松塚は解体、キトラは壁画はぎ取りによって修復作業に入っています。主を失った古墳を訪ねて遺跡のあり方について考えます。あわせてキトラ古墳周辺地域の整備計画についてのアイデアを皆さんで出していただきます。サプライズなプレゼントも検討中です。
歴史公園館で概要説明-高松塚古墳修復施設-高松塚古墳-壁画館-(キトラ古墳へ)-キトラ古墳-(時間があったら 棚田を見ながら宿舎へ)
④ワークショップ竹細工コース(里山クラブ活動紹介)
竹の浸食は大きな問題になっています。国営飛鳥歴史公園のボランティア団体「里山クラブ」のメンバーと明日香村の竹を使った竹細工ワークショップを行います。
里山クラブの活動も合わせて伺います。時間があれば甘樫丘に登り明日香法のかかる地域とそうでない地域の景観の差を見学します。
歴史公園館講義室-公園内部で竹細工づくり-甘樫丘見学(景観比較)
⑤予備(参加者が多い場合は一つ増やします)
●参加費等
宿泊費(祝戸荘)朝食付き6000円 交流会および夜なべ談義 4000円
2日目昼食(飛鳥鍋と聖徳弁当)1000円 参加費 2000円(サミットは無料)
●申し込み方法
下記の内容を葉書にて申し込んでください。
jecomsホームページ(http://www.jecoms.jp)に書式あります。
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2008年度日本エコミュージアム研究会明日香大会申込書
1.氏名
2.性別 男 女
3.住所 〒
4.連絡先 電話
5.メール
6.所属
該当欄に○を付けてください
(11/8) ワークショップ
7. 第1希望 1. 2. 3. 4.
8. 第2希望 1. 2. 3. 4.
9. ウェルカムパーティ 参加 不参加
10. 夜なべ談義 参加 不参加
11. 宿泊(朝食付き) する しない
(11/9)
12. 早朝野鳥観察会 参加予定 未定
13. ワークショップふりかえり 参加 不参加
14. 昼食 要 不要
15. シンポジウム 参加 不参加
16.利用交通機関 公共交通機関 自家用車等
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同伴者のある場合個々に同内容の情報お送り下さい。
部屋割りのため性別を必ずお知らせ下さい。
jecomsホームページ(http://www.jecoms.jp)から申込用紙をダウンロードして
吉兼秀夫(担当理事 yosikane@hannan-u.ac.jp)宛メールで申し込んでも結構です。
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日本エコミュージアム研究会 Japan Ecomuseological Society
事務局
〒516-2102 三重県度会郡度会町大野木1968-3 中野喜吉 気付
E-mail: jimu@jecoms.jp FAX : [...]